11日目 7th Wien – イベント終了

日記・雑記
日記・雑記
Sponsored Link

音と音楽観光食事共に本懐を遂げましたので、ウィーンで過ごす最後の日は比較的自由に行動出来ます。そこで、これまで行ったことのない場所にも足を延ばし、夜にはラストコンサートを楽しみ、ウィーンでのイベントを終了した日でした。

 

2024年3月11日 天気:曇りのち雨

5時:目覚め

7時:朝食

11時:ベルヴェデーレ宮殿

15時:ペーター教会

19時半:コンツェルトハウス コンサート

 

朝の楽しみはホテルでの朝食です。アパートメントの時は、スーパーに買い出しに行っては、値段が高いと思いながら節約生活をしていましたので、好きなものを好きなだけ食べることが出来る幸せを感じていました。

 

夜のコンサートまでは時間があったので、これまで行ったことのないベルヴェデーレ宮殿に行くことにします。向かう途中で、気になっていたカフェに立ち寄りました。

このカフェは、内装が洒落ていることに加えてシステムが面白いです。飲み物や食事はフリーですが時間制で、カフェは30分飲み放題。食事も決まったメニューでスタートしてから追加もフリーですが60分制です。一番高いメニューでは90分まで追加オーダーもフリーでした。自分はカフェ オーダーでしたので30分フリードリンクです。ですが30分などあっという間ですね。

 

ベルヴェデーレ宮殿へはトラムで5駅ほど行った先でした。ハプスブルク家に仕えた英雄の個人所有だったとは思えないような広大な建物です。

中庭をはさんで上宮と下宮と別れていますが、クリムトの絵画が多数展示されている上宮のみ拝観することにしました。

 

有名なクリムトの絵やナポレオンの武勇画なども展示されています。

面白かったのはオーディオガイドです。当時の芸術家の生い立ちや苦悩などの解説に聞き入っていました。音楽も同様ですが、芸術家は存命中は苦しい生活をしていて、死後に認められる生涯を送るひとが多いですね。描かれている政治家や貴族とは真逆なことが考えさせられます。

 

じっくりとオーディオガイドを聞きながら回っていると、すでに14時となっていました。下宮と中庭は眺めただけでベルヴェデーレ宮殿を後にしました。

 

その後は目抜き通りのケルントナーに向かい、懐かしのシュテファン大聖堂に入ります。(内部はアイキャッチ画像の写真)

シュテファン大聖堂を出ると小雨が降ってきました。徐々に激しい降りになって来ましたので雨宿りにペーター教会に避難します。礼拝堂に入るとお札の寄付を要求されるため、入り口のところに雨宿りの人が溜まっていました。入り口は満員ですが、礼拝堂の中はガラガラです。

 

ペーター教会の入り口が混みあってきましたので、レストランに場所をかえます。ちょうどよいので、食べる機会を逸していたウィンナーシュニッツェルを食べながら雨脚が弱まるのを待ちました。

 

一度ホテルに戻ると雨も弱くなって来ましたので、コンツェルトハウスに向かいます。空模様から、ホテルを出た先からコンツェルトハウスまでトラムとバスを乗り継いで行きました。最終日のコンサートはコンツェルトハウスの3階席です。しかも一番奥。これまでにコンツェルトハウスは1階席で聴いたことしかなかったので、この位置で聴くのは初めての体験になります。

 

最後のコンサートは昨日に引き続き、チェコフィルの「オールドヴォルザーク プログラム」です。演奏曲は、「カーニヴァル」「ピアノ協奏曲」「交響曲第9番”新世界より”」の3曲でした。3階席はステージから遠いのですが、この位置からのホール全景は悪くなかったです。

 

ラストコンサートですのでよい席を確保したかったのですが、一般発売の日には余った数席しか空いていませんでした。前日のチェコフィルの公演は、一般発売日には半分くらいしか埋まっていませんでしたので、この差はなに?と思い確認したところ、「アンドラーシュ・シフ」人気だったようです。3階席には学生らしい人も多数いて、食い入るように聴いていました。

 

仕方がなく選んだ席でしたが、この位置で聴く音響はそれほど悪くなかったです。聴こえるか聴こえないかで言えば、「割とよく聞こえた」です。実音と響きのバランスで言えば、「響きが多いが、思った以上に明瞭に聴こえる」でした。ダイレクト感はありません、ですがシフのピアノの粒立ちの良さにはびっくりしました。交響曲第9番”新世界より”では、フォルテシモの部分で80dBまで上がりましたから、大音量好きでなければ音量も満足出来ると思います。やはり、コンツェルトハウスは2階席や3階席の方がいい音で聴けそうです。次に機会があったなら、2階バルコニーの席のステージから少し離れた位置で聴いてみたいと思います。

 

演奏後の拍手と歓声は、シフのピアノ協奏曲が一番でした。

 

最後はサービス精神旺盛な指揮のビシュコフに向けて、「アンコール」の合唱が出ていました。日本公演でもそうでしたが、ビシュコフはアンコールをやることを、お客さんも知っているのですね。アンコール曲は、日本のみなとみらい公演と同じ「スラヴ舞曲」が演奏されました。

 

これで長かったウィーンでのイベントはすべて終了です。数々の出来事を思い出しながらホテルに戻りました。

 

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ヒジヤンさん

    こんにちはタイトルの写真に目を奪われました(๑°ㅁ°๑)
    素晴らしい環境での経験をされてるんですね♪
    羨ましい限りです(´。・v・。`)

    シンプルなコメントお許しください(*_ _)
    あまりにも良い人生に驚いてます。

  2. ソナスファベールさん、コメントありがとうございます。

    ウィーンはどこに行っても素敵な空間で、夢の世界に浸って来ました。ですが、勝負はこれからですね。たっぷりと詰め込んだ体験をどのように活かしていくのか?

    活動ははじめていますが、簡単に成せるものでもないので精進して参ります。

    アイキャッチ画像はシュテファン大聖堂の内部です。見た目はすごいのですが、音は・・・なんです。

タイトルとURLをコピーしました