あけましておめでとうございます。本年も利用規約およびローカルルールを準拠の上ご利用をお願いいたします。

ライントランスの効果・働きを再学習してみる (解説に生成AIを活用しようとするも上手に調教できなくて化け物しか生まれない)

日記・雑記
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2026/02/07 記事内容を刷新!!
ご意見ご要望ある御方はコメント欄までお願い致します。
本投稿の内容に誤りがあれば謹んで訂正します。

はじまり

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一時期、DIYユーザーらの間で流行して現代にライントランス人気を蘇らせた・・・主にTAMURA製のトランスの高騰?すら招いたかもしれない、ぺるけさんのトランス式USB-DAC。↓↓↓

その働きは、1つにGND切断(要は絶縁)。2つに高周波ノイズの遮断が挙げられます。効果については以上だと思います。必要がなければ・・・無くてもいいものですが再生にデジタルが絡むと欲しい事が多々かもしれません。本投稿の後半に登場するArai Lab. さんのライントランスは「バンドパス効果を最大限に狙ったハイレゾ対応ライントランス完成!!」と銘打っています。バンドパス効果というのは余計な帯域(ノイズ)を通さないというトランスの利点を活用している感じ。(昇圧トランスや段間トランス、マイクトランスは触れないでおく。出力トランスは後で触れる。入力トランスや電源トランスも触れない。)

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トランスの働きについては結構理解するのに時間がかかりました。すべては理解しきれていませんが・・・自分なりに調べたことを乱雑に書き残しておきます。

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話を始めます。
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アイキャッチ画像は真空管がトランスを介してスピーカーをドライブする様子をAIに描かせてみたものですが上手にいきません。本当は自転車の変速機の要領でトランスを表現していたのですけれど、勝手にチェーンとか諸々が省略されてしまいました。伸びしろは感じるのですがAIのオーディオに対する造詣は、浅いどころか全く無さそうな気配です。

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馬力 = 回転数 × トルク
電力 = 電流   × 電圧
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つまり回転数を電流に例えてみたのですね(^^;。余計にわからんかな?
動画に食べさせたのは下記の静止画像でした。真空管に足が生えてきてペダルを漕ぐ動画を作ってもらったのが冒頭のアニメーション。

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冒頭のアニメーションはまだマシな方で、一番最初は、精神病の患者さんが描いたかのようなサイコなものでした。一応記念に載せてみます。

違う、そうじゃない。。。

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そろそろ本題に入ります。
世の中には「インピーダンスマッチング」というおまじないが存在して主に高周波領域でそれは効いてきます。オーディオ帯域でも大昔の放送局などでは600Ω伝送が使われたようですが今では消滅しているっぽい。0.775Vは600Ωで終端した場合に1mW という単位dBuはしぶとく目に入ってきますが・・・。下図はビデオ回路での75Ωのインピーダンスマッチング。考え方は600Ωでも全くおなじ。

https://www.nahitech.com/nahitafu/mame/mame6/voltage.html より 75Ωの信号ライン(ケーブルだけでなくコネクタも75Ωである事が望ましい)

見てわかるように、送り出し側のインピーダンスを受け側と同じ(高い値)にすると信号レベルは半分になります。トランス伝送でも同じ。タックシステム(旧:トライテック)さんの「コラム: インピーダンスの話」にその辺りの解説があって分かりやすいです。

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まぁ現代では?電力伝送やオーディオでは送り出し側と受け側のインピーダンスマッチングすることは・・・ 原則は 無い。というかメリットが無い。送り出し側のインピーダンス、つまり出力インピーダンスは低いに越したことは無い。そうするとどうなるか?というと、信号レベルは半分にならないでそのまんま。コンセントの100Vがそうですよね?1:1のトランスを噛ましても2次側に出て来るのは100Vそのまま、負荷側でアイロンやドライヤーを使ったところで電圧が半分にはなりません。これはそのままコンセント側のインピーンダンスが十分に低い事を指しています。逆に電圧が下がる(電圧降下が激しい)場合には銅線を太いのに変更するだとか色々な対策をして、そうならないようにするのが常。

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さきほど原則と書きましたが 例外は 有って、皆さまご存じ真空管アンプが背負っている出力トランス(又はMcIntoshのアンプ)がソレ。これは真空管の出力インピーダンスが高いので仕方なく・・・です。此処は使用する真空管や設計(ロードライン?)によって適切な巻き線比(インピーダンス比)の出力トランスを選択するべきなのは言うまでもありません。

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ライントランスの話に入る前に
理想トランスについて 予習 しておきましょう。
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①理想トランスというのは巻き線比によらず入力電力がそのまま出力電力となってでてきます(ロスが無い)。結合係数(k)が1ともいう。
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②1:1の理想トランスというのは2次側のインピーダンスが1次側にそのまま現れます。
例えば2次側が600Ωなら1次側も600Ω、2次側が10kΩで終端なら1次側にも10kΩが現れます。電圧も同じで100V入れたら100V出て来る。
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③巻き線比の1乗に比例 して 出力電圧が決まる。
例えば巻き線比1:3なら出力電圧は3倍(電流は1/3)。
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巻き線比の2乗に比例 して インピーダンス変換される。
例えば600Ω(1次)から10kΩ(2次)へのインピーダンス変換を行うトランスの巻き線比は、約1:4(1:4.08)です。出力電圧は約4倍(電流は約1/4)。
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とりあえず? 市場のライントランスをAliexpressから探してみると「1 個 ZXY3108 オーディオバランス型パーマロイ 10k: 10K 10K:600 600:600 600:20K 150:600/10K オーディオトランスフォーマー(オーディオアイソレーター用)」が良さげ。

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沢山のラインナップ

業務用3108?

