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「ウィルソンとB&W」 X1おやじさん邸オフ会(午後の部)

日記・雑記
日記・雑記
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 午前の部を日記にしたのが8月6日で、引っ張って引っ張って午後の部をやっと日記にしました。

X1おやじさん大変申し訳ございませんでしたあーーーーーー!!!!!!!

 

「センヤちゃん、ぜん、ぜん、大丈夫、だよー」(X1おやじさん)

 

と、お許しを頂いたような気がしたので本文に移ります。

午後はマルチチャンネル系とAV系の機械の電源を落として、ステレオ2CHをじっくりと聴かせて頂きました。

 

 

B&W800D3 女性ボーカルメインで試聴(CENYAリクエスト他)
B&W800D3 ジャズ、ジャズボーカルメインで試聴(バズケロさん)
ウィルソン・アレックス クラシックを試聴
CENYA我がままを言った組み合わせで試聴

 

このような流れで比較試聴を進めました。

 

B&Wとウィルソンの上流側の機器群(プレーヤーからパワーアンプまで)はそれそぞれが各スピーカー専用なので、同じようなシステム機器が2セット以上あるという贅沢ぶりです。

そしてその上流機器のほとんどがエソテリックのフラッグシップ(新旧)で固められているという弩級ぶりに嫉妬を超えて憧れを感じました。

こんな感じ

上流機器群のメーカーが大体同じなので、完全な比較条件が揃っているわけではないですがスピーカー同士の聴き比べにはとても適していて、スピーカーのキャラの違いがとてもよく感じ取れました。

 

 

スピーカーの設置方法の違いについて】

800D3がアレックスよりもリスナー方向に設置してあり、アレックスの正面軸線上を避けるように左右を拡げて側壁に近い位置に設置されていました。

(アレックスとリスナーが作る三角形の外側に800D3がセッティングされている)
でかいスクリーンに被らないようにするため、アレックスにしても800D3にしてもスピーカー間隔が広いのでリスニングポイントがスピーカー達から離れて後方のソファーに移りました。

後方の2CH用ソファーから800D3を見るとスピーカー同士の間隔がやたらと広くて、そして目の前で交差される交差法のセッティングでした。

私の好みのセッティングからすると後方の壁からの距離は十分とられていてOKなのですが、左右の開きが大きすぎるのと内振りが過ぎる感じです。

 

一方のアレックスは背面のスクリーンに寄った後方配置で、800D3よりはスピーカー間隔が狭いですが、それでもスクリーンの広さ分だけ拡げざるを得ず私の好みよりも幅広セッティングになっていました。

角度は私好みの交差法ではないオーソドックスな内振り設置でした

 

シアターを兼用にしているとスピーカーの設置位置がどうしても理想の場所に置きづらいのとスピーカー2セットを同一方向でリスニングする場合の制約が出てくるわけですが、

コレはあれもこれもやれてしまう(買えてしまう)故のとても贅沢な悩みですね~。。。

 

なんとなく私的には800D3の方がウィルソンよりもセッティング的には不利かな?

と思いました。

まあ、この辺りの事はX1おやじさんももちろん解かっていて、今後にウルトラCがありそうです。

 

 

【試聴結果】

B&Wでボーカル物とジャズを聴いた感触ですが、一聴してすぐに高性能感をひしひしと感じる音で、且つ華やかな感じ

ジャズのドラムのアタック感がリアルで、太鼓面がばちで弾けて揺れる感じがとても良くわかりました。

シンバルの金属音も耳まで高速で飛んできてジャズの熱量をよく表現できているので臨場感があってノレました、イイです!

ですが、、、

女性ボーカルは私的にはちょっとだけ不満がありました。。。

ジャズ寄りのセッティングになっている?からか、私には子音が少しきつく感じられて優しく耳を包み込むようなエロ柔らかさが足りないかと。

JAZZ男性ボーカルはとても良かったし、誰が聴いても良い音だと思います、まあ私の女性ボーカルフェチが酷いだけのことです。

あ!

