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KY氏の指摘と解決策

日記・雑記
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オーディオオフ会を実施して、「褒められればうれしい」ですが、「指摘されれば自己のサウンド磨きをレベルアップするチャンス」でもあります。

 

・自分でも気づいているのだが、他人から言われて何とかしたくなるケース

・自分では気が付かなかった部分を、他人から言われて顕在化するケース

 

まずは指摘内容の整理から実施します。自分では気が付いていなかったことのみピックアップしました。

 

<KY氏からの指摘内容>

①MTTマーラー交響曲第8番の合唱に、左右端の歌手の顔の高さに段差がある

⇒スピーカー前のボードの幅を広げることの提言を受けた

 

②KKVレーベルの男性ボーカル+合唱で、男性ボーカルの歌う位置が低い

⇒スピーカー前のボードの幅を広げることの提言を受けた

⇒耳位置の高さの違いからくるものかもしれないとの補足もあった

 

③ポッジャーのヴァイオリンソナタで、ピアノの位置が高く、ヴァイオリンの位置が低く聴こえた

⇒その場の確認では耳位置の違いであると結論付けた

⇒ただし、耳位置違いの場合は、今後のオフ会でも同様なことが起きることが考えられる

 

上記を検証するために、まずは現状確認から実施しました。(わかり易いところから記録する)

 

<指摘内容の確認結果>

②の「男性ボーカルの歌う位置が低い」との指摘

(確認結果)

・自分が聴き直したところ、「ボーカルは目線の位置で狙い通り」だった

・耳位置を上方に移動すると、「ボーカルの歌う位置が低くなった」

原因は耳位置の高さであることが判明した

 

(課題)

・耳位置の高さで、ボーカルの歌う位置が変化しない工夫が必要

 

(対策案)

・KY邸では、聴く人の耳の高さに合わせて、「椅子の高さで調整している」とのことだった・・・でも、自宅では沢山の椅子を用意することは出来ない

・椅子を上下可動式にする案も出た(くされももんが案)・・・でも、椅子は自分の快適性が一番大事と考える

 

③の「ピアノが高く、ヴァイオリンが低い」との指摘

(確認結果)

・自分が聴き直したところ、「ピアノが低く、ヴァイオリンが高く」生演奏のイメージ通りだった

・耳位置を上方に移動すると、「ピアノが上がり、ヴァイオリンが下がった」

原因は耳位置の高さであったことが判明した

 

◇(課題)と(対策案)は、②の「男性ボーカル」と同じになります。

 

①マーラー8番の「合唱の左右端の歌手の顔の高さに段差がある」との指摘

(確認結果)

・自分で聴き直したが、「指摘内容がよくわからなかった」

・耳位置を上方に移動して聴いても、「指摘内容がよくわからなかった」

・そこで、再現性の狙いを再確認することとした

 

上記が録音現場の様子である。

・この写真を見ながら聴き直ししてみて、指摘された原因は「数百名の合唱の聴き取りの問題」であると思われた

・再生の再現性不足の問題であるとも言える

 

(課題)

指摘内容とは異なるのだが、「耳位置の高さにより、合唱の聞え方が大きく変化する」という新たな課題に気付いた。

これも、②、③と同様な「耳位置の高さにより聞え方が変わる」課題で同内容であると括れる。

 

*****オフ会指摘の共通課題*****

①②③共通課題:「耳位置の高さにより聞え方が変わる」ことに対する対処

 

(現状)

・歌声の位置、合唱の聞え方、楽器の定位などが耳位置の高さで変化する

・普段は自分合せとしているが、ゲストに合わせて簡単に調整出来ると便利である

・椅子の高さを変える、上下可動式の椅子の対応策もあるが、自宅では選択し難い対策案である

・そこで、他の方策で対策することとした

 

<検討結果>

・スピーカー前のボードの位置を前後させることによって、耳位置の高さが変化しても聞え方を同等に出来ることがわかった

 

・ボードの位置は±30㎜程度の移動で、耳位置の高さ±100㎜程度はカバーが可能

・自分の身長は168cmであるが、このボード移動の±30mmで身長148㎝~188㎝程度まではカバーが可能と推測できる

 

