今回の話は、私が考えるKoNaDe作成時の問題点です。
ちなみに、これが必ずしも正しいとは限りませんのであしからず。マネされる場合は自己責任にてw
実は、1週間前から同時進行でKoNaDeの作成をやってました。
購入から作成まで半年遅れましたが、私の悪い癖で、工具や部品が揃わないと途端にやる気が無くなるというw
私にとってのKoNaDe作成においての最大のヤマは、KoNaDeの捏ね方とケーブル挿入&先端処理です。
KoNaDeにケーブルを挿入しますが、水を含んだモノに裸銅線を直接接触させるのは些か抵抗があります。
メーカーが、「無酸素銅で、イオン交換性で中性だから錆び難い」とは言っても。。。です。
そもそも、某大手ケーブルメーカー(日本製1社、海外製1社)のモノを使った事がありますが、被覆アリにもかかわらず、無酸素銅が1年ちょっとで内部酸化で茶褐色か、酷いのは真っ黒けでした。
それ以来、その2社のケーブルは使っていませんが。
もう一つ、大地アース工事を施工したりやり直したりの依頼を受けた時に、既存の埋設アース棒を引き抜くと、大地に染み込んだ雨水などで銅製アース棒の銅色が全く見えないくらいにサビサビになっています。
普通は、「何も錆対策せずに裸で入れるから」という理由もありますが。。。。。
大地アースで今回のKoNaDeに似たようなモノがありますが、それは「接地抵抗低減材」というモノで、電解物質を含む顆粒状のモノを水で練り混ぜ合わせるという、正にKoNaDeと用途は似たようなものです。
この、「接地抵抗低減剤」も色々種類がありますが、基本、KoNaDe同様に水で捏ねるモノが多い中で、「水で捏ねないモノ」があり、それは接地棒表面酸化防止効果が入っていたりしていて、水で捏ねるタイプよりも錆び難くなっている傾向にあります。
これら理由で、KoNaDe粘土に埋めるアースケーブルは、「極力、表面酸化しないようにしたい」というのが私の趣旨です。
色々考えた結果、KoNaDeに埋める側は、金メッキ製圧着端子を使う事にしました↓(金メッキも経年劣化で若干、表面白化しますが、銅丸出しよりかかなりマシかと)
先に圧着端子を付ける事で、裸線を一切触らずカッターで切り込みを入れて取り出すことが出来ます↓
PVC被覆は剥いて付属の綿袋を掛けますが、綿は水を通すので、PVCは全て剥かずに、裸銅線が水分に触れないようにKoNaDeに埋める部分だけはPVC被覆を残しておきます↓
熱収縮チューブを使うケースもある様ですが、私は酸化防止を第一に考えるので、ホットボンドで隙間という隙間を全て埋め込みます↓
KoNaDeに埋める側は、Yラグ圧着側の筒状先端もボンドで埋めます↓
綿袋を掛けた後も、KoNaDeに埋める側(画像右側)はホットボンドで接着↓
これでケーブルは完成です。
KoNaDeを購入して半年経ちますが、購入当初に説明書を読んだ時点で、説明書通りに作っても、作成して直ぐはイオン電池として安定しないだろうと考えていました。
その理由が捏ね方です。
説明書では、「ケーブルを挿入して水を入れて捏ねろ」と書かれていますが、ケーブルを入れる事によって完全密封できない状態で外側からいくら揉んでも、入れた水分が粉全体に均一に染み込むことはまずあり得ません。
何故なら、同じ粉物の蕎麦打ちやうどん打ちで麺棒(だけ)でいくら伸ばして(←丸打ち、出しという)も、タネが均一になる事はなく、特に蕎麦打ちでは、蕎麦と小麦粉が混ざる事なく分離したりします。
試しにダメ元で説明書通りやっても、20分以上シツコク端から念入りに捏ねたつもりでしたが、袋を開けてみると、水分を含んでいないところが目視で分かるくらいかなり多くありました(←下画像はある程度混ざったところ ※最初のダメな画像を取っておけばよかったw)。
粉モノだけでなく、例えば基剤、硬化剤を混ぜる固形エポキシパテやボンドなども同様で、いくら揉んでも、ただ揉むだけでは全く均一に混ざらずに接着不良や硬化不良になります。
