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今年の課題は感動再生

日記・雑記
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演奏活動がひと段落したのでオーディオモードを始動しています。演奏会モードの時はオーディオ断ちをしていましたので、音楽は一切聴かずにいました。つらい自主練や稽古がやりたくなくなるので断楽が必要になるのです。自分はアリ科に属しているようです。

 

さて、オーディオが自由にやれるようになっても、何に取り組もうかと悩みます。すでに日記にしていますが、一番試したかったのは生を聴いて感動した、「リゲティ 弦楽四重奏曲第2番/ディオティマ弦楽四重奏団」をオーディオで再生した時に、あの感動は再生出来るのか?と言うことでしたが、そう簡単に問屋は卸してくれません。

 

聴く人を感動させるように鳴らすのは容易なことではないですね。そんなことを考えながら取り組みを決めました。『今年の課題(生涯の課題?)は感動再生』にします。ですが、感動再生と言っても何をすればよいのか、どう取り組めばよいのかもわかりません。そこで、生演奏との対比をしながら考えています。

 

<音楽で感動した経験の振り返り>

・生演奏は水もので、「大きく感動する」こともあれば、「何も感じない」こともある

・「オーディオで聴いている方がよかった」と思うことも少なくない

・時に訪れる大きな感動はオーディオで味わうものとは別格と言える場合がある

・音楽を聴いて起こる感動は、演奏、ホール、聴く位置、体調や気分、周囲の人など様々な要素に関連していると感じる

・視覚のありなしも大きな要素と思える

 

<オーディオで感動した経験の振り返り>

・オーディオでの大きな感動は、「求めていた音が出せた時」「音が急によくなった時」「苦労したことが完成した時」などがある

・この感動は音楽を聴いて感じる感動を上回る場合がよくある

・オーディオ再生で、音楽的に大きな感動を味わったケースは少ない

 

◇ならば、オーディオで音楽的に感動する再生を成したならば、より大きな感動を味わうことが出来ると言えそうだ

◇オーディオでの感動再生は、演奏活動での感動する演奏と同義であると思える

◇これまでも、音楽の感動体験をベースにオーディオでのサウンド作りを進めてきた

 

<演奏活動の振り返り>も実施してみました。音楽を奏でるにあたり、下記を段階的に進めます。

①正確な音を出せるようにすること(楽譜通りの演奏)

②いい声、いい演奏が出来るようにすること

③聴く人を感動させる演奏をすること・・・ここまでには容易に到達できないし、どうしたらそうなるのかもよくわかりません。

 

<オーディオ再生に当てはめてみると>

①正確な音を出せるようにすること・・・これまでも取り組んできている

②いい声、いい演奏が出来るようにすること・・・いい演奏は沢山のソフトがある、いい音はオーディオ活動で中心的に実施していること

③聴く人を感動させる演奏をすること・・・生演奏でもわからないのだからオーディオ再生でわかるはずもなく

 

わからないので、<実行可能な方策を脳内シミュレーション>してみます。

・機器を替えれば感動再生が出来るのか?・・・経験的に、音が変わってよくなったと感じても、それほどに大きな変化でない

・電源、音響、振動対策で感動再生が生まれるか?・・・すでにかなり手を入れてきているので、大きな進化は望めない

・新たなアクセサリーの採用で期待は出来るか?・・・ちょっとあり得ない感じですね

・部屋を替えたら・・・変化代は大きそうだが、簡単には出来ないし、効果のほども予測できるようにしないと

・ソフト選びで解決するか?・・・多数の音源比較をしてみたが、演奏の違い、録音の違いを味わうに過ぎなかった

・感動体験・・・ここにキーがありそうに思えるのですが?

