結論的には、メーカーのうたい文句通りの「音がクリアになる」「うるささを感じなくなる」というものでした。ですが、地味だがいぶし銀のような効果を感じるので、詳細の変化について記録しておくことにしました。経緯と結果は下記です。(この効果確認はkonadeを付けて400時間以上経過した後の感想なので、デフォルメされていないと思います)
<経緯>
オフ会時にtonkatsuさんが持ち込んだkonadeの効果に耳が惹かれたので、興味を持ちました。この時はピクッとしましたのでデフォルメして感じたのだと思います。早速のように2個ほど調達したのですが、購入品が持ち込み品の効果に劣るので頭を悩ませていたところ、「konadeをこねてから性能が安定するまでに1週間かかる」と開発者からの情報です。
アースは効果が大きいものの、その不可解な性質から、ずっと関心を持って来ました。konadeは開発者がコンデンサー型と位置付けています。konadeの複合材料がノイズ成分を吸収し放出するので、コンデンサー型とのことでした。そして、konadeは可聴帯域のノイズも吸収するとのことです。新たなアース研究の材料を手にしましたので、ワクワクしながら効果確認をしました。
<確認結果>
アースには諸々の効果の出方がありますが、自宅でのkonadeの効果は主に「ノイズ低減=SNの向上」と感じました。
エージング時間:約400時間 (CDPを通電したままでkonadeを接続)・・・12日ほどで音の変化を感じなくなった
設置場所:CDPのアース端子にkonade2個を接続・・・現状で音質効果が高いと感じた仕様
試聴結果:大きな音質や定位などの変化はないものの、基本性能がワンランクアップしたような変化を感じた
・・・「音がクリアになる」「うるささを感じなくなる」
<ソフト毎に気付いた点>
①プランジャーク クァルテット/Mozart:String Quartet 1 Praga Digitals SACD
このソフトは、紗絵嬢のコンサートでサロンの至近距離で聴いて感動したことから、度々オーディオチェックやオフ会での選曲に使っている音源です。弦楽四重奏曲で、録音がよく、生演奏に近い音が聴けます。この優秀録音のSACDから、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンがハモリの演奏をした時に、これまで二つの音が合成されて一つに聴こえていた音が、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが別々に聞こえるようになりました。従来は、合成された一つの基音とハーモニーだったものが、二つの基音とハーモニーとして聴けるようになったのです。
これは驚異的なことです。生演奏を至近距離で聴いても、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンのハモリの音は合成されて一つの音に聞こえます。いくら聞き耳を立てて、別々に聴こうとしても出来なかったことが、オーディオから聴こえてきたので驚きました。
②KKV 30 Years’ Fidelityより、男声ボーカル+合唱 KKV CD
このソフトは、KY氏から「ボーカルの位置が低い」と指摘されて、耳位置の変化をスピーカー前ボードの位置で調整しすることにしたCDです。録音はとてもよく、臨場感あふれる音源です。聴きどころは女声と男声の合唱と男声ボーカルの対比としていました。この女声と男声の合唱に変化が出ます。これまでは、「女声が下に、男声が上にいる」と感じていたのですが、「女声は下の前に、男声は上の後ろに」と上下のみではなく前後も明瞭に感じることが出来るようになりました。音量を上げても、ボーカルのサ行が気にならなくなるなども感じます。
③再生難曲のグリモー / Credo DG SACD
このソフトは、これが鳴らせれば「オーディオ上がり!?」と達人たちの間でも話をされている再生難曲です。難しい点は二つあります。
「ピアノとオーケストラと合唱をバランスよく、スケール豊かに鳴らすこと」、「中間部の不協和音にまみれたガチャガチャとした部分がうるさくならないこと」
スケール豊かに鳴らすためには音量が必要です。音量を上げるとガチャガチャした部分がうるさく感じます。両立するのが難しいのですね。
konadeは「音量を上げるとガチャガチャした部分がうるさく感じる部分に効きます」、耳障りに尖った音が滑らかになるのです。
<確認結果まとめ>
繰り返しとなりますが、拙宅でのkonadeの効果は全体的には「音がクリアになる」「うるささを感じなくなる」の2点です。そしていぶし銀のような効果を、ソフト毎に感じることがあったということになります。この変化を大きいとするか、小さいとするかは個々人の感じ方だと思いますが、自分にとっては大きな効果と感じました。しかもkonadeは安いので、コストパフォーマンスは抜群ですね。 <参考>tonkatsu邸で感じた効果
今回の効果確認は、konade2個をCDPのアース端子に付けた結果となりますが、「konade1個ならどの程度なのか?」「設置場所を変えたらどうなるのか?」「同じ仮想アースとの比較ではどうなるのか?」「大地アースとの比較はどうなのか?」「アースの最適な組み合わせは?」など実験を進めていこうと思います。これらの比較評価をするにあたっては、評価方法も並行して検討する必要がありそうです。
現在の給電回路
こんなてんこ盛りですが、確実にプラスの効果がありました。
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