春合宿レポートその2 Auro3D邸の変化

日記・雑記
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今回の合宿で感じたことを幾つかシリーズで日記にしていきたいと思います。春合宿レポートその2です。

昨年夏に一度聴かせてもらってから半年後に再度聴いたAuro3D邸の音の変化についてです。

Auro3Dさんの音を最初に聴かせてもらってから、この数か月というわずかな間に、Auro3Dさんは、多くの音改善のための努力をされていることは、Phile-Web時代の日記の書き込み等をご覧になった方は理解されていると思います。

 その中でもAuro-3D再生にとって特に重要だったと思われるのは、WOWOW エクゼクティブ・クリエイターの入交(いりまじり)英夫氏がAuroD邸のシステムをお聴きになった際の指摘によるものであることはAuro3Dさんの日記に書かれております。この指摘に対しAuro-3D友の会の会長はプライドにかけて、そのシステムを抜本的に改良したのでした。

 その中でもAuro-3D再生で最も重要だったとdonguriが考えるのは、フロアレベル(1階層)スピーカーの位置、およびハイトスピーカー(2階層)の位置、そしてそれらの相互関係であったと思っています。

 それ以外にもAuro3Dさんは、電源部の200V化、スピーカーの入れ替え(Sonusで統一)、壁の反射の影響対策、サブウーファーの強化など、すぐ思い出すだけでもこれら複数の改革を行ったのでした。その成果を先週末、donguri聴かせていただいたという事になります。

 変更前の印象は、その部屋の大きさ+平面図的形状自体と前方に広がる2階までの広大な吹き抜け空間のイメージから、上方から包まれる感じが神々しく素晴らしかったのですが、演奏者が実際にはありえない場所にいるように聴こえることもあり、リアリティのある音像の表現からは遠い音作りということでした。さて今回は、演奏者や楽器がたしかにフロアで演奏した像がありつつ、ホール全体からの残響音、効果音が包む感じに変化しておりました。ピアノはピアノの大きさで広がり、独奏のボーカルの口はちゃんと小さく表現されており、サラウンドの位置に配置されたパーカション群も実在感がありました。donguri的には、壁とか天井あたりで幽霊が演奏しているイメージ(これが好みなサウンドならこれで良いのでしょうが)より、やはり実在の人や楽器がなっている像が表現出来てほしいと思うので、以前のAuro3D邸の音より今回の方がよりdonguri好みにになって「うれしく」聴くことができました。この変化のキモは、スピーカーをなるべく同一ないし同系に揃えたことと、スピーカー配置をAuro3Dの理想に近づけたという点が大きいのではと勝手に想像しておりました。

 低音についてはAuro3Dさんの特段のこだわりが見えるところで、Dirac Liveのフルスペックのバス補正+4台のサブウーファーという最強システムを聴かせてもらったわけです。迫力とタイトさを兼ね備えた低音に進化したという印象を持ちました。ただクラシック系の演奏会でのホールでの生音と比べると盛っている低音だなーとも感じます。donguriは音楽鑑賞では、もう少し抑えた低音が好みなので、Auor3Dさんとの嗜好の違いを感じたところです。

映画の再生について、今回はTwisterだけだったかと思いますが。冒頭の嵐の場面、これは低音だけの問題ではないですが、恐ろしさが増したのは間違いないです。

 半年前に聴いた音との比較は正直、donguriに正確にできる自信は有りません。あくまでも印象にもとづく個人的感想ということで、ご理解下さいませ。

 あとAuro3DさんはAuro3D教だけでなく、Storm教でもないかと気づきました。もう一人の信者のかたも合宿に参加されており、Storm教に入信したくなってしまう自分がいました。いま必死に気持ちを抑えにかかっております。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. donguriさん

    感想レポート、ありがとうございました。いま、ちょうど、軽男GT4さんがお帰りになったところです。donguriさん、M1おんちゃんさん、グランドスラムさんをまずは拙宅にお招きし、次に、入交さんのところで勉強会をして、それから、今度は私がM1おんちゃん邸をグランドスラムさんとともに訪問し、そして、最後に軽男GT4さんが伊豆にお見えになり、これで、私自身の「春のAuro-3D友の会のオフ会シリーズ」は終了です(結構、忙しかった・・・笑)。

    4人とも4様のシステムで、さらにグランドスラムさんのように結構しばしばお見えになっておれる方もいれば、donguriさんは2回目、そして、M1おんちゃんさんと軽男GT4さんは初めての訪問となったわけです。

