10月は、通常業務を超えた仕事と諸事情重なり、隙間時間で音楽鑑賞するも日記を書く気力と時間が残っていなかった。やっとこの週末は一息付けて、日記を書く余裕ができた。
再生環境の変化としては、センターハイトSPの位置をちょっと後に移動しただけ。10センチほどだが、主な狙いはプロジェクター投影映像の上限がセンターハイトSPに制限されているわけだがそれを極力抑えるため。音の方にはほとんど変化は感じられず。以下が以前との微妙な差を示している写真です。
ハードネタが他にないので、最近手に入れて聴いてみた6枚のディスクの曲のご紹介。某サイトの輸入物5枚以上で最大3割引きというバーゲンの時に買うんです。
・新妻聖子さんのアンダンテ
このCD、さだまさしさんの作詞作曲である「道化師のソネット」をカバーしている歌唱があるわけですが、百十番さんのYouTubeチャンネルで、ソナスファーベルさんの部屋の空気録音で流れているのを聴いて、鳥肌立ち+涙ぐむという反応が起こってびっくり。現場の音はもっと素晴らしいと想像いたしますが、YouTube経由でも曲の良さとその歌手の表現力にはまったのでした。donguri、1年に1回あるかないかの感動度でした。「アンダンテ」を購入し聴いて、自分の環境でも何度も感動出来ました。本アルバムの他の歌ではそこまでのインパクトは感じなかったので、曲と歌唱の相乗作用なんだろうと思いました。新妻さんの歌声はテレビにもでておられたので聴いていて、うまいなーとは思っていましたが、感動したことは無かったのでした。ほんと、どんな時にはまるのか自分でもわからんなー。
・ルクーのヴァイオリンソナタ(ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 V.64)
この曲の入ったCD、演奏はタスミン・リトル。2013年の録音。数あるヴァイオリンソナタの中でdonguriが一番好きな曲がルクーのこれなんです。(相変わらずマイナー趣味でスミマセン)。レコ芸の最近の名盤1位は、イブラギモヴァの2010年録音となっていて、まあよく聴いていましたが、まだ聴いていないヴァイオリニストということで聴いて見たくて購入。悪くなかったけど、イブラギモヴァの方がやっぱいいかな。
ベルギー生まれのギョーム・ルクーは、セザール・フランクの最後の弟子で、将来を嘱望されていたのですが、24歳の時チフス感染で亡くなってしまい、もっと生きて、作品を残してほしかった作曲家です。数年前にCD8枚からなる全集が出ていまして、ヴァイオリンソナタが気にいたので、全部聴いてみました。ところどころにdonguri好みの旋律が出てきて楽しめました。非凡な才能が感じられました。その全集のDisk 1の1曲目がこのヴァイオリンソナタであるという事からして、この作曲家の最も優れ、ポピュラーな曲がこれと思われます。聴かれたことのない方は是非一度お試し下さいませ。
以上はステレオ録音ですが以下はマルチチャンネル音源です。
・オスロ新劇場の音楽監督を務めるマグネ・アムダールが作曲した「アストロノーシア」
これは、1991年に作曲され、ノルウェー作曲家作詞家協会の「1994年最優秀管弦楽作品賞」だそうで、ノルウェー2Lレーベルのディスクです。SACDとBlu-ray Disc Audioの2枚のフォーマットですが、後者は5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit)で、Auro-3Dヴァージョンは無いのですが、曲が面白そうなので聴いて見ました。マルチチャンネルは例によって、リスナー取り囲み楽器配置での演奏となります。この普通のコンサートではありえない聴こえ方が嫌な方には向きません。曲としては現代音楽のテイストは少なく、聴きやすく、リラックスして聴けました。いつもながら2Lの録音の良さが気持ちいい。
