DACのオペアンプをIC型からディスクリート型に差し替えたところ、良い結果がでたのでディスクリート型の中で色々と試してみたくなりました。
Innocent Key(いのきーオーディオ部 – Innocent Key (innocent-key.com)のブログで有名なyohineさんがディスクリートオペアンプを以前に製作されていたのを記事で知っていたので、在庫があるかどうか問合せしたところいくつか残っていたので譲っていただきました。
届いたyohineさんお手製のOPAは2種類 (2枚×2セット= 合計4枚)
向かって左側を『Y-OPA-A』、右側を『Y-OPA-B』と呼びます。
AとBのいずれにしても、端子の形状が8ピンソケットに対応していないので、先ずは「5ピン⇒8ピン」の変換ソケットを自作しました。
変換ソケット
で、Y-OPAを刺したらこう。
※下側はICタイプのオペアンプ
いざDACに装着!
手はじめに
①中華OPA vs Y-OPA-B
右スピーカーに中華OPA、
左スピーカーにY-OPA-B。
坂本冬美の「忘却」にて比較。
スピーカーを右だけ左だけで聴いて比較した結果、坂本冬美の声の質の部分で中華OPAには荒さというかザラつきがあるのが判明しました。
中高域に派手さがあると感じていたのはコレだったのですね〜。
その点ではY-OPA-Bの方は声が精細で滑らかでして、ICタイプの高特性OPAに引けを取らない感じです。
また、ディスクリート特有の分解能と芯があります。
良いです。
次に
②Y-OPA-A vs Y-OPA-B
Aの方は素子数が少ない片面実装シンプル構成、
Bの方は素子数が2倍くらいの両面実装の少し凝った構成。
同じ曲で比較。
大きくは違わないのですが、Aの方が若干表現力が深くて音の空気感が優っているように感じました。
ざっくりいうと鮮度が高いってイメージかなぁ。
音はどっちかというとAの方が好きですが、発熱が凄い。
触った感じでは4倍くらい熱いので、高音質に極振りした設計で、発振リスクがある雰囲気です。
ディスクリートオペアンプ同士でもやはり音質差はありますね〜。
Y-OPA-Aが“4枚“有ったらレギュラーの座を射止めたのですが、2枚しか現存していないとの事で残念なりい〜〜〜!
同じくBも2枚しか無いという事で、今回の実験でお役目終了でございます。
はあ〜、どっちか4枚有ったらなあー。
未練たらたらです。
設計図を渡しましょうかというお言葉も頂けたのですが、私の技量では流石にDIY出来ないので諦めました。
yohineさんのご好意によって、とても貴重な実験ができました事をこの場を借りてお礼申し上げます。
最後にYohineさんのブログの文章を引用します。
「これは癖が少なくとにかく分離重視で、クリアでハイスピードでキレのあるタイプです。この3つのなかでは音数が多い時に一番精細に描写できるのはこれです。低音は量感よりも細身で下まで伸びます。傾向は高特性のICオペアンプに似ている部分もありますがディスクリートなので分離はこちらのほうが上です。」
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感想の投稿ありがとうございます。
4つ必要なことがわかっていなかったので、もしどこかから余剰部品が出てきたらまたご連絡します。(一番大きいタイプは4つあったのですが・・・)
yohineさん、こんばんは!
1番大きいのは8ピンソケットが付いていて、それは良いことなのですがDACに刺そうとすると大き過ぎてぶつかって刺せなかったのですよね〜。
なので今回はあえて書かなかったのですが、コレは4枚あるのですね!
ということであれば、
基板の向きを90°回せば取り付けられるので、一度バラしてソケットを作り直して聴いてみます!
Y-OPA-Cと命名。
ディスクリートでいくら分離が良くてガツっと気持ちよくても、最終的には女性ボーカル好きの私としては声の生々しさ(雑味がなく潤っている)が出ないと物足りなくなってしまうと思うのですよ。
そういった点では、今回のように特性を重視したディスクリートオペアンプが自分には合っているのだと気がついた実験でした。
Y-OPA-Cは凝った設計のように感じるのですが、果たして鮮度高く素直な音が出ますでしょうか、楽しみです。
色々とありがとうございます!
CENYAさん、こんにちは。
お陰様で毎日音楽を聴くのが楽しくて仕方ないgenmiです!
色々とされていますねー。さすがCENYAさん。
素子ひとつで音が変わるオーディオの世界の中で、進む方向性としっかりとした耳を持ってDIYの音を纏め上げているCENYAさんをいつも尊敬していますよ。
genmiは傍から応援しています(笑)
次に聴かせて頂くのを楽しみにしていますね~ (^^)
genmiさん、こんばんは!
DACのオペアンプ交換はビックリするほど音が変わりますね〜
これからしばらくはオペアンプの勉強です!
25cmウーファー用のデジアンのオペアンプもディスクリートに替えますよー。
ディスクリートの低音の分離が良い素質はうってつけなはず!
いやー楽しい。
CENYAさん こんばんは!
凄く楽しそうなことやってますね!
一文字、一文字がドキドキ、ワクワクと、耳に響いてきそうですよ!
まだまだ改造が続きそうですね!
何処まで行くのやら?
楽しみですね。!
こちらは新しい環境で苦戦してますね。以前の音を軽く凌駕出来ると思ってたら、そうはなかなかいきませんね?
欲張りすぎてるのかもね?
x1おやじさん、こんばんは!
x1おやじさんのところにgenmiさんと一緒にお伺いしたのは去年の今頃でしたよね〜。
あの時のサウンドに衝撃を受けまして、少しでも近づけるように1年間DIYを続けてきました。
今ならx1おやじさんに聴いて頂いても恥ずかしくないサウンドになってると思います。
自画自賛!
オペアンプ交換でまだまだ追求出来ますのでワクワクしています。
x1おやじさんの方が納得いく感じで出来上がったタイミングで3者オフ会出来たら嬉しいです。
こんにちは。
やはり、この部分はディスクリートが良いのでしょうね。
CENYAさんのシステムだと非常に効果がありそうです。
調べてみると、オーディオ用にディスクリートオペアンプを製作しているガレージメーカーって結構あるのですね。
欧米製も良さそうですよ。
のびーさん、こんばんは!
はい。
情報量の鬼のDiretta 伝送I2Sは下手するとハイ上がりに聴こえてしまうかもしれませんが、ココにR-2R(NOS)とディスクリートオペアンプの骨太さでもって良い感じにバランスが取れて相乗効果が現れたように思います。
綺麗なだけじゃダメだけど綺麗がないとダメ。
中高音の質の高くて中低音の強度と解像度が高い、無色のディスクリートオペアンプが欲しいです!
ガレージメーカー品は高価すぎて買えんですよ。。。
自作できたら究極楽しいでしょうね〜
こういったところで差が出るとは、初めて知りました!
自作できる技量はありませんが、自作も楽しそうです。
DAC自体を自作されているのでしょうか
sonnenblueさん、こんにちは!
私も音の変化具合にびっくりしました。
特にICとディスクリートの違いは明らかでして、私の音の好みからするとICには戻れないです。
DACは自作です。
(基板自体は購入品です)