    2度目以上いらしている方は「前回との違い」にご関心、M1おんちゃんさんは恐らくご自宅のAuro-3Dシステムとの違いにご関心があったと思います。この中で、軽男GT4さんだけがご自宅にAuro-3Dシステムを「まだ」(笑)お持ちでないので、まともなAuro-3D(Matic 含む)はほとんど初体験だったそうですから、どんな感想をお持ちになったのか、「手土産代わりに」そのうち記事にしてくれるはずです(笑)。

    私自身は、<Auro3D>ではなく、「Auro-3D」のファンを増やしたいと思っているので、Auro-3Dにすでに取り組んでいる者どうしのNicheな情報交換もさることながら(笑)、「Auro-3D」の世界をまだ知らない人に、一人でも多く、この素晴らしさに気付いてほしいと思っています。

    その意味で、今回拙宅にお見えになった、donguriさん、M1おんちゃんさん、グランドスラムさん、軽男GT4さんがいかに「Auro-3D」の良さ(Auro3Dではなく)を今後アピールしていただけるかを見守っております!

    ゆえに、続編、楽しみにしております!!!

  2. >あとAuro3DさんはAuro3D教だけでなく、Storm教でもないかと気づきました。もう一人の信者のかたも合宿に参加されており、Storm教に入信したくなってしまう自分がいました。いま必死に気持ちを抑えにかかっております。

    それはもう、以下の記事に書いた通りです(笑)。

    http://koutarou.way-nifty.com/auro3d/2023/03/post-c7a877.html

    実は軽男さんにも「Trinnovと比較されたんですか?」と聞かれたんですが、きっぱりと「いえ、即決、指名買いです!」。 だって、Auro-3D友の会会長(爆)を名乗るなら、本家筋のStorm一択でしょう(笑)、

    実はすでに少なくともお二人、「MK2の中古が出たら買いたい!」と言っている人が周りにいて、donguriさんも<参戦>されますか?競争率あがりそうだなあ(爆)

    • donguriさん

      先ほど、長文の「訪問記」をようやく脱稿したところで(今、ご本人の承諾が取れ次第、ブログにUPしますので、またご笑読ください)、ホッとしてここを再度読んだところ、突っ込みどころを見逃していたことに気がつきまして(笑)。

      >ただクラシック系の演奏会でのホールでの生音と比べると盛っている低音だなーとも感じます。donguriは音楽鑑賞では、もう少し抑えた低音が好みなので、Auor3Dさんとの嗜好の違いを感じたところです。

      うーん、これは私も実は常々感じているところなんです。これ、恐らくdonguriさんにご研究いただいた、「平面波」とも関係があるような気がしていて、つまり、特にAuro-3D(Matic含む)を再生すると、「ちょっと盛りすぎ?」と感じることがママあります。このフォーマットだと本来「逃げるべき低音」が逃げないので、逃げることを前提に録音エンジニアがちょっと持ち上げ気味に録音しているソースが多いからではないかと考え始めています。

      特に、私が愛用しているDirac Liveという補正ソフトは、デフォルトだとf特のターゲットカーブが左上がり(つまり、低域に行くほど、若干、持ち上げて、高域は軽くロールオフしている)を理想としているので、拙宅のように強烈な平面波が広い帯域で形成されやすいセッティングで、Auro-3D(Matic)再生すると、「必要以上に」低域の量感がLPに於いて大目になっているのではないか、と。

      私は何でも「基本はデフォルト派」なんですが(単にめんどくさいのとよくわかってないから=汗)、同じくDirac Liveを使いこなしておられるTomyさんなんかは、ご自身で補正のターゲットカーブを改変した「ハウスカーブ」をお作りになっているとか。私もちょっと今度時間のある時にTryしてみようかな、と思っています。

      もしいい感じになりましたら、またお招きしますね!

  3. donguriさん  こんにちは。

    2階も 伊豆のAuro3D邸に 行かれたのですね。 私は 昨年に一回だけで 大改修する前の状態ですね。 SPも 全部そろっていませんでしたし,電源も 普通の電源タップで たこ足配線状態でした。 かなり改善されたとは 想像しているのですが...。
    > 迫力とタイトさを兼ね備えた低音に進化したという印象を持ちました。ただクラシック系の演奏会でのホールでの生音と比べると盛っている低音。
    この辺りは 多分 プリのStorm の 性格かと 思います。 映画では 断然に Stormが 面白いと思います。
    私は クラシックの 音楽ソフトを Stormと Trinnovを自宅試聴で 聴き比べてTrinnovを 選択しました。 Stormと Trinnovを 使い分けられたら とても楽しいと思いますが。あとは 使いこなしと オーナーの 好みでしょうね。
    詳細なリポート ありがとうございました。
    また 頑張って 伊豆まで 行こうかな??

