数日前、行きつけのオーディオ・ショップから、「ノイズカットトランスを買ってくれないか?」と相談が来ました。
電研精機のノイズカットトランスです↓
2次側がコンセントでなく、キャブタイヤケーブルのタイプ。
私は元々、2基のダウントランス(1000Wと2000W)から100Vに落としてオーディオ機材に入れていたのですが、最近、パワーアンプが増えたので容量を上げてみたい(トランスを増やしてみたい)願望はありました。
1次側が100Vのトランスは過去に有名、無名メーカーを色々試しましたが、良かった試しが一度もないので要らないですが、200Vなので試してみます。
このトランスはショップ経由で前ユーザーが購入したものの、前ユーザー宅が単相2線(イマドキ?w)だったらしく使えなくて、オークションで売ってくれと依頼されたそうです。なので、普通よりも安く買えました。
とりあえずピュアオーディオ的に色々チェックしました。
まず、これはマズイと思ったのが、コアのカバーをスマホの画面タップくらいの力で押しただけで、まるで薄いプラスチックのようにピチピチ音がするので、これはなんとかしないとダメですね↓
まあ、私ならカーボンで武装?かな。
色々確認したいので、早速バラしました↓
案の定、前後のカバーが金属製の安物灰皿みたいにカンカン音がしますが、これもどうやって対策するか・・・・・
アルミスラブ材からワイヤーカットで刳り抜いてトランスのコアから嵩上げ、蓋としてカーボンの板を取り付けるのが価格的に現実的ですかね。
まあ、これを実行する前に、このトランスが音質的に有効であるか確認しないといけませんが。
そもそも大元の電源が柱トラなので、外来ノイズは普通宅よりも少ないと思うので、デジタル機器系の電源に入れたらそこそこ効果あるかも?
入出力ケーブルがどうという事のないモノなので↓
SAECのAC-7000に交換します。
トランスの接続は、端子台でなく、ハンダ直です↓
2次側にセラミックコンデンサーの226が付いているので、これは流用でなく交換ですね。
とりあえず改造前に、純正ケーブルに丸端子を付けて電源を入れて唸り等も確認しておきます。
部屋が防音だとトランスの唸りはかなり気になりますが、かといって1次側にブリッジのサプレッサーは入れたくないので。
トランスの唸りついでの話で、ソウルノートというメーカーの機材はトランスの唸り対策はあえて入れていないそうです。
しかし、ソウルノートの機材の中身を見ると、中容量のコンデンサーがズラッと並んでいますが↓
それもその筈、主宰者が、かつてのフィリップスのCDプレーヤーLHHシリーズの開発者と同一人物なのだそうで。なるほどって感じですが。
本体価格とコンデンサーの本数、スリーブ色から、ニッケミのKMGあたりかと思いますね(それ以上のグレードのコンデンサーはこの値段では難しいでしょう)。







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