日本のエクセルサウンド(株)が製造しているMCカートリッジ
エクセルサウンドは50年ほどの歴史があるそうで長年多くの有名オーディオメーカーにカートリッジをOEM供給しているのだけど、7-8年前に独自のブランド「華」を始めた。
「華」という文字から初めて目にした時中国製なのかと思ったけど、設計製造、全て日本製。
Umami Redは4年位前に発表された最上位機種。 Umamiは「旨味」のことだけど、名付けたのはアメリカの輸入代理店Music Surroundingsの人なのだそうだ。
高価なMCカートリッジに「うまみレッド」などと名付けたのは端から日本の市場を当てにしていないからなのかもしれない。
実際、日本のウェブサイトでこのカートリッジを紹介した記事は見かけない。
発売直後から欧米で話題になって非常に高い評価を得ているカートリッジ。
(私の勝手な想像では代理店のマーケティングがうまくて試聴サンプルを多く貸し出したのじゃないかと思う。)
いつか使ってみたいと思っていたのだが、2023年暮れにアメリカの輸入代理店のMusic Surroundingsの創立30年記念で2割引きセールを行ったのでいい機会だと思って購入した。
あるオンラインショップで注文したのだけど、なんと翌日に配達された。
輸入会社のMusic Surroundingsから直接発送されたのだけど、その会社/在庫がオークランドにあるとは知らなかった。
私が住むところから非常に近い。
Redと名付けられた通り、真っ赤な漆で仕上げられたカートリッジは美しい。
音は、なるほど評価が高いだけのことはある。
結構濃厚な音だけど透明感も兼ね備え、ちょっとした色付けはあるけど嫌な癖にはならない、たぶん広く受け入れられる音。
Soundsmithのカートリッジもかなり濃密だけど音の表現はだいぶ違う感じ。
Lyra Kleos、Benz Micro LP-Sの魅力とはまた違った良さがあると思う。(もっとも新しい部屋、スピーカーになってから聴いていないので比較はできない)
見た目も音も魅力的なカートリッジだ。
仕様
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