家庭用?2207

600Ω :600Ω と 10kΩ:10kΩ どちらも
1:1トランスなんですが 巻きターン数が違っているせいか
10kΩの方がインダクタンス(H:ヘンリー)数が大きいです。

また、2207よりも3108の方が大型でインダクタンス(H:ヘンリー)数がが大きい。たぶんコアも大きい?。そんな違いがあります。

トランスは扱う信号の大きさで適切なサイズが決まるので
家庭用の?2207でも不満は出ないかもです。
あんまりにも大きい高価なものを使い過ぎると信号が負けて上手に蚊が鳴くような信号を伝送できないかも?

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トランスのドライブは・・・自分の場合は
自転車に例えると分かりやすいです。(説明の為にAIの登場)
図1:ハイインピーダンス → ローインピーダンス

図2:ローインピーダンス → ハイインピーダンス


図3:ローインピーダンス(600Ω) → ローインピーダンス(600Ω)


図4:ハイインピーダンス(10k) → ハイインピーダンス(10k)

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1:1のライントランス(図3と図4)のとき、
負荷が アンプ入力であれば大抵は10kΩまたは50kΩなので
自転車のペダルにかかるのは同じ 10kΩまたは50kΩです。
理想トランスならば・・・どっちでもいい。
たとえばスウェーデンのLUNDAHLなら・・・どっちでもいい。
そもそも LUNDAHLのトランスにはインピーダンスの表記が無い(巻き線比だけ)。タックシステム(旧:トライテック)さんの「コラム: 続・オーディオ・トランスの話」の記事後半「LUNDAHLのライン・トランスにインピーダンス表示がない理由」にその辺りの解説があって分かりやすいです。つまりオーディオライントランスにインピーダンス表記がある場合には其処に合わせた方が良いとも受け取れるでしょう。TAMURADIOでお馴染みTAMURAのライントランスがこれに該当します。後の話に繋がるのですけれど、送り出しインピーダンスが低い方が良い傾向に変わりはないので前段の機材と直列にわざわざ抵抗器を挿入したりしないのが良い。
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TAMURAの600Ω-600Ωトランスを低インピーダンスドライブして負荷だけを変えた場合に何が起きるのか?故人である木村哲(通称:ぺるけ)さんがホームページに記録を残してくれているので一部を紹介します。
http://www.op316.com/tubes/datalib/line-trans.html



このように、2次側は 600Ωと記載があるなら 600Ωにしてあげる。例えばアンプの入力が 10kΩなら 680Ωの抵抗器を並列に入れて600Ωに近い値(この場合634Ω)にしてあげる工夫をしないと高域が盛り上がることがある。盛り上がるかどうかは製品によりますし盛り上がり方も個性があるみたいなので使い手の技量が必要な感じ。ここで注意が必要なのは負荷を600Ωにしたら一次側も600Ωになるので・・・一般的なCDプレーヤー(SACDプレーヤーも?)は負荷が重すぎてドライブしきれずに歪みが増えるかもです。marantzみたいにHDAMみたいな低インピーダンスで強力な?出力があれば別かもですが大抵の製品はアンプ側が10kΩ程度になっていることを前提に作られていると考えてよいでしょう。負荷が重いというのは、自転車に例えばるとペダルが軽すぎて一瞬で踏み抜いてしまう・・・感じです。

図:ペダルが軽すぎてCDプレーヤーが上手に負荷をドライブできないイメージ。発電力が非力なMCのコイルならばペダルが軽いのは有り難いのだが。。。
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最近の動向に疎いですが 600Ωの負荷を歪みの増加なくドライブできるオペアンプで有名なのは 5532 です。ほかLME49860NAだとかMUSES8820廃盤のOP275なんかが挙げられます。

データシートを見ればだいたい分かります。
こう考えると 600Ωのトランスは使いにくいように感じますが、それはTAMURAのトランスの例を見たからです。LUNDAHLのトランスなら・・・600Ωとか10kΩとか考えなくてもイイ。そして600Ω:600Ωと書いてあっても実際に測定して10kΩで使ってピークが出なければ600Ω:600ΩのトランスはCDプレーヤーとアンプの間に挿入できる・・・って事でOK?(なぜか疑問形)。

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CDプレーヤーとアンプの間にライントランスを噛ます場合、基本的には1:1のトランスを選定するのが普通。前段がXLRで後段がUnbalanceなら2:1(電圧で-6dB)、その逆なら1:2(電圧で+6dB)なんてオプションがあってもよいかも。

先日、Phasemationさんから珍しく?ライントランスの発売があったようです。https://www.phasemation.jp/product/lt-1000.html


複数タップ出しているのかな

ステレオなので2個のトランス

まさに? 痒いところに手が届くライントランスですね(^^

製品仕様に 入力インピーダンス 47kΩ/1kHz とありますが・・・
これはトランスの仕組みを考えれば いつでも 47kΩ なんじゃなくて負荷が 47kΩ ならという条件であることは理解できますよね?

