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電極の材質で最適なのは?

日記・雑記
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設計した電極を一式並べてみました↓

分かりやすいようにパーツリストっぽく並べています。

正に3ピン部を拡大↓

左からから、L電極、アースピン端子(前後独立)、N電極です。

実際の搭載位置をbird’s-eye view(鳥瞰図)で見るとこんな感じですが↓

真上から↓

上下(画像では左右)が3ピン↑

アースピンはベースブラケットと一体化しています↓

2口コンセントだとアースは3ピース構造で、一体化にはリベット打ち接合が一般的です↑(ここはメーカー問わず、全て同じ構造)

真横から見るとLとN電極が浮いていますが↓

ここに絶縁目的で先日のカーボンパーツが入ります↓

巷でオーディオ用としてのコンセントは20A型が良いと言われる事もありますが、私はそうは思いません。

何故なら、

20A型はN電極の構造が複雑過ぎて1ピースで作るのがかなり難しくなります

よく、ケーブルとプラグの接続に圧着ピンや電源用Yラグを使うべきではないという説を力説する御仁がいますが、そもそも、コンセント内部の電極が一般的な構造の3ピースなら接点がそれだけで2個増えます

なので、VVF入力からコンセント内部を通り、機材の電源までの接点数は、圧着ピン未使用でも実に7カ所ある事になります。

最後に電極の材質の話ですが、オーディオ用に電気伝導性の観点から、テルル銅が最適かもしれないという説もありますが、こと、コンセント電極(メス側)においての必要なバネ性はあまり最適とは言えません。

コンセント内部のメス側電極のバネ性に最適とされる銅合金は、リン青銅、ベリリウム銅、黄銅ですが、銅含有量を多くすると、電気伝導性はどれも数値化すると似たような値(IACS)になります(逆に銅含有量を下げるとどんどん下がっていく)。

ただ、ベリリウム銅、リン青銅は嵌め合いが強過ぎて、オスプラグとの電極の食いつきは最強ですが、メッキとの相性は最悪です(←なので市販では無メッキが多い)。

この電極の草分けがLEVITON製ですが、使った事がある人は分かるでしょうが、差し込むとメッキ仕様オス側電極が一発で傷だらけになるケースが多いですね。特に20A型は↓

あとは嵌め合い強度を何処まで求めるか、メッキ有り無しを如何するかで決めて良いでしょう。

一応ですが、テルル銅電極で壁コンセントは作ろうと思えば作れます。

長期経年でバネ性が何処まで落ちるかは不透明ですが。まあ、だから市販でやらないのでしょうけど。

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