 

これまでの経験から、大きな感動は行動に対しての原動力となるものです。そして、感動が蘇るという言葉がある通り、感動体験を重ねることがひとつのポイントと思えます。自己の内面の奥深くに語りかけることによって、見えてくることがありそうです。話がぐるぐるしてしまいましたが、今は決め手の想像もついていませんので、先ずは多くの生演奏とオーディオ演奏を聴いてみることにします。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ヒジヤンさん、こんばんは。

    私もクラシックをよく聞きますが、ヒーリング系もよく聞きます(昔風に言えば、イージーリスニング?)。

    クラシックのコンサートならまだ良いのですが、イージーリスニング系のコンサートって、生演奏よりも演奏前後のPAスピーカーでCDか何かの同アーティストの楽曲を掛けている時の方が音質が良かったりします。

    そういう事が多々あったので、あまりコンサートには行かなくなりました。

    私にとってコンサートは、それほど大きくない場所で生音で演奏される方が好みですね。

    有名楽団がそういう場所で演奏するかは別としてですが(笑)

    • ヒジヤンさん、再度失礼します。

      私の筆記にコメント頂いた内容ですが、読み違えていたのでこちらで書き込みます。

      自作電源の青ダイオードが反射しているブツは、ルームチューニング用の拡散板です。

      Amazonで格安で売っていたモノですが、未加工では音圧による共振が酷く、逆効果だったものを加工して使っています。

      https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09N74W4SQ/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&th=1

      加工後は反射板としてはなかなかの効果があります。
      ただ、加工コストが本体よりも高いのが難点ですが(汗)

    • へっぽこハム太郎さん、コメントありがとうございます。

      この話は、興味を持っている人(?)が殆どいないので、やり取りが出来るだけでワクワクします。

      自分の認識ですが、
      ・PAを使った生演奏の音は、殆どの場合オーディオの方がよく感じます。
      ・PAを使っても生が圧倒的によいと思ったのは、ミュージカルで響きのよいホールの実演でした。歌手の歌のうまさに加えて、ホール中に歌声が響き渡り、身体がしびれるほどに感動しました。
      ・クラシックの場合は、響きがよくて演奏に対してホールの容積が適当な場合は、生の方が音がよく感じます。逆に言えば、響きが悪い 又は ホールの容積が適当でない場合は、オーディオの方が音がよく感じます。

      ハム太郎さんの体験談
      >イージーリスニング系のコンサートって、生演奏よりも演奏前後のPAスピーカーでCDか何かの同アーティストの楽曲を掛けている時の方が音質が良かったりします。

      これはよほどホールがデッドで、容積も大きなホールでの出来事と推定出来ますね。オーディオマニアは音がよくなければ満足できない生き物だと思いますので、「ホールの響き」と「容積の適当さ」は外せない指標になるかと思います。

      フルオーケストラを聴く場合も、ウィーンの学友協会ホールなど容積は小さいです。サントリーホールと定員は同じくらいですが、容積は極端に言えば半分ですね。だから濃密で音量も大きく、身体に響き渡るような音が聴けます。(秘密はそれだけではないのですが・・・)

      >有名楽団がそういう場所で演奏するかは別としてですが
      →ウィーンではあるんですね。日本で聴く音楽との違いの大きさに感動し、6回も単身渡墺してしまいました。自分の中ではオーディオ修行の旅です(笑)

      >私にとってコンサートは、それほど大きくない場所で生音で演奏される方が好みですね。
      →私も同感です。演奏に適した会場が大事ですよね。商業ベースの運営に何度騙されたことかわかりません。

  2. へっぽこハム太郎さん

    ご連絡いただきありがとうございます。
    ハム太郎さんは、この手のものがお好きですよね。自分も果物用の運搬仕切り板を塗料で固めてルームチューニング材として使っていたことがありますので同類です。

    >未加工では音圧による共振が酷く、逆効果だったものを加工して使っています。

    よくわかります。自分も電熱ヒーターに悩まされました。ペラペラの板が共振して音を濁すんですよね。昨年末に塾考して購入したヒーターも、悪影響が出てしまったので、アルミテープと竹箸とレアルシルトがベタベタ状態です。

    一旦気になりだすと、とことんやらないと気が済まなくなる点も同類ですかね。「同類相憐れむ」そんなワードが浮かんでしまいました。

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