ではどうするかというと、粉モノでは蕎麦打ちで重要な、「菊練り」を実行します。
まあ、厳密には「菊練りに”近い”」行為ですが。
KoNaDeを水を含ませ揉んでいくと、袋の中で平べったくなっていくと思いますが、袋を開けて粘土状のKoNaDeを袋の中で折り込んで潰しながら揉む、再度平べったくなったらまた袋を開けて中に折り込んで潰し揉みを繰り返すと、水分を含んでいないところは無くなっていきます。
蕎麦打ちの菊練り ※出典; 大西製粉 「そばの打ち方」
ただし、粘土状になってビニール袋にベッタリ付くので、袋の中で中に折り込むのは結構大変です。
私はステンレス製の箸でKoNaDeに貼り付いたビニールを剥がしながら折り込みました。
※先端側を使用すると、滑り止めが付いていてKoNaDeが付くので注意
なお、KoNaDeを揉む際は、ケーブルを挿入せず、ギリギリまで空気を抜き、チャックを完全に締めて、両側から潰すように揉みます。
※チャック側に圧が掛かると簡単に開いて漏れるので注意
菊練りモドキをやっていくと良い感じになりますが、そうしたら、ステンレス箸でKoNaDe粘土にケーブルを挿入する穴を開け、挿入した後に上から粘土ごと押し込んで潰します。
形を成型して箱に入れ、アースケーブルを出しますが、箱に穴を開けて通した方がケーブル長が若干長くなります。
菊練りをやったせいか、作成直後と1週間ごとの音質の違いは、極端に変化はありませんでした。
微妙には変わりましたが。良い方向で。
1週間後の変化は、声楽系のセンター定位の更なる若干向上、細部の再現性の若干の向上程度。
しかし、このKoNaDe使用時の音質の変化は病みつきになりますね。
複数購入したくなるのも分かる気がします。
全域でスカッと晴れ晴れとして見渡しが良く、音場が極めて広く、音離れも良く、奥行き感も気持ち悪いwくらい出て、低域のダンプが強く、キレも良く、良い意味でメリハリの良い音質になっています(しかも煩くない ← これ重要)。
メーカー側が提唱する、「他社疑似アースと併用は弊害がある可能性がある」というのは、こと、私の場合には微塵も感じず、併用した方が相乗効果で更に良いです。
まあ、自社製品を購入して欲しい故の発言でしょうが。
一応、最後に、今回作成時の説明書と違う項目を書いて終わりにします。
1: KoNaDeを捏ねる水は水道水ではなく、鉱物の含有量の多い湧き水を汲んできて、腐敗防止に水道水と同等の塩素濃度で投入 → イオン電池故に、鉱物含有量が多い方が更に有利と思われる
2: KoNaDe粘土に銅裸線を挿入ではなく、金メッキ圧着端子を挿入&ホットボンドで密封
3: アースケーブルは、KoNaDe粘土挿入箇所はPVC被覆を残す → 水分による酸化防止
4: KoNaDeの練り方は菊練りモドキ → 水を含んでいない所を極力無くす
5: KoNaDeを練る水は、作成してから3か月寝かした → これに意味があるか不明w
コメント ※編集/削除は管理者のみ
へっぽこハム太郎さん、こんにちは。
ようやく自分にもコメント出来る話題がアップされました。ハム太郎さんは議論好きではない様子ですので、気に入らなかったら管理人に言って削除してください。ハム太郎さんのKonade作成時の問題点と提起されたものについての感想を書き込んでみます。
「Konadeの効果」
1)Konadeの材料が持つ「多孔質」内にその穴の大きさに応じた周波数のノイズを吸収する
2)水で練ることで「蓄電池」の効果を起こし、シャシグランドの電位を下げる
「ハム太郎さん提起の問題点」
①水を含んだモノに裸銅線を直接接触させるので錆びてしまうのではないか?
<ヒジの感想>
・その指摘はあると思います
・ただし、金メッキ製圧着端子を使うことで先端の保護は出来ますが、水分は毛細管現象で回り込むため抜本的な対策になるかは?