・モーツアルト・クラリネット協奏曲:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための3重奏曲:アレグロ変ロ長調-クラリネットと弦楽四重奏のための
マルティン・フレストのクラリネットがどんなもんかが聴きたくて購入。モーツアルトなので何度も聴いたことのある曲ではありますが、演奏も良くて聴き入ってしまいました。マルチチャンネル版のこの曲を探しているなら、買って損はないと思います。この録音、Auro-Maticで聴くと、空間が広がった感じがして、録音した場所に行ったような感覚が味わえました。
・ヴァインベルグ(1919-1996)のフルート協奏曲集
フルーティストはアントニーナ・スティチェンさん。当然ながら初めて聴く曲でした。20世紀の作曲家ですので、ロマン派までにない語法は入ってますが、まずまずdonguriとしては聴きやすい曲でした。TACETレーベルなのでマルチチャンネル版はリスナー取り囲み楽器配置での演奏となります。この普通のコンサートではありえない聴こえ方が嫌な方は2chヴァージョンも当然ありますので、曲が気に入った方は、そちらを聴いていただければいいでしょう。
・チャベス:ピラミッド、4つの太陽、コープランド:アパラチアの春
Dutton Laboratoriesは、1970年代のアナログ4チャンネル録音時代の復刻シリーズSACDを出し続けています。メキシコの作曲家チャベスを聴いたことなかったので購入。コープランドの曲は、相当昔のTELARC版CDを持っていた。アナログ録音の時代の録音で最新のデジタル録音とは違うテイストである。強奏部分、歪っぽい感じがするときがあるのは先入観か。チャベスの曲は、うーん、donguri的にはピンとこなかった。
最後に、 donguriが勝手に決めるオーロ映えランキング(注)は?
新妻聖子:アンダンテ ★★
ルクー:ヴァイオリンソナタ ★★
アムダール:アストロノーシア ★★★
モーツアルト:クラリネット協奏曲 ★★★★★
ヴァインベルグ:フルート協奏曲 ★★★★
チャベス:ピラミッド ★★★
(注)星5つが最高。立体オーディオAuo-3Dの効果を加えた時にオリジナル再生より良いなと思える度
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Donguriさん
久しぶりにお名前を見ましたが、お忙しかったようですね。であれば「友の会」のブログの方もご覧になっておられないかもしれませんが、できれば今週末にお見えになる前に流し読みしておいていただけると、当日の説明がスムースになりますので、よろしくお願いします(笑)。
その際、この「五つ星」のDisc、是非、お持ちください!
拙宅のシステムのAuro-Maticでも聴かせてくださいな。
楽しみにしております。
Auro3Dさん
コメントありがとうございます。
Auro-3D友の会の情報は拝見させていただいておりましたが、Auro3D邸の最近の実験等、レベルが高くて、理解するのも大変と感じております。
今週末よろしくお願いいたします。
Donguriさん こんばんは
お忙しいのが やっと片付いたのでしょうか? 私も最近は 映画を見るときに Auo-3Dで 無いものを Auro-Maticで 見ることが多く その方が良く聞こえることの方が多いですね。 もちろん音楽物ですが。
今週末は 楽しみにしておりますので よろしくお願いします。
まだ 雪は 大丈夫ですよね?
