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Auro-3D友の会夏の合宿「フォッサマグナツアー」報告その2 グランドスラム邸

日記・雑記
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25日午後、X1おやじ邸から車で会津のグランドスラム邸へ車2台で移動し、その日は大江戸温泉物語あいづ泊となる。26日は9時からグランドスラム邸での試聴会。

グランドスラムさんは、専用電柱から配電というリスニング棟を建築し(投稿のアイキャッチ画像参照下さい)、内装といえば音響デザインのプロが設計に関わって出来上がった、理想のオーディオ環境を構築なさっております。メインスピーカーはいわずもがなグランドスラム、左右フロント、センター、左右サラウンドと5個(ほぼ)同一スピーカー、そしてAuro-3D再生を意識し最近アップグレードしたのが、ハイトスピーカー群。B&W 805D2・ダイアモンドシグナチャー)シリーズを配置しております。 B&W 805シリーズはフロアスピーカーとしては大型ということではないですが、ハイト、天上スピーカーとしては大きく重く(12kg程)存在感があります。この設置を自分でやったグランドスラムさん、命かけてご自分でセッティングした根性と勇気に敬意の念が堪えません。

 この日のハイライトは2点。

1点目は、フロアレベル(一層)はX1おやじ邸と同一ブランドのスピーカーだが、2層目がKEFからB&Wに変化していることでのAuro-3D再生への影響です。

 KEF LS50 Metaに比して、1周り大きなスピーカーであるB&W805はどうなのか?興味深く聴いておりました。X1邸でもAuro3Dの立体音響のご利益は十分感じられたのですが、グランドスラム邸のお部屋はX1おやじ邸よりは2周り小さいのですが、Auro3D再生の効果としての奥行、縦方向の空間の広がり度合いとしては優っているとdonguriには感じられました。まあ、ハイトスピーカーの配置の難易度から言って、これ以上のSPは望めないと思います。これら印象は、donguriはやはりKEF系よりB&W系の音を好む人間であるので、B&Wの音がなっていると嬉しいというバイアスも大きいかもしれません。

 2点目はDirac Liveの効果です。Dirac Liveとは、室内の音響を多面的に測定しそれに基づいてスピーカー再生に関する問題を解決する高度な音響補正システムなわけですが、日本国内では、DENONMarantzの一部のAVアンプ、そしてグランドスラム邸で利用しているストーム・オーディオのAVプロセッサなど機種でしか利用できません。ただ、PCといくつかのオーディオインターフェイスを組み合わせればできるようですが。一般の人には敷居が高いです。今回は、Auro3D友の会会長が直々にグランドスラム邸のAVプロセッサにインストールから始まり、キャリブレーションマイクを使った設定を行ってくれました。どんな感じなのか初めて目の当たりにすることができました。そして肝心の効果ですが、低音の引き締まり感がよくなり、さらにボーカルや楽器などの音像がくっきりするという効果がdonguriには感じられました。Audyssey より高度な補正ができることになっていますが、実効性としてどれくらい差があるかは、リスニングルーム状況によっても変わってくるかなとも思います。Dirac Liveを導入するには今のAVアンプを取り換える必要がありますので、donguriとしてはすぐ導入は出来ませんが、チャンスがあれば試したいという野望が沸き起こっていたのでした。

 グランドスラムさん、この度は大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。ミュージックサーバー&DACなど使い方についてdonguriほとんど知らなかった世界については今後ご指導をお願いいたします。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. donguri様

    今回は遠方よりお越しいただきまして、誠にありがとうございました。
    donguriさんとは、以前に会長宅にお邪魔していろいろとお話をさせていただいたので、音に対する言語の共有化はできているかと思います。音の好みについては、多分、我が家のWilsonのエネルギー感優先の音よりもB&Wの繊細感や透明感優先の音の方が好みなのかとは思います。そんな好みの違うdonguriさんに、我が家の音はどう聴こえるだろうかというのは、私にとっても興味津々でした。

    結果はというと、本文にもあるように一応は合格点はいただけたのかなとは思います。それもこれも全てDirac Liveのおかげなのですが、まあそれはWilsonの基礎体力があったからこそということにしておきましょう(笑)

    一つ訂正です。2層目3層目のB&W805は、ダイヤモンドではありません。donguriさんのところのように805Dを導入する財力はありません(笑)

    実は805Dの導入も考えてはいたのですが、ドルビーアトモスとの比較という試聴環境を作るために、当初は全て805で考えていました。それが何かの拍子で805signatureが1セット手に入ってしまったものですから、どうせならフロント3本は全て805signatureで揃えようという話になってしまい、当初予定していた805同士での比較試聴というプランはどこかにいってしまいました。そしてあろうことか、リアハイトまで805signatureで揃えることになってしまったというオチまでついてしまいました(笑)

    昨日、フロントのグランドスラムの側板を外して、ミッドレンジとツイーターの距離調整を終了しました。皆さんにお越しいただいた時には、そこまで調整する時間がなく、従来設置していた4.2mの距離設定で聴いていただいたのですが、今回試聴位置である3mに調整したことによって、より音の定位がはっきりとして、やはり、基礎体力を向上させることは大切なんだなあと再確認しております。今日からは、センターとリアのグランドスラムの距離調整をしたいと思うのですが、またあの重い側板を6枚も脱着するかと思うと気がめいりそうです。

    来月ぐらいには、AVプリも16ch→24chにバージョンアップされ、多分、会長一押しの新機能であるARTも導入され、インストーラ―Auro3D氏による再調整も完了するかと思いますので、お時間ができましたら、また、お越しください。その際は、ミュージックサーバーやマルチチャンネルDACのお話もさせていただきたいと思っています。

  2. グランドスラムさん

    コメントありがとうございます。

    >一つ訂正です。2層目3層目のB&W805は、ダイヤモンドではありません。donguriさんのところのように805Dを導入する財力はありません(笑)

    805Sigunatureはダイヤモンドツイーターになる前とはいえ、
    16.5cmケブラーのウーファーはやっぱりB&Wの音で、
    donguri好みの音なのでしょうね。
    もう一点大事なこととして、ハイトSP群がシリーズとして
    統一しているのが良いと思いました。

    ダイヤモンドツイーターになると値段が倍くらいになりますね。
    アルミニウムツイーターとハイトSPとしての利用でどれくらい差として感じられるのか
    興味が湧きますが、気楽に試してみてとは言えない課題です。

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