スピーカーの締め付けトルク値の例(PMC)

日記・雑記
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ながらく たまに話題にでるも あまり深くは分からない
スピーカーユニットの ”取り付けネジ”  の 締め付けトルクのお話。

愛機のメーカーが、指定値を教えてくれればよいのですが
必ずしも教えてくれるとは限らないところが歯痒いところです。

今日は珍しく値を公開しているPMCの場合を紹介してみます。

https://pmc-speakers.com/support/faq-page/i-think-my-drive-unit-bolts-may-be-loose-how-tight-should-they-be-there-torque

単位はN・mです。cN・mにしたい場合は100掛けて下さい。
また、9.806652N・m は 1kgf・mです。

低音ユニットの口径が大きくなると、締め付けトルクも大きくなる傾向が見えるかもしれません。基本的な考え方として、隙間から空気が漏れないことが重要で 要するに均等に締め付けることが重要らしいです。

キャビネットが木材の場合には特に気を使います。”無理に” 締め付けすればするほど、どんどん “めり込んでいく” イメージがあって恐ろしい。過去、JBL 4344 の締め付けは・・・素手で実施していましたけれどトルクレンチを入手して、当時の?自分の締め付けトルクを確認してみたらだいたい 1 ~ 1.5N・m程度のようでした。もうちょい行けたのかな??? 私の、親指と人差し指と中指の3本だけで締められる程度の強さ。(私は結構、握力強い方なので力を抑えないとネジが切れてしまいます。)

 

ネジが緩む緩まないに関しては、相手が木材だと緩みやすいようなイメージがありますけれど(気温などでも違うだろうし)、モノによると個人的には考えています。 拙宅で5.1ch構成を組んでいる BOSE 121 WestBorough は 6基のうち2基だけ ネジを緩めてみたことがありますが どのネジも 緩んでいませんでした。(割と力を入れないと緩んでくれませんでした。) 
画像は オーディオの足跡 様より

ネジの特性?として、 強く締め過ぎると 逆に緩みやすくなるのだとか?
毎日スピーカーの締め付けが必要だとかいわれる人は、
締め過ぎているのかも???などと思わなくもありません。知らんけど。

毎日チカラ一杯締めつけて、座面下のバッフル面が日々薄く変形しているのだとすれば悲劇ですが、中古になってそこに気付く人は少ないかもそれませんですね。しかし、一度でも締め過ぎて薄くなったバッフル面は二度と元に戻る事はありません。塑性変形というか永久変形というか、後戻り不可能なもんで・・・気を付けるにこした事はありません。(空気漏れなし、ガタつきなければそれでヨシ!、緩い事も許容する心の余裕を、持つべし?)
どうして共有資材を借りパクしていくんですか!? #現場猫

↑ 締め付けトルク別に 数種の トルクレンチ と トルクドライバー(購入時の写真から1枚。これに写っていないトルクレンチも在ります。)ボリュームの交換のために入手。きっかけはボリュームの破壊(自爆)

↑ ボリュームは肉が薄いので、ソケットレンチで締めたらあっとゆーまにパックリと割れてしまいます。これの最大締め付けトルクは恐らく0.7N・m。最大なので、これ以下のトルクで締め付ける必要があります。 指定値ではなく、限界値?であることに注意。

 

 

 

 

以下、参考情報です。

PMCの採用例として、ピーター・バラカンさんが スタジオDeDeより

 
「TAD 1601b ウーファーの締付けトルクはどれくらいが適正でしょうか?」

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. nightwish_daisukiさま

     トルク値って気に成ります。 私なんかは「爆音 命!」って感じですから 振動がそれなりに影響して緩んでいるのは想像出来ます。

     今までのスピーカーたちも適度な間隔で増し締めしていました。  そして2018年2月に購入した4365(JBL) こいつ等は デモ機や店頭での展示(視聴)機と言う事もあって それなりの期間 それなりの音量で鳴らされていたのは想像が出来ますよね。 その結果ボルトが緩んでいるのは当然の事と… それでハーマンに訊いてみたのですが…

    「機密情報となる為、ご案内させて頂くことができません」と血の気が引くようなお返事(-_-メ)  ボルトが触れる位置(モニタースピーカーなのでフロントサイドから外せるのは必須要件 らしい…)に付いているのにね。 (悲)

    https://community.phileweb.com/mypage/entry/85/20180408/59105/

     4365のウーファーには1基8本のネジが使われています。 これが4基ですからボルトは32ケ。 この数をテキトーに締めるのは嫌なのでトルクレンチを買いました。  トルク値は 一番締めてある(固い)ネジ+αくらいに決め 32ケ その数値で締めました。

    ウーファー部のネジはヘキサゴンなので「メス」が埋め込まれてる筈です。 ただし締め付け過ぎて仕舞うとメスが動いてしまうかもしれないのでより慎重になります。

    他は木ネジ系と思われるので均等にする事を心掛けて締め増しです。 ユニットに対して均等である事、対になるスピーカーに対して同じである事が大切じゃないでしょうかね? 