x1おやじさん
早速のコメントありがとうございます。
天井反射板導入以降は、Aruo-3Dの音場が落ち着いてきたような気がしてます。
今週は最低気温が一桁になってきてますが、天気は安定しており、
雪・氷の心配はないと思います。
土曜日お待ちしております。
donguriさん
初めまして、投稿読ませていただきました。
YouTubeを見てのアンダンテの購入にとても嬉しく思います♪
いい曲ですよね、ガルネリは特に女性ボーカルものを得意とするのでセッティングや部屋の調整時にはよくこの曲で鳴り方のチェックを行っております。
donguriさんにとっても良い1枚になれたら幸いに思います♪
ソナスファベールさん
コメントありがとうございます。
YouTube経由とはいえ、ソナスファベールさんの音が素晴らしかったことが、
donguriが感動できた要因の一つと思っております。
素敵な曲との出会いを作っていただけたこと、感謝申し上げます。
忘れちゃいけない、百十番さんにも感謝しなければなりませんね。
donguriさん、こんばんは
その様に言っていただけるととても嬉しく思います。有難うございます♪
この様な広がりを持たせていただけたのも百十番さんのおかげです。
本当に感謝してます(ㅅ´ ˘ `)
そして、私の今のオーディオルームがあるのもPhil-M会員の沢山の方々の影響あっての事です。
私も思った事をダイレクトにコメントしてしまう、良いのか悪いのか分からないくせみたいなものがありますが、今まで携わってきた方々には感謝の気持ちを忘れた事はありません(^人^)
可能であれば皆さんと良い関係を築く事が私の望みでもあります。
ソナスファベールさん
donguri、気をつけているつもりでも相手にとって不快となるような不適切表現となってしまうことがあるのは自省しなければと思うところです。
音楽や映画の作品についてや再生環境についてといった趣味の話題については、気持ちよく、楽しくコミュニケーションを続けていきたいですね。
donguriさん、こんばんは
遅れてのコメントで失礼します。
最近は育児とオーディオルームのチューニングに追われてSNSの確認が出来ておりませんでした^^;
現に仕事中、職場の端っこでお手製のオーディオパネルを制作しております(´艸`)
確かに公共の場での発言となりますので、言葉を選ぶのは大人としてのマナーですね、私自身改善していく必要があるかもしれません(´-`)
投稿にて私の名を出していただいたのも何かのご縁と感じます。
もし宇都宮へお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
計算された反射を考えた音、とまではなりませんが、6畳と限られたルームだからこその音の魅力、そしてソナスファベールの音の歴史を感じられると思います。
これからもdonguriさんの投稿を楽しみにしております。
donguriさん、こんばんは
Diskのご紹介有難うございます。
私はクラッシックは全くの初心者ですので、このようなご紹介は大変ためになります。早速、オーロ映えするマルティン フレストのSACD版をポチリました。楽しみです。
Tomyさん
ようこそクラシックの世界へ!
ジャンルを問わず、良い音楽を聴いていきたいですね。
色々聴いている内に、楽器の音色を聴いた瞬間に鳥肌立つという経験もできるので、音と人の感情・体の反応って面白いなーと思っております。
donguriさん、ソナスファベールさん、こんばんは
当方のYouTubeを視聴いただき、また気に入っていただきありがとうございました!
私もこれをソナスファベールさん宅で聴いた(一発目がこれでした)時は、鳥肌でした。
システムも、意識して構築しただけあり、特に女性ボーカルは見事でした。
新妻聖子さんは、それまでテレビ東京のカラオケ番組で超高得点を出すミュージカル女優、というイメージしかありませんでしたが、このトラックは「並じゃない」と印象付けられる出来に思います。
なぜか、私の契約するTIDALでは、別の曲しか配信されていません。
それらはそれほどでもなく。。
ついでに、さだまさしさんのオリジナルも聴いてみました。
ちゃんとしたオーディオで聴くのは初めてでした。
でも、新妻聖子さんの方がこの曲に関してはオリジナル以上ではないかと思ったりも。。
さださんといえば、こちらかな。
5月に富良野に行ってそのままにしていた多くの写真(お気に入りのレンズで撮影)から、五郎さんの碑のものを添付します(発表の場がないので)。
百十番さん
コメントありがとうございます。
百十番さんのYouTubeは楽しく拝聴させていただいております。貴重な情報いつもありがとうございます。
donguriはAmazonのサブスク入っていますが、そちらにも「アンダンテ」の曲は無かったので、Diskをヤフオクで仕入れました。
その後、道化師のソネットは合唱版も聴いたりしましたが、名曲であることに間違いはない。アンダンテ」のアルバムの中で次に良いなと思ったのは、中島みゆきの作詞作曲の「糸」でした。結局その世代の言葉に共感できると言うことか、いや、70年台からいまだに一線で活躍できる方々がすごいということも言えるかな。
ソナスファベールさん
コメントありがとうございます。
宇都宮だと平日の住居地と遠くないですね。
今後ともよろしくお願いいたします。