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Mt.T2言いたい放題 来訪記 – 半年振り(前編)

日記・雑記
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今年の2月にお越しいただき約半年ぶりでした。今回はTIASが7月開催になりましたので、そのタイミングに合わせての来訪です。20年近く前から聴いてもらっていますので、評価はシビアです。それがまたよいと言えばよいのですが・・・

前回の厳しい指摘はコチラです。

 

前回に対してのハードやセッティングの変更点は数々あります。大所は「7thウィーン サウンド見直し」ですが、その後も「アースケーブルに磁性体」「P&G konadeの採用」と変化点は多いです。その変化を感じてもらおうと、プログラムを念入りに考えていたのですが、毎度のことながら話し出すと長くなってしまうのですね。前半の3時間半で10曲少々のスローペースでした。1曲ごとに感想を聞き、掘り下げていくのでとても時間がかかります。

 

プログラムは下記で、大きくは二つです。

①以前の試聴音源でのサウンド変化の確認 – a)ジャズ b)ボーカル c)クラシック

②新たな音源での各種のジャンル確認

 

Mt.T2さんの日記は3か月以上先になるので、自分視点で先に記録しておきます。

①-a):変化確認ジャズ編

最初のアート・ペッパーから長くなりました。

以前からの対話の中で、Mt.T2さんの好みは、「柔らかく広がる音よりも、強めにモニター的に聴けるのがお好み」と感じていたので、アースケーブルのフェライトコアの確認をしたためです。

 

もう少し強めの音が好みだったら、この仕様はどうかな?と小型のフェライトコアを2個追加したバージョンも聴いてもらいます。

⇒結果は、追加すると「音が強くなりすぎる」とのことで、オリジナルに軍配が上がりましたので、そのままの仕様で試聴を進めました。

実はオリジナルでは、「掟破りのセッティング」をしているのですが、この点も効果ありと感じてもらえたようです。詳細は別日記に書こうと思います。

 

ヒジ:「音のインパクトは強めなモニター的なサウンドの方があるのだけれど、観賞用の音作りは柔らかく広がる音の方が、ずっと聴いていたくなるので、観賞用に振ってます」「音作りの方向性に共感してもらえてよかったです」「どのあたりのサウンドが好みか確かめたくて、最初に確認させてもらいました」「趣向が合いましたので、今日はこの状態で進めます」

 

2曲目のオスカーピーターソンでは、

トリオの各々の演奏がよくわかるようになった」「ピアノとベースとドラムのバランスがよい」半面、「冒頭のベースの横弾きのインパクトが落ちた

それは自分も同感です。何かを変えれば、プラスもあればマイナスも出てくるものです。すべてを以前よりもよく聴けるようにするのは不可能に近いですね。

 

3曲目のミハエル・ナウラ・クインテットでは、

それぞれの演奏がよくわかるようになった」「響きが以前は頭の後ろまで回り込んでいたのが、前方に移った」「ビブラフォンの音がよくなった」こんな感想でした。

 

次に前回指摘の「ポップスの響きが頭の後ろまで回り込み響き過ぎる」の対応を迫られたボーカルです。

①-b):変化確認ボーカル編

最初のソフィー・ミルマンでは、

頭の後ろまで回り込み響き過ぎるのはなくなった」「前方の演奏がよく見える」「エレキベースが膨らみすぎ」との感想です。

ヒジ:「この曲はモモンガ邸で聴いたので選曲しました」

Mt.T2:「これじゃなくて、シェルビィ・リンだと思うけど?」

ヒジ:「えっ、ソフィー・ミルマンだったと思うけど?」

押し問答したのですが、過去日記で確認したところ、シェルビィ・リンでした。人の記憶はあいまいですね。

 

と言うことで、2曲目にシェルビィ・リンを聴いて確認します。

やっぱりこれだと双方納得します。「この曲だとベースが膨らまないしいいね」横で聴いていても、この曲は好感度が高かったです。冒頭のバスドラもいい感じで沈み込んでいたと感じました。

 

3曲目は、アカペラのアイデア・オブ・ノースです。

前回は「歌手が定位する位置と響きの感じ方がアンマッチ」との指摘でした。その点は、今回は改善されていて好印象だったようです。

 

4曲目のKKV 30YEARS FIDELITY 7曲目の男性ボーカル&コーラスでは、

ボーカルの歌声の芯が強くなった」「全体に明瞭になったと感じた」その他に、今回のポイントの一つとなる指摘がありました。その後も、この話題に沸騰したのですが・・・

Mt.T2:「冒頭のコーラスと中間、ラストで聴こえ方が違うのが気になった。最初はコーラスの響きがリスナーの前までで止まる。中間とラストは頭の後ろまで回り込む。この違いは何か?