入力10kΩのアンプに繋いだら 10kΩ。+6dBに切替スイッチを切り替えたなら7.1kΩ、-6dBに切替スイッチを切り替えたら14.1kΩになるのかな? 回路図が無いので分かりませんが。。。7.1kΩの負荷がCDプレーヤーにとってどうか?ですが多分大丈夫。たとえばSOULNOTEのCDプレーヤーC-1は最適負荷5kΩ以上とされていました。


この辺りも無理のない範囲で使いこなししたらよいと思います。
そういう意味で -6dB/0dB/+6dBスイッチは有難い。

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●インピーダンス・マッチングに対する大きな誤解

この題記は故人である木村哲(通称:ぺるけ)さんのホームページの「平衡プロジェクト」の一部にある記載です。
http://www.op316.com/tubes/balanced/audiophiles.htm

引用ここから

最近よく目にするのが「出力インピーダンスと入力インピーダンスは合わせければならない」、「CDプレーヤの出力インピーダンスが200Ωなので、200Ωのライントランスをつないでインピーダンス・マッチングさせている」という種類の記述です。

オーディオ回路を設計できる人からみたら「なんでそういう発想が出てくるの?」と首をかしげることになるわけですが、そう信じさせてしまうところが「インピーダンス・マッチングすべし」という言葉の魔力なのでしょうか。言葉の意味を考えずにそのまま言葉どおりに解釈するとそういうことになってしまうのでしょう。

通常のオーディオ機器のライン出力の出力インピーダンスは低いもので数十Ω、高いもので1kΩ~2kΩくらいです。それらのオーディオ機器は、接続する相手の入力インピーダンスとして10kΩ~50kΩを想定して設計されています。出力インピーダンスが50Ωとかなり低いから入力インピーダンスが200Ωでも問題ない、な~んてことにはなりません。一つ例を挙げましょう。ダンピングファクタが50(8Ω負荷時)のパワーアンプの出力インピーダンスは0.16Ωですが、負荷に0.16を繋いだらどうなるでしょう?負荷がほとんどショートした状態になってたちまち保護回路が作動するでしょう。

出力インピーダンスが低いことと、低いインピーダンスの負荷に対応できることは全く別の話なのです。

繰り返しますが、オーディオ機器の接続では民生機器もプロ用音響機器も「ロー出し、ハイ受け」が基本です。誤ったネット情報のまことしやかな解説に惑わされることのないようにしっかり勉強してください。

引用ここまで

これを思い出させるネット配信がありました。
アコリバさんのツイート。
https://x.com/acousticrevive_/status/2015577875269972302



別に謎じゃなくて・・・。二次側の負荷次第でしょう。

ぺるけこと木村哲さんも注意喚起されているように、合わないのでなくて合わせたら大変な事になるので、合わせたらアカンのです。なんか「プラスゲイン表示があるのは謎ですね。」とか言ってるし、もう見てらんない。其処は巻き線比と中間タップの出し方次第(LUNDAHLみたいに分割巻きかもですが)。

CDプレーヤーとかラインレベルの出力側機器は基本ハイで受けないと。。。

CDプレーヤーとかプリアンプ出力のインピーダンス葉低い奴だと1Ωを切るものもあるのだとか。(オーディオテクニカさんのホームページに記載 https://www.audio-technica.co.jp/always-listening/articles/about-spec-10/ )

ライントランスは出力側(前段)のインピーダンスに合わせたらアカン。例えば1Ωで受けたら音質は逆に悪くなる(歪み率が増加)する事は容易に想像出来ます。これは出力(前段)側機器がそんな負荷を想定して設計していないからです。(出力を強化されたオペアンプ例えば5532でも600Ωをギャランティーする迄)オーディオテクニカさんのホームページと重複しますがだいたい10kΩで受けられる事を期待するようです。常識。 アコリバさんの「離れていればかえって悪くなるでしょう」との世界に向けての発信は誤りです。訂正されるべきです。

PhasemationのライントランスLT-1000。47kΩを遥かに越えたで例えば500kで受けたら前述のTAMURAのように高域が盛り上がるかも?ですが以下で受けたらロールオフが早めになるだけかも?あるいはLUNDAHLみたいにどんな負荷でもビクともしないかも。それはPhasemationさんに聞けばおすすめの使いこなしを教えてくれるでしょう。パッっと見た感じ、ハイ受けするから何でも来いって感じじゃないですかね。それこそ真空管プリアンプの出力とか。X(旧ツイッター)でお仲間さんとPhasemationのライントランス批判?に興じられていると・・・アコリバさんはそれなりに影響を持つ人なので影響されちゃう人も出て来るでしょうね。Phasemationさんへの風評被害が心配(汗)。これ以上に被害が広がらないうちにPhasemationさんに謝罪しても良い位かも。。。

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アコリバさんの言うように、CDプレーヤの出力インピーダンスが数十Ωだからって数十Ωで受けたらCDプレーヤーが気絶するのは当然よね? 強いて言えば?CDプレーヤーの出力で数十Ωで受けてもいいのはCDプレーヤーのヘッドホン出力だべさ。それならば対応してる。

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一方で、Phasemationさんは信用できるメーカーだと・・・自分は思っています。それは会長さんのコラム「会長のコラム 035」の一説から。
https://www.phasemation.jp/column/035.html