    • X1おやじさん

      Donguriさんより先にレスをつけてしまいますが、お許しください(汗)。

      M1おんちゃんさんに聞きましたよ!さり気に水面下ですごいシステムアップをされたとか?(笑) 私こそ、頑張って新潟に行かないと!!!

      スキーシーズンは終わりましたかね?今期はちょっと都合がつきませんでしたが、来期は、「友の会スキー部」を発足しようかとM1さん、グランドスラムさんも含めて話していました(笑)。その節はよろしくお願いします、部長!!!

      冗談はさておき、少しマジレスすると(汗)、B&WとStormの組み合わせだと、結構尖がった音にはなりそうですね。もちろん、好き好きですが、拙宅の場合は、ご存知のようにソナスとあの部屋が「甘く」してくれているので(笑)、私は音楽用にStormを使っていますが、そこまでビシバシ系ではないです(笑)。つまり、要は組み合わせかと。

      今度のマランツのAVプリも、Dirac Liveを備えているので、結構いい線行きそうだなと個人的には見ているのですが、どんな傾向の音を出すのかはまだ???ですね。

      そういえば、拙宅にお見えになった時は「OAタップのたこ足」でしたよね、汗顔の至りです(笑)。X1おやじさん、唖然としておられましたもんねぇ(爆)。まあ、少しはオーディオ的にはマシになりましたので、是非またいらしてください。

      • auro3dさん、今晩は、そうですね、私が訪問した時に較べると格段の進化を遂げたんだと思います。しかし、部屋の背面の機器の置き方は変わりましたか⁉️あれが私としては、とても、気になってました。あれが、改善されると凄いステップアップになると思うのですが⁉️
        あのツィスターの迫力は、サブウーハーを二ついれたにも関わらす、ストームのあのぶっとい音は出てきませんでした‼️
        多分音作りの違いかな?と思います
        もちろんスピーカーの違いもあると思います人それぞれが好きな音を追い求める‼️それが大切かな‼️と。
        スキーシーズンは!未だに続行中ですよ。お時間あれば、5月の連休までは、新潟で滑走可能ですね。もしくは、蔵王に集合しますか❤️

    • X1おやじさん

      コメントありがとうございます。
      Storm ISPについて調べてみると、かなり高度な設定ができ、
      相当なマニアかプロのインストーラーでないと使いこなせない感じがします。価格も三桁万円の世界。
      donguriにはデノン、マランツの製品にDirac Liveのオプション追加が現実的解決策かなと思ってます。
      StormでなくTrinnovを選ばれた理由はどのようなことでしょうか?

      • donguriさん 今晩は
        そうですね、ストームも沢山、色々な設定が出来ますが、トリノフは、もっと沢山、複雑に設定が出来ます
        オーケストラと合唱のような大編成の音楽を聴くでしたら、断然、トリノフ一択ですね。
        この違いについて、書きすぎると怒られそうですので、控えます。もちろん、一番、大切なのは使いこなしだと思います電源、ケーブル、セッティング。大切ですね。

        • X1おやじさん

          お返事ありがとうございます。
          トリノフが最高峰なのでしょうね。
          Stormよりさらに高額なんですね。
          donguri他のの部分で頑張ります。

          • X1おやじさん、Donguriさん

            スキー合宿はまだ可能なんですね!Donguriさんも恐らく滑れると思うので、ご一緒にどうですか?(笑)

            さて、TrinnovとStormの出音の違いについて、私やグランドスラムさんを気にされているのであれば、さすが気配りの方ですねぇ。ありがとうございます。

            ただ、私の知る限り、この両方を、全く同じ条件で、しかも自分の家のシステムに組み込んで聴いたことある方は、オーディオ評論家でもほとんどいないレベルで、一般の方ではまず皆無だと思います。ゆえに、そのご感想はとても貴重なものだと思います。

            私もTrinnovはX1邸を含めて3軒(うち1軒は16ではなく、32!)のお宅で聴かせていただいたことがあるのですが、もちろんすべて部屋もスピーカー他のシステムも異なるので、Stormとどう違うのかまでは弁別することができないのです。

            この二つの違いに興味を持っておられる方(どちらかを買う、という方)は、X1さんのご感想を待っていると思うので、(まあ、私は今度お会いした時でいいですが=笑)もう少しだけ詳しく書いていただけませんでしょうか?

