コンツェルトハウスのまとめ – 7th Wien Sound

日記・雑記
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7th Wien Soundについては、ムージークフェライン サウンドのまとめを集大成として実施する予定ですが、その前にコンツェルトハウスでの体験から思うことのまとめを実施します。聴いた回数は多いのですが、狙いからは外れてしまい結果はもう一つだったため、次回があればリカバリーしたいと考えています。

 

7th Wienでのコンツェルトハウス コンサート体験

①3/3 コンツェルトハウス大ホール グレンミラー ジャズコンサート 最前列のセンター

②3/4 コンツェルトハウス小ホール Musica Juventutis 最前列のセンター

③3/5 コンツェルトハウス大ホール スウェーデン放送響 1階席ステージ横

④3/10 コンツェルトハウス中ホール ウィーン・カンマー管弦楽団 2階席中央2列

⑤3/10 コンツェルトハウス大ホール チェコフィル 1階席ステージ横

⑥3/11 コンツェルトハウス大ホール チェコフィル       3階席後方

 

コンツェルトハウス大ホール体験

 

①グレンミラー ジャズコンサート (PA使用)

最前列のセンターで聴いた

・音量は十分

・鮮烈な音

・音に包み込まれる感覚

・ダイレクト感は思ったより少ない

最前列で聴いた割にはダイレクト感が感じにくかったです。目の前にもPA用のスピーカーも設置され、音量や鮮烈さは十分だったが、音に包み込まれる感覚で、ダイレクト感が思うほどなかったのが意外でした。ジャズですから、特に身体にダイレクトに飛んでくる音と、身体を包み込むような響きを感じたかったのですが、実音も響きも混じり合う形で聴こえてきます。悪くはなかったのですが、最前列で聴くとこんな感じになるのだと思いました。コンツェルトハウス大ホールでのお気に入り席を見つけるのが課題です。

自分は時差ボケで眠気が出てしまいましたが、満席の会場はサルデンの名司会で盛り上がるよいコンサートだったと思います。

 

③スウェーデン放送響

1階席ステージサイドの横向き席

・ステージに近いのに音量感は小さい

・実音と響きのバランスは悪くない

・ダイレクト感が薄い

マーラーの歌曲では、主役の歌が音量が小さく、ダイレクト感も感じなかったので眠気がさしてしまいました。オーケストラも音量が小さく、ダイレクト感も薄いため響いてこなかったです。この位置は2度と選ばないでしょう。コンツェルトハウス大ホールでのお気に入り席を見つけないとなりません。

 

⑤チェコフィル 第1夜

③と同じ、1階席ステージサイドの横向き席

・音量感は薄かったが、不満はなかった

・実音と響きのバランスは悪くない

・ダイレクト感が薄い

スウェーデン放送響のコンサートで、この席の音は気に入らないと覚悟して聴きには行ったのですが・・・

日本公演で感動した「同じ曲」「同じ指揮と編成」で期待していたのに、もう一つの結果だったので残念です。よい演奏とよい音のセットにならないと感動は得られないことを実感しました。

 

⑥チェコフィル 第2夜

3階席の一番奥で聴いた 第1夜が1階席のステージ横近い位置に対して、第2夜はステージから一番遠い位置で対比が面白い

・音量は小さいが割とよく聞こえた(最大音圧80dB:数値に対しての音量感は感じなかった)

・実音と響きのバランスは、響き中心

・ダイレクト感はない

思ったよりもよく聞こえました。特にシフのピアノの粒立ちの良さには驚きます。演奏の力も大きいですね。音量は80dBまで上がりましたが、音量感とダイレクト感はなかったです。ただ、1階席の1/3の料金はリーズナブルと感じました。地元の学生さんは、このあたりで食い入るように聴いていたのが印象的です。

 

コンツェルトハウス中ホール体験

 

④ウィーン・カンマー管弦楽団

2階席中央2列

・音量はやや小さめ(演奏内容次第)

・実在感と臨場感のバランスがよい

・会場全体の響きを感じる

・ダイレクト感は薄い(演奏次第:クトロワッツのピアノはダイレクト感があった)

このコンサートでは、リスト ラプソディNo2とモーツァルト セレナーデは音量的に物足りなさを感じましたが、クトロワッツのピアノ協奏曲は申し分なかったです。メモには驚きの曲、演奏、サウンドと書いてあります。この曲は本当に感動しました。これまであまりよい印象を持っていなかった中ホールの評価が変わりました。機会があれば、2階バルコニーのステージやや前方から聴いてみたいと思います。

 

コンツェルトハウス小ホール体験

 

②Musica Juventutis

最前列のセンターで聴いた

・音量は満足した

・実音主体で響きは感じにくかった

・思ったほどのダイレクト感はなかった

歌声のまとめで記載した内容と同じです。プログラムは、ソプラノ、サックスソロ、ファゴットアンサンブルとありましたが音に満足したのはファゴットアンサンブルのみでしたた。ソプラノもサックスソロも音量はありましたが、ダイレクト感が薄いのです。実音主体で響きも感じにくく、最前列はダメだなと思いました。以前にこのホールで聴いた時は、1階6列目のセンターで「中音量でも体に感じる音=ダイレクト感の高い音」だったので、このあたりに気に入るポイントがありそうです。マーラーホールでも、6列センターで音量感とダイレクト感があり、響きの質感も好ましく感じました。反面、ムジークフェラインでは、このあたりがもう一つでしたので、もう少し深堀が必要になります。

 

以上、コンツェルトハウスでの大中小ホール別のホールサウンドの感想まとめとなります。

 

<大ホール>

・ステージの音が上に向かうので、2階席、3階席で聴くのが好ましい

・ホールの容積が大きいので、音量が稼ぎにくいため、2階バルコニーのステージ近傍がよさそうに思える

・2階バルコニーのどのあたりがよいかは、実音と響きのバランスで決まる

・これまでの感触では、左右の1,2,3ブロックが好みと思われる

・左か右かは、ホールはシンメトリーなので楽曲により決まる

 

<中ホール>

・2階席中央部分も悪くないが、ダイレクト感が薄い

・中ホールのよさを感じ、音量感とダイレクト感を得るには、2階のバルコニーが好ましいと感じた

 

<小ホール>

・最前列はステージと近すぎて、響きとダイレクト感が得にくい

・音量感とダイレクト感と響きのバランスが取れるのは、4~7列目のセンターが好ましいと思えた

 

コンツェルトハウスでは、ホールサウンドの精通度が低かったため、今回はハズレくじを引くパターンが多かったです。このまとめから、次の機会にはアタリくじを引く準備が整いました。

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