・水分を含ませるのだから、蒸発は避けられないので、数年に一度の水分補給とアース線交換の方が得策に思えました
②捏ね方(外側からいくら揉んでも、入れた水分が粉全体に均一に染み込むことはまずあり得ません)
<ヒジの感想>
・捏ねたすぐ後に、効果がよくなかったのでKaNaDeに問い合わせたところ、水分が回っていないのでは?と言われたので、中身を割って確認したが水分は回り込んでいた(粉が残る部分はなかった)
・麺を練るのは化学反応を起こさせる狙いもあるので、均一性が大事ですが、Konadeは異なるので、取扱説明書のやり方で問題ないと思えました
自宅でのKonadeは最終的に、機器にアース線を接続させていないので、効果1)のみで作用させています。「置き方」「接続方法」などの影響が大きいので、いろいろと試してみるのがよいように感じています。
ヒジヤンさん、コメントありがとうございます。
毛細管現象ですが、それは考慮済みで、Yラグ銅線圧着部分の先端筒状部分から圧を掛けて注入、Yラグ圧着後端部分から被覆もまとめて固めているので、ピンホール現象も考慮し、硬化後に3回圧入しました。
常時水中(液中)にある訳ではないので、これで侵入はほぼしないと考えていますし、全く何も錆対策しないよりは錆の発生をかなり遅らせられると考えています。
水分蒸発は仕方ない事なので定期的に確認しますが、その際にアース線の状態も確認するつもりです。
反論というワケではないですが、水が浸透していない部分の確認は、何回も割らないと出てこない場合があるでしょうね。
メーカーが「経年で、水分含有量が低下すると効果が下がるから水を足せ」と言っているので、やはり、「浸透していない部分が多少残っていて良し」という考えには個人的には考えられません。
まあ、だからといって、説明書通りの作成と私の方法とどちらが良いか実行してみる事はしませんが。
極論を言ってしまえば、机上の空論と言えばそれまでなので、「正しいとは限らない」という前提を最初に書いています。
ハム太郎さん、返信ありがとうございます。
科学の進歩とは、「正」×「反」=「合」の論議により、より高度な判断がなされると考えています。その面からの意見交換と捉えてください。
(単なる水掛け論とは違うと捉えていただければ幸いです)
・アース線接続について
>毛細管現象ですが、それは考慮済みで、Yラグ銅線圧着部分の先端筒状部分から圧を掛けて注入、Yラグ圧着後端部分から被覆もまとめて固めている
そうするとKonadeとの端部接触となりますね。Konade開発において、アース線はKonade内部に深く、かつ先バラの方が効果が高かったと提示されていますが、これとは反する方向なので、メリット/デメリットとなりますね。地面に埋め込むアース棒に近いかもしれないです。
自分が金属たわし仮想アースの研究をしていた時にも、単なる接触よりも全体的に接触させた方が効果が高かったことと近しいと思えます。
「ノイズ吸収に関しては、電気的な伝導よりも、アンテナのような電波伝導をイメージした方が合う」ように感じています。
事実、自分は機器とアース線は接続せずに、機器とKonadeを面で近づけているだけです。(この近づけ方で効果が変わります)ノイズの飛び移り、アンテナ効果です。
・捏ね方について
確かに自分はすべてを割って確認したわけではないので、もしかしたら浸透していない部分があったかもしれないです。
ただ、言いたかったことは「麺の捏ね方」とは、そもそも目的が違うので、引き合いに出すのはいかがなものか?ということです。
◇どちらも比較実験をして検証したわけではないので、空論にすぎませんね。
ヒジヤンさん、再度コメントありがとうございます。
仰る通り、比較実験をした訳ではないので机上の空論ですが、端部接触がダメであろう事は、以前、自前で仮想アースを作った時に感じていました。
なので、端部接触の際たる、銅線を撚ったままそのままツッコむのはダメでしょうね。
私がYラグ端子を選んだ背景に、
「仮想アースの狙う究極は大地アースに限りなく近い事」
と考えています。
大地アースも、大地の地盤性質からアース媒体の形状、打ち込む深さ、連結モノなら連結する数、複数並列に打ち込む場合は土壌性質を考慮した上で距離を吟味するなど奥が深く、大きく計測接地抵抗が変わります。
その中で、アース打ち込み媒体(棒形状じゃないモノもあるので媒体という言い方をしています)ですが、棒状に比べ凄い金額ですが、最大600幅とか900幅(←小さいモノもあり)とかの板状アース媒体が存在するので、KoNaDeの推奨する先端バラ形状じゃなくても可能ではないかと考えました。
実は、もう一つKoNaDeを購入して、大地アースと同様、銅板形状のアースを中に入れてみようかとも考えました(酸化対策を金メッキでやるととんでもない額になりますが)。
ちなみに、アース材質は違いますが、KOJOのアース媒体も中身は異種金属の面接触です。
今回、Yラグを選んだのは、多少なりともY形状に左右に分かれている、Yラグ表面両面で面接触が出来るを考慮した理由です。
捏ね方で蕎麦を引き合いに出した理由ですが、化学反応の旨味成分グルテンが如何はハッキリ言って如何でもいい事で、ただ捏ねるだけでは捏ねたモノが均一になる事は無い事を言いたかっただけです。
固形エポキシパテが単に揉むだけでは均一に混ざらないと硬化不良を起こすのも、同じ理由で引き合いに出しました。
KoNaDeも、捏ねたモノが均一に混ざって良い事はあれ、悪い事は何も無いと考えます。
均一に混ざってダメなら、そもそも、経年の水分蒸発などで効果低下などしない筈では?とも考えます。
当然、経年で蒸発するなら、ビニール袋の入り口に近いところからな訳で。
まあ、念には念をとの考えでやっているだけの事なので、最終的には本人が良ければそれで良いと思います。