引用ここから

オーディオ草創期ウエスタンエレクトリックが栄えた時代は、このマッチングトランスが多用されました。しかし、近年アンプのコストが安くなると手間と材料費の掛かるトランスは厄介者扱いになり、更に悪い事にトランス製作のコストダウンが計られて、益々トラス悪者説が一人歩きし始めます。しかし、今でもウエスタンのトランスが珍重されているのはその作りの良さにあり、下手なアンプよりも良い結果が得られると言うことがあります。

引用ここまで

WesternElectricに一目置く姿勢、
先人へのリスペクトがあるから信用できるあかなぁ・・・と。
自分がまだまだ青いからかもしれませんが(自爆)

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最後に? 600Ω-600Ωトランスでの測定例etcをご紹介。
色々と示唆に富んだ測定例たち。
何時も自分では手を動かさず紹介ばかりでスミマセン。。。
サンスイ ST-71 600Ω:600Ωトランスのf特とか歪とか
https://fixerhpa.web.fc2.com/sokutei/sansui_st71/index.htm



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備忘録的に 通電してみんべ さんの

ライントランスの歪率(低インピ駆動)

https://ecaps.exblog.jp/24417250

↑ みんべさんの情報は実にコッテリ濃厚です。味わいましょう。

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Fuji Electronics Engineering Lab. さんのトランス測定も
Sansui ST-71とLUNDAHLが登場します。
https://wista.jp/AudioTrans.htm

↑ Fujiさんも生真面目で美味しい。勉強になります(^^)

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おまけで、600Ω:600Ωのトランスを送り出しインピーダンス10kΩなど極端に大きい値でドライブするとどのような悪影響が出るのか?AI回答(Copilot)は『送り出しインピーダンスが 10 kΩ と大きい場合、600Ω:600Ω ライントランスでは主に“低域が落ちる”という悪影響が出ます。理由は、トランス一次側のインダクタンスが十分に励磁されず、一次側が“高域寄りのハイパスフィルタ”のように振る舞うためです。』とのこと。
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📉 なぜ 10 kΩ で入力すると悪化するのか(要点)

  • トランス一次側は インダクタンス L と入力インピーダンスの組み合わせでハイパス特性を作る
  • 600Ω を想定したトランスは、一次インダクタンスが「600Ωで十分な低域が出るように」設計されている
  • しかし 10 kΩ で駆動すると、一次側に流れる電流が極端に減り、励磁不足で低域が落ちる
  • 特に小型コア・小型トランスほど顕著

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まぁそうなんだろうな(あんまり分かってない)。参考情報として X_Under bar さんの記事「600Ω:600Ωのライン・トランスを買ってみた」が提示されました。こちらの考察も為に成りました。

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おまけ1

アコリバさんがどうしてCDプレーヤーやプリンタンプの出力のインピーダンスにあわせた・・・入力が数Ωだと数十Ωのカスタムライントランスが必要だと思うようになったのか?その原典らしきものが見つかったので紹介します。「Arai lab.製のライントランス」というのが2020年頃まで存在して、これが(プリアンプなどの)送り出し側機器の出力インピーダンスに合わせた受注生産も可能らしい。アコリバさん(管理人K)がゾッコンでべた褒め。で、その音質の秘訣を「インピーダンスマッチング」と「職人技」だと思い込むようになったみたいです。確かに? 入力インピーダンス 50Ωと見えなくもないかもだが・・・しかし。

https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5833&forum=26


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特 徴
1. トランスのバンドパス効果で超低音域のフラツキ、超高音域のノイズが減少し低域の安定感、高域の細かなニュアンスが再現されます。
2.CD 等デジタル音源が滑らかになり、音の厚みが増し、 艶、冴が際だって良くなりアナログ音源に近づきま す。
また、アナログ音源のときはその良さが増々向上します。
3. 各音域のダイナミックレンジが向上して、ライブ感が増し立体的な音になります。

あの感動が再び あの感動もう一度
レガシーな設計概念に基づきながらも変革的なライントランスを完成させたい! 身勝手とも言える想いの中から作品を突きつめると、こうなりました。 丁寧に数十工程掛けたトランスの製作、手作りすることで生まれる格別の高音質、高性能、マニア待望のハイレゾ対応ライントランス完成。

理想的なトランスの条件
1. 平坦で広帯域な周波数特性であること
  (音の拡がり、空気感、分離、明瞭感の向上) 10Hz ~ 1MHz までフラット
2. 低い1 次直流抵抗値であること(音の伸び、ヌケの向上)
  一般値はインピーダンス 1/10 ~ 1/20 に対し1/50 以上を実現
3. 高いQ値(コイルの品質係数)を実現すること
  (コイル品質係数=ωL/R 音の冴え、キレの向上)
  一般値3 ~ 8 に対し30 以上を実現

acousticrevive.jpさんからの 引用ここまで

Arai Lab. さんは廃業されているようなので・・・ホームページは閉鎖済。http://www.arai-lab.co.jp/

 入力インピーダンス 50Ωと見えなくもないかもだが・・・しかし。そう書いたのはこのArai Lab. さんのトランス。例えばL50の測定データをみると確かに入力インピーダンス50Ωと書いてあるのですが、これは多分、信号ジェネレータが50Ωだから負荷を50Ωに設定したということかな。どちらかというと測定機器側の都合という感じ。

