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300Bsのファインメット出力トランスの接続変更

日記・雑記
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以前PhileWebに投稿した出力トランスをファインメットに交換した300Bsアンプです。

その時の周波数特性です。

4Ωの巻線は良好ですが・・・8Ωは???な結果です。

元々ツィーター用に使用するアンプで4Ωしか使わないので ま!いいかとそのまま使用していました。

とは云え8Ωも使える状態にしたいな~  と

そこで出力トランスの2次側は4Ω固定で1次側を切り替える改造を行いました。

1次側をMakeOffのロータリーSWで切り替える回路です。

1次側は電圧は高いですが電流は0.1A以下と小さいので小電流用のスイッチが使用出来ます。

RLは4Ωで3.5KΩ,8Ωで5KΩになり最大出力が若干落ちますが使用可能な範囲です。

改造後の後ろ姿です。

切替のロータリースイッチが追加されています。

SP端子は前は4,8,GNDと有りましたが切替にしたため 1対のみになりました。

周波数特性を測ってみました。

4Ω・8Ωともに15Hz~60KHz/1Wになりました。

これで8Ωも接続出来ます。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. helicatsさん、こんばんは。

    このトランスの8Ωのf特は、インピーダンスが合っていない状態とそっくりに見えますね。

    百戦錬磨のhelicatsさんが配線を間違えるとも思えないので、トランスのリード線色が仕様どおりになっていない?ということは考えられませんか。

    • EDさん

      残る線は未接続の1Ωと16Ωが有りますが8Ωの出力の電圧が4Ωの1.4倍になっているので8Ωで間違い無いと思います。
      出力トランスの2次側はフロートしているので1次と間違える事はないです。
      ただΩの差でここまで差が有る出力トランスは初めてです。

      0-4Ωと4-16Ωで巻数が同じになる事から2個の巻線を接続している可能性が有ります。
      4-16Ωの巻線に変な容量が載ったのか?50KHzに共振が発生したように見えます。
      ただ4Ωで100KHz以上に同じようなデップ有っても100KHzで落ちるまでしか測定していないので分かりませんが・・・

      4-16Ω間で4Ω巻線になるので0-4Ωと同じ特性になるか測定しても良いでね。
      もし4-16Ωと0-4Ωが同じ特性になるなら巻数その物が影響??と良く分からない状況になりますが・・・・

      それとファインメットコアに変更した元は、友人のアンプを作る時ににこのトランスを採用したら同じ様な特性でしたが、TANGOの300Bアンプと比べて歪の小ささなど音の差は歴然で8Ωを捨ててでも速攻で交換しました。

    • EDさん

      入力を1KHz一定にした時の4,8,16Ωの電圧と0-4Ωと4-16Ωの周波数特性を測定しました。(添付JPG参照)

      アンプ入力を1KHz一定にした時は
      4Ω 0.69V
      8Ω 1.00V
      16Ω 1.45V
      でΩ数が倍になると約1.4倍sqrt(2)になっているので線の色は間違いないと思います。

      次に0-4Ωと4-16Ωの周波数特性は大きな差はなかったです。
      ただ0-4Ωの巻線は165~180KHzに僅かな(0.7dB)凸凹が有ったのでもしかしたら8Ωで生じたデップが165KHzに出たかもです。
      もしそうならファインメットコア特有の特性になるかも?

  2. helicatsさん、こんばんは。
    トランス2次巻線の追試をしていただき、ありがとうございます。

    0-4Ω巻線と4-16Ω巻線は単体ではf特に大きなさはないようですね。

    そしてこれらを直列に接続すると高域特性が暴れるということは、
    2次側巻線は2つに分割されていて、接続することによって2次側同士
    の容量結合が大きくなるのではないかと思います。

    何れにしても、このトランスは使うときに注意が必要ですね。
    大変参考になりました。

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