Miles DavisのSorcerer2枚を比べる機会があった。
どちらも33RPMのLP
一方(写真左)はSony Music Entertainment からJazz Analogue Legendary Collectionの1枚として発売された。
誰それ監修とは宣伝しているが、音源に関する記述はない。 PCM音源か、あるいはSonyだからSACD用に作成したDSD音源か。 Analog Master Tape音源ではないことは確かだろう。 そうなら大きく宣伝するはず。
もう一方(写真右)はMobile FidelityのSuper Vinyl LP
音源はOriginal Analog Master TapeからMoFiが直接作成したDSD256音源。 Super Vinylというのはヴァイナル盤の原材料にこだわった特別の物
音質に関してはどちらも良い。 Back-to-Backで比べてみて初めて違いを感じる。 私はMoFi盤の方が総合的に優れていると思う。 だがSony盤も単体で聴いている限り不満を生じることはない。
面白いと思ったのは盤のカッティングの違い。
特にB面。 3曲収録されているが計15分弱。 片面収録としては十分に余裕がある。
ところが左のSony盤、やたらと詰め込んで無音部が大きく残っている。 まだ1、2曲入れられるくらいだ。
右のMoFi盤は片面全部を余裕を持ってカッティングしている。
確かに内周に行くほど音質的に不利になるのだが、Sonyのように外周部にみっちりと詰め込むのは音溝の間隔が狭くなって瑕疵が生じやすい。 余裕を持ってカッティングした方が高い品質を維持し易い。
音に関しては先に書いた通りどちらも素晴らしいので、このカッティングの違いがどれほど音質に寄与しているのかはわからない。 しかし個人的にはMoFiの方が好ましい。


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