Arai Lab.の測定データにある入力インピーダンス 50Ωは、トランス固有のパラメータではなくて測定条件ということじゃないかな?知らんけど。

だって、利得をみるとほぼ「1」なので、どう見ても1:1のトランス。
1:1のトランスの入力インピーダンスは2次側の機器で決まる。

2次側がアンプなのであれば 10kΩだったり50kΩだったりなわけで、
それがそのままライントランスの1次側に現れるのは、基本。
平たく言えば Arai Lab.の測定データそ採るとき 50Ωで終端した。それだけのこと、多分。

其処を、管理人Kさんは間違っちゃたんじゃないかな?
Arai Lab.の「L50の一次インピーダンスは50Ω固定だ!!」とね。
Arai Lab.さんに聞くのが一番なんですがホームページが無くて問い合わせて確認することが出来ない(汗)

よーくArai Lab.の仕様を見ると

最適」インピーダンス。 
これ、入力インピーダンスと書いてないです。
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送り出し側機器の、
最適インピーダンスが 50Ωですよってことか。
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このトランスの入力インピーダンスが 50Ω だとは・・・
少なくとも  仕様表には書いていない訳なんですね。
ここまでくどくど書かなくても、
1:1な理想トランスがどんなものかお勉強した後でなら
何となく想像つきます。再びツイート。CDプレーヤーやプリアンプの出力インピーダンス60~600ΩにはPhasemationさんのライントランスはL-1000は全く合わないといわれていますね。 しかし(音質的に)合わない訳がない・・・。TAMURAの600Ω-600Ωライントランスのように負荷を600〜1000にチューニングする手間をユーザーに求めないし、前段の機器に負担を掛けない軽い47kという負荷(理想とランスに嵌めれば受け側が10kなら10kです)。TAMURAのTpASシリーズは過去のNHKからの要求仕様で造られたとかいう噂があるくらい?プロ仕様なので使い手にも力量を求めますがPhasemationのソレは家庭用でさから難しい事を考えなくてもキチンと消費者に評価かれる性能を発揮するよう企画・設計されるのは当然のこと。そういう視点からも、(音質的に)合わない訳がない・・・。

ふたたび原典を再掲。

もしも?一次側を数十Ω、二次側を数十kΩでトランスを特注したならとんでもない昇圧トランスになるのは自明ですよね。
そんなことしたらパワーアンプがあっという間に入力飽和しちゃう。一般論、パワーアンプの入力感度(Input Sensitivity)は、最大(定格)出力を得るために必要な入力信号の電圧(V)で、これは0.775V〜1.4V程度であることが多いといいます。多くの場合、CDプレーヤーの信号には増幅の必要性が無い。

もしも?一次側を数十Ω、二次側を数十kΩでトランスを特注したならとんでもない昇圧トランスになるのは自明。だけれどArai Lab.さんのライントランスは “ほぼ” 利得1な事から1:1のトランスに過ぎない・・・はず。アコリバさんの、トランスの入力インピーダンスを機器に合わせるべきとの論理には・・・無理が生じてしまいます。

Arai Lab.さんが言いたかったのは いろんな前段機器(の出力インピーダンス)に合わせたトランスを特注しまっせ?ということで、トランスの入力インピーダンスを指定値で特注するのではない(とnightwish_daisukiは思う)。マッキンのCDプレーヤーは数十Ωじゃなくて600Ωだったりするしね・・・。出力インピーダンスが60ΩのCDプレーヤー用と比較してマッキンのCDプレーヤー用には一次側のインダクタンスを多めにしてやろうか?とかね。

もう一度、故人である木村哲(通称:ぺるけ)さんのホームページの「平衡プロジェクト」の一部にある記載からの引用です。
http://www.op316.com/tubes/balanced/audiophiles.htm

引用ここから

繰り返しますが、オーディオ機器の接続では民生機器もプロ用音響機器も「ロー出し、ハイ受け」が基本です。誤ったネット情報のまことしやかな解説に惑わされることのないようにしっかり勉強してください。

引用ここまで

少し脱線(ライントランスからMC昇圧トランスへ)

レコードのMCカートリッジに纏わる? 昇圧トランスも、
基本は巻き線比をもつトランスに過ぎず・・・固有のインピーダンスを
持ちません。一次側 の インピーダンスは 二次側の負荷次第 + 切替スイッチがあればそれも含む です。カタログに一次側の
インピーダンス値が書いてあってもそれは固有のパラメータではなく
メーカーがそのくらいの値で使っておくれよという「目安」に過ぎません。たぶんね。その辺りは 老舗の Ortfonに学べばヨロシ・・・。

↓ 参考情報リンク(MCトランスの解説)

上記リンクから引用

対応インピーダンス(デンマーク本社の英語表記:Recommended cartridge impedance)は、MC昇圧トランスに接続する相手となるMC型カートリッジ側の内部インピーダンスに対し、昇圧トランス側が対応しているインピーダンス値を記したものです(例:昇圧トランス側の対応インピーダンスが2-60Ωと表記されている場合、内部インピーダンス2-60ΩまでのMC型カートリッジに対応していることを指す)。

よく誤解されがちではありますが、昇圧トランスの1次側インピーダンスを表記したものではありません。また、英語表記に「Recommended」とある通り、この値は推奨値です。対応インピーダンスの範囲を超過した内部インピーダンスのMC型カートリッジを接続しても、機器が破損することはありません。

引用ここまで

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「推奨」ってのは 
Arai Lab.の 「最適」インピーダンス に 通じるものがあります。

あ、そっか。写真みてふと。。。
Ortofonは優秀なLUNDAHL採用だから
広い範囲(2~60Ω)が OKなんかな?