例のでかい太鼓の音源も聴かせて頂きましたー。

これは反則的な音だったので驚いて椅子からお尻が浮かんだ気がします。(笑)

一発目の「ドオン!」のトランジェントと低域の深さ、その後の空気を震わす感じ、パワーと解像度を高いレベルで両立させないと表現できないですね。

音の大きさだけにびっくりしただけじゃなくて、その表現力の方が遥かに素晴らしくて驚きました。

私ではとても無理!

あれでよくアンプのヒューズが飛ばないなあ。

ウーファーユニットも吹っ飛ばないなあ。

すご。

 

続いてウィルソンアレックスでのクラシック。

一聴して地味な音に感じたのですが、聴けば聴くほど難しいことをやってのけているという「いぶし銀」的な、そして玄人好みの鳴りっぷりでした。

私の好みにズッポシです!

聴けば聴くほど「揃ってる」感が素晴らしいのです。

 

何が揃ってるかって、

・上から下までの音色。

・上から下までのつながり。

・位相とタイムアライメント(空気感と3D感でわかる)

 

広く深く澄んで定位が明瞭で、超低域(イメージでは40Hz以下の音)の音がきちんと見える驚くべき低域の解像度。

楽器やホールの低域の響きが全て見える凄さは考えられないレベルですが、それをサラッとこれ見よがしじゃない感じにやってのけてるところがかっこいいのです。

部屋が広すぎるせいで低音の音圧が感じにくいので、体に響く低音感が薄くて低音が出ていないように感じてしまう(バズケロさん談)のですが、部屋が広いおかげで音が飽和せずに逆に最低域の音がこのように可視化できているのだと思いました。

音源に含まれている音データを俯瞰して全て見ることができるというこのようなシステムは初めての経験だと思います。

素晴らしい。

やっぱアレックス好きだ。。。

 

アレックスの構造も好き。

後ろから見たアレックスもかっこいい。

ユニットの位置も調整できるのよ、マニアックで最高。

 

ここで私は欲が出てきましたー!

 

「アレックスで女性ボーカルを聴きたい」

 

恐る恐るX1おやじさんにオファーしてみると、

案の定、戸惑いの反応。

それはそうでしょう、

アレックスのシステムでボーカルを聴く想定はしていないのですから。。。

オーナー自身もおそらくまともに聴いたことがなかったのでしょうから、期待はずれの音だったら恥を描くことになるという思いになって当たり前の失礼な試みを言ってしまいました。

ただ、私には「絶対に良い」との確信があってのオファーだったのです。

これを聴かずには帰れない(後悔する)という思い。

X1おやじさんは懐の広さを見せてくれて承諾してくれました。

 

そしてソフィーミルマンのwhere do you go

 

想像通り、いやいや想像以上のリアリティーと質感。。。

ややウェットな音質でボーカルの生々しさが、人の声感がぴったり。

持ち前の揃ってる感と繊細で微細な表現力によるホログラミックな音。。。

あまりの良さに口元が自然と緩んでしまいました。

これにはX1おやじさんもバズケロさんも驚きだったようです。

してやったり。

しかしこの音には参りました。

自分のシステムの女性ボーカルには自信を持っていたのですが、だいぶ打ち砕かれてしまって越谷に帰ってからは約3ヶ月間、マイシステムの電源を入れることができませんでした。。。

 

さておき、

夕方からは懇親会in新潟ということで海の幸が食べられる処で乾杯です!

 

佐渡島で採れた地物の烏賊の造。

肝醤油で「うんまあー」笑

昨晩も越谷で飲みながらたくさん話ししましたが、新潟でも飲みながらたくさん話ししました。

趣味の仲間って世代は違っても話す内容が尽きなくて何時間でもワイワイできるのが凄いし、嬉しいです。

酔っ払って話した内容はよく覚えてないですが、X1おやじさんからは「オーディオラックをちゃんとしたものにしろー」って言われたのは覚えています。

じゃあ、X1おやじさんの工場で溶接機を使ってオーディオラックをDIYさせてくださいって言ったら、会社の物は仕事にしか使わないとかなんとか、仕事と趣味はちゃんと切り分けた良識ぶりもあって人としても信用できるおっさんだなあとますます好きになりました。

音圧を感じられる新しいオーディオルームを造る際には、2階に「CENYA部屋」と「バズケロ部屋」を作ってもらう約束をしました。

よろしくで〜す!

