「ポップスの響きが気になる」として指摘を受けたことへの対応の三歩目になります。初めの一歩目は「コーナー部の吸音」でした。二歩目は「左右の壁面から来る反射音を揃える」です。そして今回の三歩目となります。
使ったのは、『セラミック炭』です。年初の西方オーディオ巡りの時に、京都人邸にダンボール箱がいくつも転がるように置いてあったので、「これは何ですか?」と尋ねると、「アスカの韻の中身に入っているセラミック炭」とのことでした。その時は「ふーん」と言う感じだったのですが、指摘の対策を考えている中でこれが使えそうだと思ったのです。
そこで、インターネットで調べてみると建築用は安いです。これは実験も兼ねて試してみるしかないと思いました。アスカのHPからは「低音から高音まで吸音する」とあります。吸音材は大抵の場合、高音は簡単に吸収するのですが、低音を吸収する材質は中々ないです。難点は注文してから届くまでに時間がかかる点でしょうか。3週間かかりました。
ようやく届いたので、試してみると「これはいいです」
①一歩目で設置したコーナー吸音材の中身がポリプロピレン繊維+竹炭(40g)でした。これと、セラミック炭ワンパック(500g)と比較してみます。
◆ポップスの歌声やバック演奏がスッキリとしました。
これはいいと思い、少し変更を加えます。
②セラミック炭ワンパック(500g)を、ツーパック(1000g)に増加して円柱のピロケースに入れて試してみます。
◆更にスキッリとしたので、まずはこれで仮置きとしました。
◇試してみて、「低音から吸音する」うたい文句に納得しました。
そこで、セラミック炭ツーパック(1000g)入りのピロケース入りを沢山作って(計8個)試すことにしました。
③スピーカー後方の低音が溜まりやすい場所にセラミック炭入りのピロケースを設置
・・・左右に1個づつ、2個づつ、3個づつ と試してみましたが、多い方が効果を感じます。
◆更にスッキリします。どうやらコーナー部の低音が頭の後ろまで回りこんで、音が被っていたようです。
セラミック炭は12Kg買いましたのでまだあります。取り合えずのお試しでよい効果が確認できましたので(やり過ぎとなっているかもですが)、徐々に追い込んで行きます。「三歩目の正直」これで、ポップスの響きが気になる対策は目処が立った?かもしれないです。
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ヒジヤンさん、こんにちは。
私もこのセラミック炭は、狭い8畳時代から使っています。
セラミック炭の良いところは、あまり美味しい帯域は吸収し過ぎないところですかね。
現在は16帖強の部屋になりましたが、それでもセラミック炭の効果は絶大です。
現在、スピーカー後ろのコーナーは、AGSモドキとセラミック炭の併用ですが、セラミック炭は、床から天井まで2.6m積んでいます。
AGSモドキは、太い丸棒の入手の関係で、低い周波数の攪拌効果がイマイチでしたが、セラミック炭の併用でなかなか良い結果になっています。
そうそう、セラミック炭はコーナーだけでなく、面の中央部分で発生する中低域の定在波吸収にも効果があります。
天井があまり高くない部屋ではお勧めです。
へっぽこハム太郎さん、コメントありがとうございます。
アスカオーディオが韻(HIBIKI)にセラミック炭を使ったのが2019年ですから、それ以前から使われていたのですね。「先見の明」がありますね。さすがです。