PCオーディオ必須のフリーソフトに日本語版が!

日記・雑記
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私のPCオーディオにおいて必要不可欠なフリーソフトであり、個人的にもPCオーディオをやっている人に導入を強く推奨したいフリーソフトの1つでもあるSpybot Anti-Beacon。

Spybot Anti-Beaconとは,Windowsパソコンから発信される位置情報やエラー情報、診断情報などといった様々なデータを収集する「テレメトリ」と呼ばれるトラッキング機能を沈黙させるフリーソフトですが、このテレメトリというのが使用者のプライバシーに関わる情報をMSに提供する機能であるだけでなく、オーディオにとっても音質劣化の原因になる厄介な機能なんですよ。

Spybot Anti-Beaconはこのテレメトリを簡単な操作で沈黙させることができるフリーソフトで、実際に導入したところ顕著な音質改善効果が確認されたため、音質改善とプライバシー対策の観点から現在では私の手持ちのパソコン全てにSpybot Anti-Beaconを入れてます。

そのうえSpybot Anti-Beaconの開発元であるSafer-Networking社は、スパイウェア対策の定番フリーソフト「Spybot Search & Destory」の開発元でもあるためこの手の問題に強く、信頼性も保証済み。

ヴァージョン3.9までは英語版とドイツ語版しかなかったのですが、

2024年4月にリリースされたヴァージョン4.1で、ついに日本語版が実装されました。

デフォルトでは白い画面ですが、設定変更で上画面のようにダークモードにすることもできます。私の手持ちのパソコンにはGPUがあるものとないものがあるため、GPUがあるパソコンはダークモードにして、GPUがないパソコンはデフォルトにしています。PCオーディオ用のパソコンはGPUがあったほうが音質がよく、GPUありのWindows7パソコンのほうが、GPUなしのWindows10パソコンよりも音質が優れていたので!

ヴァージョン4.1では日本語版がリリースされただけでなく、機能も強化されていて、

ヴァージョン3.9までは有料版(Spybot Anti-Beacon Plus)でないとテレメトリブロックできなかった「Windows Optional Telemetry」が、

ヴァージョン4.1からは無料版でも「Windows Optional Telemetry」がテレメトリブロックできるようになりました。

さっそくインストールして「Windows Optional Telemetry」をブロックした状態で聴いてみましたが、従来より音の奥行き感や空間再現能力が明らかに良くなっていて、彫りの深さも増すなど明らかな音質改善効果が確認できました。

そのうえ、Spybot Anti-BeaconはWindows10やWindows11だけでなく、既にMSのサポートが終わっているWindows7やWindows8.1でも動作するのが嬉しいところ。実際にWindows7(64bit版)パソコンにヴァージョン4.1をインストールして正常動作することを確認しています。

Spybot Anti-Beacon – Spybot Anti-malware and Antivirus

https://www.safer-networking.org/spybot-anti-beacon/

上記サイトをクリックして、画面を下に移動させると出てくる「Download」のところをクリックすると無料版のインストール用ファイルがダウンロードできます。インストールの作業を進めていく途中で有料版をインストールするために必要なプロダクトコードを入力する画面が入るのですが、機能面では無料版(Free)で十分事足りるので、「Free」のところをクリックしてインストールを進めてください。

OSをインストールしているCドライブ用SSDがM.2 NvmeSSDのパソコンでも音質改善効果が確認できるのですが、もうすぐお役御免になるOSをWindow7からWindows10にアップグレードした古いパソコンのほうが改善効果が大きいと感じています。

ちなみにOSをWindow7からWindows10にアップグレードした古いパソコンも複数ありますが、元からあったCドライブ用のHDDに関しては、インテル製SSD、もしくは東芝製やキオクシア製のNANDメモリを使ったSSDに換装しています(2.5インチSATA SSDもいろいろ試したが、Intel製と東芝(KIOXIA)製が音質面で優れている)。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 8050Aさん
    こんばんは

    興味があったので、Spybot Anti-Beaconの日本版をインストールしてみました。
    我が家の場合「Windows Optional Telemetry」をブロックすると、70個のブロックが表示されました。これだけブロックすると効果も大きいだろうと思い、聞いてみると、Spotifyは、おっしゃるような「従来より音の奥行き感や空間再現能力が明らかに良くなっていて、彫りの深さも増すなど明らかな音質改善効果」が確認されました。

    ファイル再生は、普通のハードディスクからAudirvanaを利用しているのですが、こちらも、Spotifyほどではないのですが、同様の効果はあると感じました。

    まだ導入したてで、いろいろと確認はできていませんが、もう少し知見を深めたいソフトですね。

    ご紹介ありがとうございました。
    以上、とりあえずお礼のご報告まで。

    • ゲオルグ さん、コメントありがとうございます。

      SpotifyやAudirvanaでも効果がありましたか!
      私はYoutubeとMusicBeeで効果を確認しましたが、
      「Windows Optional Telemetry」をテレメトリブロックした効果は相当なもので、間違いなく音のクオリティが上がってます。
      無料版のSpybot Anti-Beaconでテレメトリブロックできるテレメトリは、ブロックしても通常の使用に影響がないものばかりなので積極的にテレメトリブロックしてみてください。
      私の場合、Spybot Anti-Beaconによるテレメトリブロックに加え、SSDを2台以上搭載するデュアルストレージにしたうえで、ページングファイル(仮想メモリ)を再設定してページングファイルの容量を2940MB前後に設定するという合わせ技で大幅な音質改善が実現することを確認しています。

      ページングファイル(仮想メモリ)の再設定方法については、以前にもとりあげたのですが→ https://philm-community.com/8050a/user/diary/2022/10/21/8471/

      パソコンのOSがインストールされているCドライブ用のSSDがマザーボードに直接装着するM.2 NvmeSSDであるパソコンでは、Spybot Anti-Beaconによるテレメトリブロックとページングファイルの再設定でスピーカーの存在が「消える」現象がたびたび起こっています。
      古いパソコンに多い、Cドライブ用のSSDが2.5インチSATA SSDのパソコンにおいても、「Windows Optional Telemetry」をテレメトリブロックしたことでスピーカーの存在が「消える」現象が発生したパソコンが発生しています。
      2025年10月でWindows10のサポートが終了することでお役御免になる、Windows10パソコンの有効活用につながるかもしれません。

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