ヒジ:「多分、ミックスの入れ方の違いだと思う

Mt.T2:「そうかな?まあいいや」

 

5曲目はシセルのマイ・ハートです。

この音源は、あまり気に入らなかったようでした。「この人は、タイタニックのコーラスで有名になった人だよね」「歌は上手いけど、響いてこないんだよね」「音がどうこうではなくて、歌唱が好きじゃないのです」・・・前回の不評は、歌唱の話だったのですね。音の話だと思っていたのですが、歌唱の話だったとは、トホホー。

 

◆前回指摘の「ポップスの響きが頭の後ろまで回り込み響き過ぎる」の解決は感じてもらえたようなのですが・・・

 

Mt,T2:「ヒジサウンドの個性がなくなって来たね

ヒジ:「何でも鳴るようにしていくと、普通になっていくんだよね

とまあ、こんな感じで言いたい放題ですわ(笑)

 

①-c):変化確認クラシック 前編

編成の小さい曲から徐々に大きくしていきました。

1曲目は、バッハ 無伴奏チェロ組曲 / Quirine Viersenでは、

「響きの後ろへの回り込みが減ったので、寂しくなったような・・・」「前がはっきりして演奏がよくわかるんだけど、ホールで聴いている感じが減ったような・・・

ヒジ;「(内心)ハイハイそうですそうです。何でも鳴るようにしていくと普通になると言ってるやろ。もっと褒めんかい!

 

2曲目、ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」/ ポッジャーでは、

Mt.T2:「ヴァイオリンの音が普通と違う感じがする

ヒジ:「古楽器だからね」「作曲当時の音です」

Mt.T2:「ピアノの音がマイルドと言うか・・・

ヒジ:「フォルテピアノだからね。これも当時の音です」

 

3曲目の弦楽四重奏曲から異変が起こり始めました。

前回に気に入ったと言われていた、モーツァルト弦楽四重奏 第17番 / Prazak Quartetです。

Mt.T2:「やっぱりヴァイオリンの音が、オーディオで聴く音のイメージと違う

ヒジ:「多分、ヴァイオリンの弦の振動の音と、弓のこすれる音、胴鳴りの音が分離してきたので、それがいつもと違うのでは?

Mt.T2:「そうかな?」

ヒジ:「まあ、先に進めましょう」

 

4曲目も弦楽四重奏曲です。ベートーヴェン弦楽四重奏 第8番 / Hagen Quartet。

こちらは前回に、同じ3曲目とセットで聴いてもらったのですが、Mt.T2さんの日記に「3はよいのだけれど、4はもう一つ」のようなことが書いてあったので、「そうかな?」と疑問に思い、再度聴いてもらうことにしていました。

Mt.T2:「4の演奏は技術的に優れるというか・・・、3ははつらつとした感じがいいんだよね」「音の話じゃない」

ヒジ:「演奏の好みの話?音の話をしている中で、演奏の好みの話をこちゃまぜにしたら聞いている方はよくわからなくなるよ・・・」

Mt.T2:「この曲もヴァイオリンの音が、オーディオで聴く音のイメージと違う」「高域が下がっている

ヒジ:「その指摘は違うと思う」「食事に行きましょう

 

とまあ、1曲1曲を真剣に掘り下げていったので、意見の合わないところは迫真の議論となって来ます。

重苦しい雰囲気となったので、お昼にしてリセットすることにしました。

 

(後編につづく)

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 楽しく貴重な時間をありがとうございましたm(_ _)m
    早々に日記のアップに対し、反応遅くスミマセン(滝汗
    本日、TIASの先行視察?で・・・ガラス貼り温室で冷房が効かない国際フォーラムにどっぷり1日いたからか?・・・夕食後ホテルに戻って直ぐに寝落ちしてしまいました(滝汗

    以下、かなりお門違いなコメントかも知れませんが・・・(滝汗

    もう発端がどこだったか記憶がないですが・・・昨年のTIAS時点で次のTIASも一緒に回ろうってなってて、今年1月のヒジヤンの関西四国遠征と、その2週後のσ(^^)私の横浜遠征で、関西四国遠征のおさらい会をヒジヤン邸で行った際、今回のTIASに合わせてお伺いすることになってたかな?・・・(汗

    で、その間、ヒジヤンのウィーン武者修行の成果によるオーディオ環境チューニングがあり・・・さらに、ヒジヤンのOTOTEN成果のによる追加チューニングがあって・・・今回、その成果も踏まえて体験させてもらうことになったと・・・

    一方、σ(^^)私の方は、3月に体調(耳)の不良以降、ポンコツ耳になったこともあり、活動意欲の低減で、拙ブログの休刊・・・で、今回の訪問でも、前回の記憶もいい加減だし、ポンコツ耳なので、当てにならない感想コメントしかできないから、ごめんねってことで、今回の音会スタート・・・

    この半年の研究成果の確認に燃えるヒジヤンと・・・青息吐息で辛うじて今回のTIAS遠征に漕ぎ着けたσ(^^)私と・・・温度差&熱量に、極めて大きなギャップが・・・(爆