     1年に1~2回。 何かのタイミングで私は実施しています。  今回は15か月ぶりに改修が終え セッティング位置も見直したタイミングでした。  緩んでいる場所もありました… (^_-)-☆

     

    • そうそう アコスの住人さんのご提示の日記も見て参考にしていました

      Philewebコミュニティ時代にも話題になっていましたですね。トルクレンチは真似した訳ではないのですが・・・私のもアコスさんと同じSK11です(^^

      自分の4344について言えば、ウーファーの後ろにガスケットというか柔らかいゴムのパッキンがあるので通常の固いもの同士の締結よりも締め付けは弱いだろうなという予想もあり。なおかつクランプ留めな事もあり、強く締めれば締めるほどクランプの2個の『ツメ』」が木製の?バッフルにどんどんめり込むイメージで強く締められません。そんな訳で指3本で・・・となっていました。
      後端の 画像はケンリックサウンド様より(http://jbl43.com/?mode=cate&cbid=91719&csid=0)

      アコスさんの4365はどうなのか調べていませんが、ガスケットがコルクなのかゴムなのか、厚さはどれくらいか見れば・・・何となく締め付けトルクを予想できそうです。ガソリン車やバイクの『プラグ』や『オイルドレーン』を自分で締めたりしている人はご存知と思いますが基本的にパッキンは1回こっきりですし、こんなんで大丈夫かな?と思う程の締め付け力です。力いっぱい締めるのはヤヴァイですね、プラグの焼けをみる場合とかは横着して手の感覚だけで締めたりもしますが・・・。アルミ製のシリンダーヘッドは要注意

      ↓ツメがバッフルに喰い込んで固定される4344

  2. スピーカーユニットの締め付けトルクですが、PMCの公表値は「ネジの締め付けトルク」ですよね。
    メーカー品は鬼目ナット等を打ち込んでミリ山ネジで取り付けますのでネジの締め付けトルクの公開は役に立ちますね。

    尚、SPビルダーにはミリ山派と木ネジ派がいて、わたしは木ネジ派です(笑)
    木ネジの場合はバッフル材質の強度でネジの締め付けトルクが変わってきますので、それよりもユニットフレームとバッフル面の圧着圧力?が重要になってきます。
    最近はプラスチックフレームのユニット(MarkAudio, ScanSpeak, SB Acoustics, Peerless等)も増えてまして締めすぎるとフレームが歪みます。
    稀ではありますが、フレームが歪んでボイスコイルが擦れることもあるので締めすぎはNGです。

    最終的には「フレームを歪めず、大音量でも空気漏れしない程度」が良いのではと思います。

    • spcjpnorgさん コメントありがとうございます

      ご指摘の通り ネジ ですね(^^;
      本文冒頭の一文を修正、空気漏れなければヨシを本文に追記しました(該当箇所は太文字下線です)。

      スピーカー自作する人は凄いです。少しやりかけましたが・・・私は挫折しましたです(汗)。当時はキリで少し穴開けて、杉の集成材のボックスに木ネジでダイレクトにユニット取り付け。最近のユニットは小さくても低音が出て凄いのだけれど、自分にはそれが過剰に感じてしまう感じで、あれこれ試していたら凄い予算が必要とわかり終了。

      それにしても、木ネジ、ミリ山ネジ? ネジへのこだわりも色々 プラスチックなボディのユニットなど 最近の動向 参考になります(^^

  3. nightwish_daisukiさん

    ネジに拘る人はチタン製が良いって言いますね。
    なんでも取り付けにチタン製ミリ山ネジを使うと「透明感が増し響きも良くなる」そうです。
    わたしは使ったことが無いので分かりません(笑)

    • 身近なチタンは、アウトドア用のコップしかありませんが
      使うたびに振動板に良さそうだなと感じます。
      軽くて硬くて、その割あんまり鳴かない。

      そりゃあ 音質も 良いでしょうな・・・

  4. nightwish_daisukiさん、こんにちは。

    PMCの数字を見て驚きました。

    案外「弱い」のですね。

    既成SPのユニットを付けたり外したりしたことがあるのはJBLだけなのですが、どう考えても締めすぎてました。最初に購入したのが中古のJBL4320で、ウーファーの固定ネジが固着していて回すのに難儀した経験があり、それを基準に締めていたのかもしれません。

    増し締めを考えていましたが、トルクドライバーを購入してからにします。

    • のびーさん こんにちは

      ガタつかなければ・・・空気が漏れなければ PMCの30cmウーファーでも 1.5N・m くらいで 良さそうかも???

