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道中膝栗毛レポ【第19話:教授(WH)邸 前編】

日記・雑記
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Ray邸を後にして、宿泊先の四国へ向かう。
夜の12時までにチェックインしないとホテルは閉まってしまう。出発は8時半を過ぎていた。走行距離は250Kmだ。本当に到着できるのか、不安に襲われる。四国方面に向かう道は空いていた。だが、反対車線は渋滞が続いている。今日、舞鶴から来た道をまた折り返している感覚なのだ。昨日はカーナビに頼ったためにえらい目にあった。だから、もうカーナビは信用していない。岡山を超えて、瀬戸大橋を渡り四国入りした後、愛媛方面に向かうコースだ。

途中で教授にTELをする。安心してもらおうと思っていた。だが、まだ予断は許さないとのことで再度TELすることになった。テツも今度は絶対に道は間違えられないと慎重だ。奥さまに電話をして道を聞いている。どうやら、家のパソコンで道を調べてもらっている様子。だが、中国自動車道に乗る所で躊躇している。車は止まった。何故かはわからなかったが念には念を入れたのであろう。再度、奥様にTELする。OKのサインが出た。よし、このまま後は高速で一直線だと思った。ここまでくればもう大丈夫だろうと思い教授にTELする。9時を少し回っていた。あと200Kmくらいだ。だが教授の指示は「岡山まで来たら再度TELせよ!」だった。どうやら、まったく信用されていないようだ。だが、ここは指示に従うことにした。高速に乗るとテツは飛ばす。早い早い、この調子なら大丈夫だと確信した。岡山を過ぎたので教授にTELした。すると「次は、瀬戸大橋に入ったらTELせよ!」だった。ムムム・・・指示に従う。

瀬戸大橋に入った。TELした。きっと次の指示が来ると思った。やはり来た。「高速を降りたらTELせよ!」この時11時位だったと思う。まだ、心配らしい。高速を降りてTELした。後5Kmくらいだった。「もう大丈夫です。ありがとうございました。」先に言った。だが、次の指示が出た。「ホテルの前まで来たらTELせよ!」ハハアーとTELしながら再敬礼をして指示に従う。ホテルの前まで来た。この時、11時45分だった。良かった~と思ったら気が抜けた。次の日は、朝8時にホテルの前で待ち合わせすることに決めてその日は互いの部屋に分かれた。

次の日は、ホテルの前のファミレスで朝食を取った後で、教授とホテル前で待ち合わせて教授邸に向かった。朝になってようやく四国入りした実感を持った。やはり四国は大陸である。町中でも地平線が見える。このような環境なので、スケールの大きなオーディオが育まれるのであろうと思った。ホテルから教授邸までは、5分くらいだった。

部屋に入ると、やはりスケールの大きなオーディオがそこにはあった。

次回に続く

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