 

X1おやじさんとバズケロさんと私の3人で遊び尽くした濃密な2日間でした。

お二方ありがとうございました!!

 

 

 

【近況】

敬愛するバズケロさんにマイ音を聴いてもらえた達成感で

「CENYA的には一つのゴールに辿り着いたな」

と気が抜けてオーディオから離れていましたが、最近になってやっと越谷のシステムの電源を入れて音を聴きました。

スピーカーの設置も並行法から以前の内振りに戻して、

閉じて密閉にしていたバスレフポートを解放して、密閉をやめて微調整したら低域がブリブリと歌うようになって気持ちの良い音になってきました。

こうなると更に更にという持ち前の好奇心と向上心が湧き出てきまして、

低音域の表現力を向上させるための再設定をやり始めたところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 最後の写真に何かとても惹かれてしまいます

    オーディオラックで出音が全く変わります。
    小生も当初は重いMDF材使ったハヤミ製のを使ってましたが、今のと比べると、、、、、です。

    • 碗方さん、こちらでもよろしくお願いします。

      烏賊惹かれますよね。笑
      日本酒持ってこい!

      オーディオラックはそろそろ本気で考える時期だと思っています。
      碗方さんは磁気フロートですよね、磁気は取り入れてみたい技術です。
      スピーカーとのデザイン上の親和性で棚板には30mm厚のフィンランドバーチ板を使うことは決まっています。
      フレームは鉄材で溶接に挑戦してみたいなあと。
      機構とデザインを両立できるようにもうしばらく考えてみます!

      X1おやじさんとバズケロさんの砂箱を土台にして。。。

      • >日本酒持ってこい!
        1998年醸造年度の自家熟成酒ですがどうぞ!

        拙宅のラックも角鋼管フレームですが、床面とのガタ取りと水平を出すために四隅にアジャスター付いてます。
        これが有ると無いとでは、、、、です。

        • うお、24年ものですかー。
          色が付いてますね、の、飲めるのかとても気になります。
          このお酒を開けた時はどうだったかを絶対教えて下さいね!
          開ける時に立ち合いたい。。。

          やはり角鋼管中空フレームが作りやすそうなので、そのイメージではいるのですが、鳴き防止に何を詰めるかが悩ましいです。
          発泡材かコーキング材か、、、
          碗方さんのは叩くと響きますか?

  2. CENYAさんは紹興酒とかシェリー酒とか飲んで美味いと感じますか?
    オーディオもお酒も自己責任で熟成させましょう(笑)
    ビンテージモノのワイン同様に底に澱溜まってますがワイングラスで飲むとマジで美味いですよ。

    鋼管フレーム使ったオーディオラックの製作考えられているなら、木製ボードを鋼管のフレームにネジ止めするのではなく、ボードにフレームがピッタリ嵌合する構造にすればフレームの鳴きは相当抑えられます。

    拙宅のボードは嵌合部をくり抜いても強度が落ちない50ミリ厚積層合板突板仕様になってます。

    構造が判る写真はちょっとここは公開の場なので載せられませんが。

    • ボード自体をフレームから磁力で浮かしたいと思っています。
      ネオジム磁石をいくつか買ってまずは実験からですね。
      頭の中で想定している通りになるかどうかはやってみないとわからんです。

      • フレームにネオジウム磁石直付けを考えられているのですね?
        磁気で浮かせたボードの位置決めは四隅の鋼管フレーム自体がガイドの役割を果たす構造なのかな?