            個人的にはまず、両方の聴き比べをした「音楽」ソースは、ATMOSだったのか、Auro-3Dだったのか、それとも普通の2chや5.1chだったのかに興味があります(笑)。

            • Donguriさん トリノフが 最高峰とは 申しません。 あくまでも 私の選択肢です。
              Aero3Dさん やはり 訳を知りたいのですね。 

              選択の決定打は オペラ レオ.ヌッチの リゴレットのあるアリアを 実際の 公演を 観劇したうえで 拙宅のシステムで 何度か 干渉しております。 当初は AVプリが セータの カサブランカ 音質的には 大変満足しておりましたが いかんせん 最新のフオーマットには 対応していないので 新しいプリを 探す中で 試したのが ストームと トリノフでした。 最初がストーム。 2層のSPは まだ 設置していなかったので まずは 音質と 表現の確認を行いました。  
              視聴結果   全く 実演の アリアとは かけ離れた 表現が されていました。多分 調整が 上手くなかったのかもしれません。あとは ラ.ラ.ランドの 冒頭のシーン。 CATSの メモリーなど 
              再生のモードは Auro-3dでは ありませんよ。

              次に トリノフ レオ.ヌッチの リゴレットも 他のソフトも まあまあ。 これで行くか!?という次第です。

              以前 拙宅に 来られた際に グランドスラムさんが持ち込まれたソフトを再生した際に グランドスラムさんが ボソボソと 呟かれた 言葉が 機材 部屋が違いますが 性格の差ではないかと 思います。

               

              • X1おやじさん(Donguriさん、横レスですみません!)

                ありがとうございます!!!なるほど、ボーカルの表現力に特に違いがあるのですね。納得感あります。なぜかというと、私がなぜ、AmatorIII+Octaveを手放さないか、というと、ボーカル再生において、Stormより好みだからです。グランドスラムさんがNADACを手放さないのと恐らく同じような理由でしょう。

                『リゴレット』は拙宅にもBDがありますが、是非、今度その、レオ.ヌッチのソース(まさか、LPじゃないですよね?うちはアナログ不可です=汗)をお持ちになって、また拙宅にいらしてくださいよ!

                少しは、うちのAuro-3Dシステムも進歩しましたので(笑)、ソナスとの組み合わせで、あの部屋の音響ですから、多少は(笑)Stormでも聴けるかもしれません! Give it a try!!!

              • X1おやじさん

                お返事ありがとうございます。
                また私の返事が遅くなりすみません。
                Auro3Dさんが答えたので自分が答えた気になっていました。
                オペラ再生が結構重要なテーマなので、
                トリノフ(あるいはストーム)にするとマランツからどれくらい違いが感じられるか気にはりますが、donguriの駄耳ではどうかな?

  4. dongriさん、こんばんは。

    Auro3D邸の昨年夏からの音の変化ですね。自分が聴かせてもらったは、もう1年前ですがその時と昨年夏は大きな変化はなさそうですね。入交氏の指摘を受けてから、大きな変革があったとのこと。

    その違いについては、とてもよくわかりました。
    以前は、
    「前方に広がる2階までの広大な吹き抜け空間のイメージから、上方から包まれる感じが神々しく素晴らしかったのですが、演奏者が実際にはありえない場所にいるように聴こえることもあり、リアリティのある音像の表現からは遠い音作りということでした。」
    今回は、
    「演奏者や楽器がたしかにフロアで演奏した像がありつつ、ホール全体からの残響音、効果音が包む感じに変化しておりました。ピアノはピアノの大きさで広がり、独奏のボーカルの口はちゃんと小さく表現されており、サラウンドの位置に配置されたパーカション群も実在感がありました。」

    簡単に言うと、「素人っぽいサウンド」が、「玄人っぽいサウンド」になったと言うことですね。イメージがよく伝わって来ました。

    上記の変化は2chでは「スピーカー位置の調整」で実施しますが、スピーカーの数が多いAuro-3Dでは「スピーカー配置をAuro-3Dの理想に近づけることが大事」と言うことになりますね。基本は同じだなと思いました。

    • ヒジヤンさん

      コメントありがとうございます。
      2 ch再生では、2個のスピーカーの音を、パッシブに部屋の物理的状態(部屋の音響)のみで、音場・音像を調整していくことになる。
      マルチch再生では、それに加えて、リスナーの横・上・後からの追加音源も積極的に利用して、アクティブに音場・音響を構築していくところが違うのかなと思ってます。マルチch でも部屋の音響をそれなりにしないといけないと最近気づいていじっているのがdonguriです。

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