    さらには・・・自分軸があって絶対判断のできるヒジヤンと・・・オーディオ趣味スタート以来ずっと&未だ相対比較を続けているσ(^^)私・・・

    もうね、大変なのよ!(爆・・・今回のサウンドを聴いて、前回の記憶のイメージから、音の特徴を必死に掘り起こし・・・今聞いてるサウンドとの相違や、経験上の関連しそうなサウンドのイメージを総動員して、今回のサウンドの特徴的な印象をイメージして・・・何とか感想コメントとして捻り出す・・・(大爆

    正直、1枚目のアートペッパーの感想コメントで、拙のポンコツ耳とCPU(脳と記憶)はMAXクロックで100%処理を続け、熱暴走状態に・・・その場の記憶機能もほとんど働いてないので、どんな言葉でコメントしたかも思い出せないのですが・・・拙なりに前回からの変化の印象、改善と感じる部分の列挙をしたような気がするのですが・・・(大滝汗

    もちろんその差は大きく、ヒジヤンが目指したサウンドの実現度の高さに驚くと同時に、頭の中では、そのノウハウ・技の凄さ、大変さは認識してて・・・9割以上の普通のマニアでは到達できない改善レベルだと思っていたわけで・・・その場でまとめてコメントできればよかったのかも知れませんが・・・あとから断片的に追加コメントしたような気がします・・・(汗

    そこから、この熱暴走状態で、まだ頭の中では、関連情報の読み込み、比較整理の処理を継続中の状態で・・・アース線へのフェライトコア装着実験・・・(爆

    さらに次のCDへと・・・

    で、いいところ、よくなったところは、自分で分かってるでしょ?ってことで・・・(拙の普通のお宅訪問時の感想コメントでは、粗探しはしないので、前回イメージから好印象となったインパクトのあった点を述べさせていただく)が・・・

    絶対軸を持つヒジヤンからの定点観測依頼ってことで・・・ここから、上記の、更なる改善のための要素となる部分についての脳内処理がフル回転すると・・・

    相対比較も、過去の経験知を総動員し、最高インパクトとの比較をすることで、ある種、絶対判断に近い感覚で、特徴的な要素をクローズアップできると思うのですが・・・

    と言うことで・・・2枚目のCDからは、必死に導き出した拙の希望的な、こんな特徴があったらいいな的な感想コメントを・・・(^^;

    なので、ここから誉め言葉?より・・・前回まで特徴的で好インパクトだった・・・響きの抱擁感を、曲によっては求め・・・バスドラなど低域の迫ってくる圧のあるインパクトを求めたわけで・・・(汗

    ちなみに・・・前編最後の・・・重苦しい雰囲気は・・・演奏の好みを混ぜるな!の指摘に・・・演奏の好みを誘引する音の違いの要素がある(今も説明できない(汗)と言うようなことを説明したかったが・・・CPUロック!・・・また、バイオリンなど高域に抜ける響きについても、モヤモヤとイメージすることはあるが説明出来ず・・・CPUロック!

    ま、この辺りは、σ(^^)私の経験値を上げ、自分なりの裏付け、整理が進まないと、感想コメントの要素として成り立たない・・・(一般的に、生の楽器の音の認識、ホールでの生演奏を基準にしてないからと指摘があるが・・・この辺りはMIXダウン音源メインの聞き手としては、素直に受け入れられないところがある(汗)

    なので・・・ちょっと時間がかかるかも?・・・(滝汗

    • Mt,T2さん、お疲れさまでした。

      20年来の言いたい放題来訪が楽しくも刺激的です。
      関東遠征の、初日はヒジ宅でのオフ会、2日目はテツはTIASへ ヒジはコンサートへ、3日目は一緒にTIASへとまとめて刺激的な週末でした。

      テツの感想コメントにひとつだけヒジコメントをすると、前半で言いたかったのは下記です。
      ①音の確認のオフ会の中で、1)音の感想と2)演奏の感想とあるが、自分の中でも切り分けしにくいことかもしれないのですが、相手には・音の話、・演奏の話と切り分けて話さないと伝わらない ということ。

      ②気になる点のコメントはありがたい。が、「現象」「原因」「対策案」に切り分けて話しを進めないと、狙いに対しては「的外れ」な方向で進んでしまう可能性がある ということ。
      具体的には、テツは「現象」と「原因」をまとめて話そうとするので、狙いに対して「的外れ」な方向で進んでしまうことを危惧しました。熱暴走状態では尚更ですね。同じことをTIASでも感じました。

      オフ会の会話は、出す方も受ける方も(それに大事にすればするほどに)真剣勝負となるので、気合が入りますね。たまにその時は何も話さずに、後だしで自分の日記の中だけで本音を語る人がいますが、自分はこういう人は嫌いです。二度とお招きするのは止めようと思いますね。その点、テツはその場で言いたい放題なので信用できます。

      後編は、おさらい検証を進めてから書くことにしますね。

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