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JODELICA復活に向けて

日記・雑記
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JODELICAコンセントの現行ひとつ前モデルです↓

実はコレ、画像から見て右側の差込口が、既に接点の機能を有していません。

緩いどころか電気も通らない状態。

もう片方は正常なので、1口コンセントとして使おうか?とも思ったのですが、せっかく金属加工が出来る私なので、解体して何とかする事にします。最悪作り替えれば良いというスタンスで。

 

という事で解体↓

私は、最悪は壊しても同等部品を新たに作ることが出来るので、思い切ってぶっ壊すつもりで解体しました。

 

しかし、CSフィールドは余程このコンセントを解体して欲しくないのでしょう。

構造がかなり難解で、壊さずに解体するのはまず無理です。

 

真鍮のコンセントベースは破壊行為でボロボロになりました(右側は千切れてるしw)↓

これはこのまま廃棄です。

これはまた、いつもお願いしている金属加工業者に新しいのを作ってもらいます。今度は再解体しやすいように構造も変更。

 

緩い方の電極ですが、どうも若干焼けている感じがしますね↓

 

過電流流した覚えはないですが・・・・・

電極が緩くなってスパークでもしたかな??

 

さらに、プラグの嵌め合いの緩い原因が、電極が正常な方に比べるとかなり曲がっている状態です。画像では分かりにくいですが↓

しかし、この銅色した電極ですが、純銅ではありません。メーカーは純銅って言ってますが・・・・

私のように金属加工を勉強すると正体が何か分かってしまい、製造メーカーの謳い文句にちょいちょい??が入っている事がよく分かります。

 

隙間ゲージとデジタルキャリパーで変形した電極を修正していきます(画像は既に曲がりの修正済み)。

この電極修正ですが、修正で曲げ過ぎたものを逆方向にまた修正するとバネ性が弱くなったり消失する可能性が高いので、1方向のみ力を徐々に入れて修正します。行き過ぎたらアウトです。

金属は焼きが入ると硬度や強度が変化してしまい、場合によってはバネ性が消失する事がありますが、電極の曲がり修正をしたらプラグ嵌合力の違いが正常な方と全く分からなくなりました。なので、バネ性は消失していないと判断できます。

このまま閉じても使える事は使えますが、折角なのでグレードアップする事にします。どの道、コンセントベースは作り替えないといけないし。しかも電極に焼き色が入ってるし。

 

ついでに書いておきますが、CSフィールドでは以下のように言及しています↓

本製品の改造、部品の追加、変更は電気用品安全法に抵触するほか、感電・発火・発煙の恐れがありますので、絶対におやめください。(←原文引用)

いや~CSフィールドさん、分解されたくないのは身に染みて分かりましたが、ウソはいけませんよウソは!!

電気用品安全法に抵触するのはあくまで「改造したモノを”販売する時だけ”←(ココ重要ネ)」です

という事でグレードアップします(あくまで自己責任で)。

 

グレードアップその1。

焼きが入って?電極の色が変わってしまっているので、電極をロジウムメッキ仕様にします。

酸化などで色が変わってしまった場合、メッキ前処理の処理液で洗浄すると、奇麗サッパリ地金色に戻ります。

まあ、4~5工程くらいで処理するので素人作業では簡単ではないですが。

余談ですが、スピーカー出力に使われるコイルリレーとかも、メッキ前処理材(←簡易メッキ用ではダメ)に浸けると、接点を磨かなくても奇麗になる事があります↓

ただし注意が必要で、劇薬扱いなので個人で入手は難しいのと、処理の際に電極以外に液が触れないようにするのと、大音量で鳴らしている時に電源が切れたような状態では、電極がスパーク溶けを起こしている可能性が高いので、これではダメでしょうね。

 

グレードアップその2。

元々、JODELICAはフルテックやオヤイデに比べるとプラグ嵌合力が弱めなので、真鍮で板バネを追加します(赤線の部位)↓

1mm厚の真鍮板金で作ります。丁度隙間に入るのも確認済み。

 

この板バネをベリリウム銅やリン青銅にしてしまうと、多分硬過ぎて電源プラグ側のメッキが剥がれるかもしれません。

改良した方が音が良くなったら、正常な方も実行予定です。

 

 

 

 

 

 

 

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