      「TAD 1601b ウーファーの締付けトルクはどれくらいが適正でしょうか?」という、日記本文の後ろのリンクを見てもらえますと、数値の?根拠というか、考え方を紹介してくれています。ステン同士とか同種素材だとカジって外れなくなるらしいです。ちなみにTAD 1601b ウーファーは 1.5N・m 〜 3.0N・m と 考えれば ”良いだろう” とのこと。 (ネジの太さやバッフル素材による)

      トルクレンチはあったほうがいいですね。使っているうちに、手がトルク値を覚えていきます。オーディオの測定と同じで、そのうち測定機器が無くても分かるようになると思います。最初は高いと思いますが、身に付くので? 無駄な買い物にはならない感じ かも(⁠^⁠^⁠)
      .

  5. nightwish_daisukiさん、こんばんは。

    トルクのイメージを持つことはとても大切なことですね。
    ただ、完全にトルクレンチドライバー任せだと思わぬ失敗もありそうです。

    なんだかんだで私は手締め派ですかね〜。
    エンクロージャーが木材の場合は特にそうですけど、ネジと木材の力加減が一定じゃないので手先で感知しながら良い塩梅に締めます。
    締め過ぎたら後の祭りでございますから。。。
    基本の事ですが一カ所を一度に全部締めない事。
    星マークを一筆書きで描くように対角から対角に向かって何周も繰り返して少しずつ締める。
    これ無くして、いきなりトルクレンチ及びドライバーで一気に規定値まで締めるは厳禁ですね。
    良い器具も使い方を誤ると真逆の結果を生みかねないのでご注意を。
    (nightwish_daisukiさんは大丈夫なのは分かっています。)

    やっぱ親指と薬指の2本で細心の注意を払って締めるのが安全かなあ

    • CENYAさん 大事な事を補足して頂いてありがとうございます

      DIYしない人々には分からないのでしょうが、基板とかスピーカーとかネジ締め一つとっても触れば寿命を縮めるんですよね。

      よくオーバーホールするといいますが新品部品に交換できるところは別として、全バラしてたら・・・確実に、後からオーバーホールできる回数は減りますね。熱を加え、力を加えしていれば素材は疲れてしまいますので。だから毎日ネジ締められるモニタースピーカーって大丈夫なんかいな?と思ってしまふ。ちゃんと締まらないほど末期的な状況なんじゃないのかな?と。長く使いたいなら無闇に弄らない・さわらない。これ大事。(最後には元のオリジナル部品がケースしか残っていない・・・サイクルの早い 自作パソコンなどは例外)

      コンデンサーとか抵抗とか交換していると、あと何度交換できるだろうかと・・・心配になるのが自作派アルアルだと思います。締め過ぎるくらいなら、緩めでいいと私は思ってます。他人に迷惑かける訳じゃないし(⁠^⁠^⁠;⁠

      ちなみにもう部品交換交換出来なくなった製品は事情書いてJUNKとしてヤフオクに放流してます。事情書くと値段は上がりません。
      .

      • 補足:
        先の↑のコメントは、故障や不調でなければ、無闇に触るべきでないという事を言いたかったです。
        オーバーホール作業そのものを否定するつもりはありませんでしたです。

        それと、ネジは、やんわり締めている分には寿命はまったく縮まないと思ってます。

      • 蛇足:

        USBメモリーでおなじみUSBのtype-Aはポート?の抜き差し回数の限度は1000回(昔は500回との情報見ましたが今は見つからず)と意外に少なくて、毎日抜き差ししてると2年と少しで限界を迎えそうな計算。USBメモリーなら買い替えればいいけど、パソコン本体側のUSBポートはそうもいかない。

        最近のtype-Cはその辺りが強化?されて、10000回大丈夫らしいです。

        製品内部の コネクタにも 抜き差し可能な回数が・・・設定されているはず。

        可変抵抗器も、ボリュームみたいにグリグリ回していたら、あっという間に馬鹿になるといいます。

        とにかく、やり過ぎは良くない。
        .

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