まぁ、優秀なトランスなら
インピーダンス合わせる事に必死に
ならんでもヨシ的な・・・。

脱線 は続く

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おまけ2

アコリバさんからハイエンドなMCカートリッジが発売されていました。MC-1という製品。まさにハイエンド。

これにマッチする昇圧トランスは何でしょうか?オススメはあるのかな?

遡ること時は2022年7月。アコリバさんととても親しい平蔵さん。
恐らくはアコリバの新製品MC-1の前身となるであろう4Ωのアコリバ試作品を受け取りテスト?されていた様子です。このときには Arai Lab.のMC昇圧トランスが投入されていた模様。

↓ その様子

3か月遡って 2022年4月。このときもアコリバの開発中のMCカートリッジの記述がみられます。コロナの真っ最中だったかもしれませんが親密ですね。

更に1か月遡って2022年3月のオフ会報告。

2Ω用をステレオ分、4Ω用をステレオ分。この2組を巻くのに計6か月近くかかるということね。採算とろうと思ったら凄い高額になりそう・・・。ガクガクブルブル。

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更に遡ること時は2018年。仲良しの平蔵さんがアコリバ邸に赴くと「フォノイコライザー ARAI lab. 特注品 (RIAA、columbia、MGM 3種類のEQカーブ搭載・ライラタイタンにインピーダンス完全マッチングのMCトランス内蔵)」が其処にあったとのこと。
↓↓↓

と、ここまで完全マッチングを煽るなら出してくれますよね。MC-1に適する昇圧トランス。

入力インピーダンスは「MC-1専用」ともいえる2Ω固定で、トランス巻き線はMCー1とおなじPC-TripleC/EX(銀+銅ハイブリッド鍛造導体)なら鬼に金棒・死角なし!? OrtofonもそうであるようにMCカートリッジには推奨トランスの製品ラインナップ・・・登壇に期待がかかります。Arai Lab.さんが廃業されているのであれば次の期待はLUNDAHL。LUNDAHLにはインピーダンス表記は無いみたいですがPC-TripleC/EX(銀+銅ハイブリッド鍛造導体)をLUNDAHLの本拠地スウェーデンに送って「MC-1専用」モデルを特注製作あるいは共同開発すれば・・・ユーザーも安心して音楽に浸れるというもの。コア材は Arai Lab.と同じくファインメットが良いかな? むしろ? Alai Lab.のMC昇圧トランスのピーキーさ?はこのファインメットの高透磁率によってもたらされているような気が・・・。ファインメットをコア材につかったトランスは音が良いと一時期もてはやされましたが最近はそれほどでもないです。おピーキー過ぎてというかスイートスポットが狭すぎて一般ウケしないのかもなぁと妄想しました。オーディオはトータルバランスも大事な感じ?で、一部だけ尖ってもみたいな?。でもアコリバMC-1と「MC-1専用」昇圧トランスのベストカップリングはレコードを所有していない自分でも聴いてみたい興味が出てきます。

脱線 ここまで(ライントランスからMC昇圧トランスへの脱線でした。再びライントランス。)

ライントランスに話を戻すタイミングで、アコリバさんの公式フォーラムを見ていたら・・・ Arai Lab.の代表さん?の意見として同社の ”ライントランスは” MCほど厳密にインピーダンスマッチングを気にしなくていいという風なことが紹介されていました。アコリバ社さんの意見とはちょっと趣が違いますね。該当URLはhttps://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5941&forum=1 です。

上記URL、投稿者 PAKAさんの 投稿日時: 2022/1/29 19:56 タイトル「ARAI-labのライントランス導入記」から一部引用。

みなんさんこんばんは、PAKAです。

他社製品になりますが、本日はARAI-labのライントランスを導入したので、その様子を投稿してみようと思います。

「ライントランスとは何ぞや」という感じで私も詳しくはなかったのですが、千葉県のユーザーさんが集まったオフ会でこのライントランスがゲスト的に持ち込まれ、みなさんがその劇的な音質改善に驚いたということを伺い興味がわき導入してみた、という経緯です。

使い方は、名前のとおりCDプレーヤーからプリアンプ間や、プリアンプからパワーアンプ間などのライン接続の間に挿入するトランスになります。

ピュアオーディオ的には、信号間に余計な物を挟むことは信号の鮮度を落としてしまうような印象もありますが、信頼するみなさんのコメントから間違いないアクセサリーであろうと確信して試してみることにしました。

我が家では、全てのソースで効果が発揮されるようにプリアンプからパワーアンプ間に使用することにしました。

ARAI-labライントランスにはインピーダンスのラインナップがあり、本来は出力側の機器の出力インピーダンスとライントランスのインピーダンスをマッチさせることがベストということですが、我が家のプリアンプの出力インピーダンスが300Ωなのに対して、ラインナップには300Ω仕様が存在しないため一番近い200Ω仕様を選択しました。(制作者によるとライントランスの場合はMC昇圧トランスのように厳密なマッチングを取らなくても十分な効果が発揮されるということで、安心してオーダーできました)

引用ここまで
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上記引用のなかで「制作者によると」の部分は私が太文字にしました。制作者って事は Arai Lab.さんによると・・・って事ですよね。厳密なマッチング取らなくても十分な効果が得られる。ふむふむ….  なんかツイッターで聞いてたLT-1000ライントランスの話題の前提と、話が違う気がしないでもないなぁ(個人の感想です)。

