「アンプが気絶?」問題 メーカーサイドよりの回答(技術系)

日記・雑記
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皆様には、色々とお騒がせしていました PIONEER  AVアンプ  VSA-AX2AH のある一部のソフトの再生時に起る「気絶」問題ですが・・・  先日までに「パイオニア 担当部門」と言われている所より、パイオニア・カスタマーサポートセンター経由にて報告が上がってまいりました。  以下には原文をそのまま掲載しますので、皆さまの感想・ご意見・アドバイスなど頂ければ幸いです。 叱咤激励を覚悟しています。  (^。^)y-.。o○

———《以下、担当部門からの回答内容》————————————-

【弊社確認結果】

 お客様からの情報を元に、弊社にて再現実験を行いました。
 
アンプ      :  弊社製VSA-AX2AH
 プレーヤ      :  弊社製BDP-LX80
 ディスクタイトル :  SAW3
            出力音声 … Dolby True HD 6.1ch
 確認結果     : 1時間34分47秒辺り(棒を振り下ろすシーン)で、ボリュウム位置
           +1dBでご指摘症状を確認

  組み合わせるプレーヤやボリュウムの位置等にお客様との差異があるものの、ほぼ
  ご指摘通りの症状が確認出来ました。

【本症状の原因について】

 ご指摘の症状が確認された時、アンプ本体では一瞬『Amp Err』という表示が現れます。
 これは、アンプ内部で、DC(直流)検出の保護回路が作動した事を意味しています。
 問題のシーンの出力波形を観測したところ、非常にレベルが大きく、低い周波数(約
 2.8Hz)の音声が記録されている事が分かりました。
 この周波数は、人間の可聴帯域よりはるかに低い周波数である為、聴いた限りでは
 分かりませんが、この間スピーカーはかなり大きくストローク(前後方向に動く)
 する事になります。

 周波数が低いということは、スピーカーはゆっくりストロークします。
 この状態は、スピーカーにDC(直流)が掛かる状態(=スピーカーがストロークした
 状態のまま保持され、発熱・発煙の原因となる)と近い状態になります。
 従って、このような信号を流す事によりスピーカーが破損するのを防ぐ為に、この
 保護回路が働いています。
 参考までに、本件のディスクに記録されている信号と同じ周波数(2.8Hz)の信号発生器を
 アンプに入力したところ、ほぼ同じレベルで保護回路が働く事が確認出来ました。

 本件は、弊社アンプをプリアンプとして使用しているため、スピーカーと直接関係無い様に
 思われるかもしれませんが、プリアンプとして使用していても、内蔵パワーアンプが完全に
 休止している訳ではない為、実質内蔵パワーアンプを使用している場合と同様の動作を致し
 ます。

【本件の対応について】

 上記の通り、今回のご指摘症状は、スピーカーを保護する為の回路が働いた為であり、
 故障ではありません。
 また、これを働かせなくする事は、信号によってスピーカーを破損させる危険性を生じる
 事であり、弊社としては対応致しかねます。

 本症状への対応と致しましては、音量を保護回路が働かないレベルまで下げていただく以外
 に方法がありません。何卒、ご理解いただけるよう、お願い申し上げます。

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以上となりました。  私も色々と言いたい事が有りますが、現在パイオニアと話し合い中に付き、結論が出るまでは発言は控えたいと思っています。(何時まで控えられるか?今後の保証は出来ませんが・・・)   この説明に対して、皆さんはどう思われましたか・・・?    アコスでした。

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