        磁気フローティングボードの構造上考慮が必須(大事)なのは、載せる機器の重心位置に対応してボードが水平を保てるように、上下の磁石の間隔を微調整出来るようにすることです。

        ここが金属バネ吊り構造で重心位置が少々ズレていようが見た目の水平は変わらないウエルフロートボードとの大きな違いで、重心位置がズレている機器を上手く水平に保つよう磁石の上下の間隔を調整する機構を設けないと期待する効果を発揮出来ないことになります。

        Relaxa2+の場合には下部の磁石がネジ構造で上下する構造になっていて、ボードに取り付けられた水準器で水平を確認するようになってます。

        • そうです、フレームにネオジム磁石直貼りを考えています。
          ガイドをつけないやり方が実験で成功すれば実行しようと思っています。
          四角のネオジム磁石板を両脇直線上に交互に並べたらなんとかなるんじゃないかと妄想しています。

          _____________________
          反発 反発
          引き寄せ
          反発
          反発
          反発
          反発
          引き寄せ
          反発
          _____________________

          とまあ、こんな感じに配列したら引き寄せの磁力で位置が安定してくれるんじゃないかなあと安易に考えています。
          水平は反発の部分の磁力の強さ(磁石の枚数)を変えることによってある程度調整できるかと。
          まあ、私の場合はそもそも上に載せる機械はDACだけなので回転体がないから厳密な水平は必要ないと思いますし。

          そのうち実験してみます。

  3. 左の最近のコメント欄を見て「ウィルソンとB&W」となっていたのでM1おんちゃんさんがやっと感想をアップされたのかな~と思っていたらCENYAさんでした!(笑)
    ・・って私も人のことが言えないのですが(X1おやじさんスイマセン)

    自分の感想と比較するとさすがCENYAさんは分析的だなぁと感心してしまいます。
    (となると私の感想は凄いとかびっくりしたとかばかりでダメダメです。)

    ともあれCENYAさんの日記を読んでいると過日の出来事が思い起こされ、ワクワクします。

    B&Wについて
    私はまだJAZZを聴く耳が育っていないので下手なことはあまり言えないのですが、あれだけの感覚を開けても中抜けをしない音は凄いと思います(また言っちゃった)
    鬼太鼓座についても私の部屋で聴くよりもはるかに大きい太鼓が眼前に現れたのには驚きました。(最初の音で驚き、その後音像の大きさに驚いた)
    こうなるとこれでクラシックを聴いたらどうなるのかな~とちょっと好奇心も湧いちゃいます(笑)ジャズとクラシックをとっかえひっかえ試聴させていただいていた時に間違ってX1おやじさんがB&Wでかけたりしないかちょっと期待してました(笑)

    WILLSONについて
    私もALLEXのおしり見たかったですぅ~。
    さぞかし大きな穴が開いているんでしょうね!
    バスレフポートをズッポシとか変な想像しちゃいました。
    変態トークはこれくらいにして・・。

    部屋が広く音が飽和しない、低域の解像度が高い。
    これです!その後我が納屋オーディオルームで再現しようとしたのですが、まったく逆で低域が飽和し、まったく解像度がない状態でした。
    今までは飽和した感じが心地よく感じていたのですが、これじゃあダメだ!と思った次第です。

    ここからどうするか・・。
    もしかしたらヒントはX1おやじさんのリスニングルームの壁にあるのかもしれないと思い、納屋オーディオルームの壁に、とある工夫をしようと考えています。

    • お下品な軽男GT4さん笑

      確かに後を引かない低音の収束性能は石井式改の壁が大きな役割を果たしていそうですね。
      どんな工夫をされるのか結果報告を楽しみに待ってますね!
      私は過去にヘルムホルツ共鳴を活用して低音の残響を減らす試みをしてある程度の効果を感じましたので参考までに。

      好きにDIYができるオーディオルームが欲しいです。
      良いですねー。

  4. カウンターの柄からすると駅そばの太陽食堂ですね。
    この店のつまみは何を食べてもおいしいですね。また食べたい。
    CENYAさんは電車で帰れたとして、バズケロさんは車ですからそのままお泊まりだったのでしょうか?
    X1おやじさんの次世代オーディオルームにも期待しています。

    • ふかひれさん、よく分かりましたねー。
      バズケロさんも私も駅近のホテルにそのまま泊まりました。
      今回の遠征、バズケロさんは電車だったのですよ。
      明朝は 帰り際ににらさんのお家に寄ってオフ会をしたので、実は3日連続オフ会でした。
      やりすぎ、笑

      X1おやじさんは新しいシステムで新しいルームで、という感じの事も平気でできちゃう人いなので夢があって今後も楽しみです。

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