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おまけ3

今回の投稿は、自分もそうですが・・・電気に詳しくないオーディオマニアさん向けに書きました。自分も詳しくないのでこんなにダラダラ長くなる。理系の?人ならば下記の記事1頁で終了~♪ と、なるところでしょう。

数式にアレルギーがある人は受け付けないだろうと思って、これは本文中に登場させませんでした。自分が見たなかではこれがシンプルだったので最後に持ってきました。

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おまけ4

十年前の定番オペアンプOPA2134PAの出力インピーダンス特性の例を挙げてみます(ネットで検索すると群馬大学がヒット)

提供元: 群馬大学弓仲研究室 https://share.google/jWiFSPZ25bOrvCdhE

アコリバさんの公式フォーラムでのArai Lab.のトランスの導入のお悩み相談を観ていて紹介したくなりました。あんまりにアレなので私からはコメント追加しません。下線の付与と文字に色付けるくらいで本文はそのまま、淡々と引用してみます。以下、引用元のURLです。https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=5941&forum=1

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投稿日時: 2022/3/1 22:19「Re: ARAI-labのライントランス導入記」

皆様

Harryです。こんにちは

ARAI-Labのライントランスに関する、皆様の投稿で勉強させていただき、私もご相伴に預からせていただきました。本当にありがとうございます。

私の場合はフォノイコ の出力端子に接続する予定で、ラインナップにない出力インピーダンスでしたので、フォノイコ の出力インピーダンスに合わせて、現在制作していただいています。

さて、出力インピーダンスにつきまして、分からないことがいろいろあり、メーカーやKさんにご教授いただきましたので、ご参考になればと思い、投稿させていただきます。

ネットで調べると、出力インピーダンス=○Ωと書いてある機器と、出力インピーダンス<○Ωと書いてある機器があり、最大値ってどういう意味だろう?と疑問が湧きました。

古い情報でしたが、実際に測定した人がいて、結構、仕様と乖離しているらしく、測定誤差のことだろうか?と、<がよく理解できませんでした。

私のフォノイコ の出力インピーダンスは、仕様が=と書かれていたので、一律に決まっているとは思ったのですが、試しにメーカーに測定結果があれば教えて欲しいとお願いしました。

近似してるのか、それとも誤差があって乖離しているのか、その乖離幅は大きいのか、小さいのか知りたかったのです。

開示が難しいところを粘り強くやり取りをして、何とかご厚意で教えてもらえました。

すると、フォノイコ にアクティブな出力バッファ回路が入っているそうで、出力インピーダンスは周波数が低いと下がり、周波数が高いと上がるとのことでした。

なので単純には、一律に出力インピーダンスが決まらないようでした。

なので、仕様では出力インピーダンス=と書かれていましたが、流す信号の周波数によって幅があることを教えてもらいました。

私のフォノイコ は仕様で書かれている出力インピーダンスがそもそも低いため、この幅の影響がかなりありました。

ライントランスは接続する機器の出力インピーダンスに合致させることが好ましいとのことですが、一体全体どの周波数に合わせるべきなのか、可聴域?最大値?なのか、=と書いてあっても変動するのなら、既に注文して製作に入っていただいているライントランスの出力インピーダンスは間違えていたのか?

今頃分かっても、もはや手遅れだなあと、頭がグルグル状態となってしまいました。

そこで、KさんにHelpをお願いいたしました。

Kさんからご教授いただいたところ、ライントランスは、繋げる機器の、信号が流れていない=ケーブルを繋がない状態での出力インピーダンスに合わせるのが正解と教えていただきました。

また、機器の出力インピーダンスは周波数帯によって抵抗値が変動するため、周波数でインピーダンスが変動するのは当然の結果だそうで、音楽信号は様々な周波数帯域の集合体なので、特定の周波数帯域でのインピーダンス差は参考にならないと教えていただきました。

従いまして、信号が流れていない状態の出力インピーダンスを知る必要があり、メーカーに問い合わせたところ、信号が流れていない時はアクティブな出力バッファ回路は無視できるそうで、その時の出力インピーダンスは、回路図からそれを除くことで算出でき、仕様に書かれていた出力インピーダンスと合致することが判明して、安堵しました。

Kさんのおかげで大変勉強になりました。素人の質問にも親身にご教授下さり、本当にありがとうございました。

また、メーカーも親切・親身に対応してくれて、メーカー本国にも何度も問い合わせして下さったので、本当に感謝しております。

以上、ご参考まで。

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投稿日時: 2022/12/9 22:39「Re: ARAI-labのライントランス導入記」

皆様、こんにちは。Harryです。

念願叶い、私も拙宅のフォノプリアンプ のM2TECH Nash用にArai- LabのL5ライントランスを導入しました。

Nashの出力インピーダンスが5Ωと大変低かったため、また、RCA-1.0TripleC/EXを使用したかったため、5ΩのRCAタイプを特注で製作していただきました。

制作には長期間必要で、新井さんには大変ご苦労をおかけしてしまいました。本当に申し訳なく、そして大変感謝しております。

また、Kさんにお願いして、RCA-1.0PA(1.8×1.4仕様)をTripleC/EX化していただき、加えて、以前TripleC/EX化してもらったものを併せて2本、ファインメットビーズの取り外しをしていただき、最大の効果が得られるようにしていただきました。Kさんにも大変感謝しております。