◇この検討結果は、次のオフ会で検証してみようと思います。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. いろいろ意見が飛び交ったオフ会でしたが、整然と課題を整理されており、同席したこちらも大変参考になりました。

    KY氏をご案内したこの数日は、ヒジヤン邸に限らず「頭の高さ」が重要な要素として幾度となく出てきました。追い込まれたシステムであるほど耳の位置や高さで聴こえ方が顕著に変わってくると思いますので、ある意味永遠のテーマですね(笑)。

    高さを調節できるピアノ用の椅子はどうか?というのは半分冗談でもあったのですが(汗)、おっしゃる通り、音質を求めるあまり快適性を損ねたら、それはそれで本末転倒な気もします
    (もう十数年も前の話ですが、ヒジヤンさんも面識のある某氏のお宅にお邪魔した時、正座からお尻を少し浮かせた状態を進められ、半分筋トレでしたww)。

    自分は、オフィスで使う椅子(もちろん、高さ調節可)とオットマンという組み合わせで落ち着いていますが、耳の最適な高さはどうやらその椅子では調節できない範囲らしく、そのうちスピーカー側の高さを見直そうと考えています。

    • くされももんがさん、おはようございます。

      「頭の高さ」はKY氏来訪の3日間に共通するテーマだったのですね。KY氏が大柄な方ですので、顕在化しやすかったのでしょうね。するどい耳をお持ちなので、すぐにバレてしまいます。

      >ヒジヤンさんも面識のある某氏のお宅にお邪魔した時、正座からお尻を少し浮かせた状態を進められ、半分筋トレでしたww

      どのお宅だろうと頭を巡らせていたのですが、思いさせませんでした。A氏、B氏、C氏・・・う~ん、わかりません。

      人の耳は、特に左右方向が敏感ですね。ですから、追い込まないオーディオ・サウンドでは、「耳位置を少し動かしただけで音が変わってしまう」のが普通です。ですが、このようにならないように追い込んで行き、「顔や少々の位置を変えてもステージは変わらないように仕上げていく」のですが、反面として「上下方向にしわ寄せが来ている」のかもしれないです。

      もしくは、自分の音作りが、「響きがリスナーに向かってくるように調整している」弊害かもしれないです。

      ただ、コンサートホールでも1階席と2階席では聞え方は変わりますし頭の中はぐるぐるします。「耳位置の高さによる聞え方の違い」は研究すべきテーマにも思えます。

      >追い込まれたシステムであるほど耳の位置や高さで聴こえ方が顕著に変わってくると思いますので、ある意味永遠のテーマですね

      この書き込みにも目が留まりました。
      オフ会後も有意義です。今回の機会を作ってくれた、くされももんがさんに感謝です。

  2. KY氏からのアドバイス

    「耳の高さ」への対応策として、KY氏邸で実施されている対応策の情報をいただきましたので掲載しておきます。
    ・お客様に聴いていただく時は、耳の高さを「椅子」と「クッション」の組み合わせで、「10mm未満に追い込んでいる」ことです。
    ・皆さんは座るだけなので、私が予め調整していることを知らないこそうです。
    ・これに至った経過は、背の低い女性に聴いてもらった時に、「全部の音が上から降ってくると言われてショックを受けた」のが、きっかけだったとのことです。

    ◇具体的な写真を添付しておきます。・・・どのお宅でも活用が可能なので参考になりますね。

  3. ヒジヤンさん
    おはようございます。

    ちょうどのタイミングですが、私もオフ会で視聴位置(耳)の高さを指摘されました。

    「ベースボードの追加」と「サイドツィーターの廃止」により、以前よりもツィーターの位置が高くなっていたにもかかわらず、同じ椅子で聞いていたというわけです。
    とりあえずは椅子の下に木の柱を引っ付けてベースアップしてみようと思っています。
    その後の微調整はご報告にあった床の反射量調整で頑張ってみたいです。

  4. CENYAさん、レスありがとうございます。

    ちょうどタイミングよくテーマが合いましたね。
    これから出かけますので、明日にでも自分が考えることについてコメントをしますね。
    情報交換していきましょう!

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