さて、以上のように、Arai- LabのL5ライントランス+ファインメットビーズなしのRCA-TripleC/EXを導入したのですが、結論から言いますと、実は当初想定していたライントランスとしての使い方ではなく、MCトランスとして使用しています。

Nashの後段にL5ライントランスを使用すると、Nashがうまく動作しない(出力出来ず、ノイズだけが出る)問題が生じました。

Nashの出力インピーダンスにインピーダンスマッチングさせたのですが、Nashの出力インピーダンスは仕様では5Ωとなっていますが、Nashの実際の実質的な出力インピーダンスは違うのかも知れません。L50ライントランスを接続した場合は、Nashは問題なく出力できたので。

新井さんにご相談し、L5ライントランスに考えられる対策も打ってもらったのですが、症状は変わらずで、海外製品にはままあることらしく、原因ははっきりしませんでした。

ご親切にも新井さんから色々ご教授いただき、逆転の発想でL5ライントランスを増幅なしのMCトランスとして使用できないかご相談したところ、アンプがドライブする能力を有していれば、使用可能とご回答下さり、Nashの負荷抵抗やゲイン、静電容量などの各種設定値の推奨値もご教授下さり、実際にMCトランスとして使用できることが判明しました。

ライントランスは超広帯域なので、MCトランスとして使用する場合、拙宅のカートリッジ は4Ωなのですが、5Ωのカートリッジ との音質差はないとのことでした。

出てきた音は大変素晴らしくて、唖然とし仰天しました。

そこで、L5をMCトランスとして使用する場合とL50をNashの後段でライントランスとして使用する場合で、拙宅のオーディオシステム環境で音質を比較して見ました。

その結果、L5をMCトランスとして使用する場合の方が、音の鮮度や艶、厚み、定位、分解能等が優れていました。

カートリッジ により近い方が高音質であり、効果が大きいと新井さんからご教授いただき、実際にその通りであることが、拙宅のシステムでも実感できました。

Nashの実質的な出力インピーダンスがいくつなのかわからないので、L50がNashとインピーダンスマッチングしていないことも差として現れたのかも知れません。

従いまして、L5をMCトランスとして使用することで、大幅な音質向上を実現することができ、大変満足しております。

Arai- LabのL5ライントランス+ファインメットビーズなしのRCA-TripleC/EXを導入して本当に正解でした。

以上、レポートでした。

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【補足】前知識としてArai Lab.のライントランスの製品名 L50やL600のLに続く数字は前段の機器の「最適インピーダンス」とされています。特注でL5を作成したとなると前段の機器は5Ωのものに最適と理解できます。5Ωがただちにライントランスの入力インピーダンスとなるかといえば、たぶん否ですけれど、一般的に10kで受けられるものを仮に5Ωで受けたとすると、前段の機器は電流を沢山流さないといけなくなって・・・気絶しても不思議ではありません。AI絵を再掲すると、自転車のペダル、体重載せて踏み込んだらチェーンが切れてスッコ抜けた状態ですね。アブナイ。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. こんばんは。

    私はWindows11で24H2ですが、どうも先日のchromeアップデートで勝手にAdblockerが入っていたようです。

    これは通常のインストール作業ではないようで、アプリの一覧には入っていませんでした。

    Adblockerのサイト上で削除ツールがありますが、ボタン一発で消去できます。

    消去した後はこのサイト上でも何も問題はありません。

    携帯はスマホの削除は分かりませんが、iPhone、iPadのsafariでは特に表示の問題は無いですね。

    • へっぽこハム太郎さん コメントありがとうございます。

      勝手にインストールされる事があるのですね。。。AdBlockやAdBlock Plusはアプリではなくてブラウザの拡張機能として入ると思っています。たしかに、AdBlockやAdBlock Plusのページに行けばブラウザへの追加や削除が可能・・・なはず。それを試してみますと、私の環境にはAdBlockもAdBlock Plusも入っていない結果でした(添付画像)。とはいえ、へっぽこハム太郎さんの情報は勝手にインストールされた人にとって有意義な情報となることと思います。情報ありがとうございます。

  2. その状態はGoogleの自動広告が表示されていないので、広告ブロッカーが機能しています。

    個別の環境についてサポートはできませんが、セキュリティソフトをインストールされている場合、広告ブロック系のツールはセキュリティソフトがインストールされていると干渉しあって削除できているように見えても削除できていないことがあるようです。
    広告ブロック系のツールをインストールした状態に戻し、以下の手順を試してみてください。

    1.セキュリティソフトの削除
    2.Chrome拡張昨日のAdblock削除
    3.Chrome一度閉じて広告ブロックが機能しないことを確認
    ※広告ブロックが機能し場合は2をやり直し
    4.Adblock消去確認後セキュリティソフトの再インストール

    同様の問題を抱えている方全般に言えることですが、解決しない場合は、利用したことのある広告ブロッカーのサポートに確認してみて下さい。

    • 管理者さま 対策のご案内感謝致します。

      結論からいえば管理者さまの云われるような事が原因でした。ウイルス対策ソフトとしてカスペルスキーを使用していて、その機能の一つ「バナー広告対策」設定OFFにて解決に至りました。chromeの拡張機能内のカスペルスキーをOFFでは不十分で、カスペルスキー本体側の設定画面から件の「バナー広告対策」をOFFする必要がありました。

      似た現象に悩む?他の誰かの参考になれば。。。お騒がせしました m(_ _)m

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