I2Sにトライ

日記・雑記
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3か月半ぶりにロンドンの自宅に戻りました。
日本での滞在中、狭いマンションで妄想オーディオに勤しんでおりました。何ら実践せずひたすら頭の中でのオーディオでしたが、その間、以下の諸々を入手しました。

新しいDAC: 
– Holo Audio の May DAC KTE

Raspberry Pi4ベースのトランスポート部品:
– Raspberry Pi4 2GB
– IAN CANADA HDMIpi Transmitter I2S
– IAN CANADA FIFOPI Q3 ULTIMATE FIFO Reclocker Module
– IAN CANADA LIFEPO4 MKIII Batteries Power Supply

DACは2月の日記で紹介した通り、今では珍しいラダー型(R2R)のNOSモードと、I2Sインターフェイスを特徴とする中華DACです。

このDACをMFPC群でのRoon再生用のアウトプットとします。
そこで、このDACの特徴であるI2Sインターフェイスを活用するため、上記のIAN CANADA製のパーツをメインに使用してRaspberry Pi4でトランスポートを製作します。

この構成で一番厄介なのはI2S-HDMIの送信個所です。幾つか候補基板がありますが、私は各種フォーラムでも評判の良いIAN CANADAのパーツでいくことにしました。この日記を書き始めてこのコミュを見たらkkumaxさんが同種基板をご自身で設計・製作されたとのこと、凄いです...
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とりあえずバラックで音出し。実はリニア電源で組もうと思い部品を一通り揃えてから、このバッテリー・システムの存在を知り、今回はこちらで実装しました。
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2か月ほど妄想を続けた甲斐があり、大きなトラブルも無く無事音出しを確認しました。

ソフトウエアは、まずVolumioにRoonBridgeを載せたもの。Ian氏の推奨の構成。
公式サポートは192KHz・DSD128(DoP)までとのことですが、384/32、DSD256(DoP)も安定して再生します。
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続いて、Symphonic-MPDにトライ。こちらは少し前にRev.1.4への実装に苦戦しましたが、今回はスムーズに音出し成功。こちらも384/32、DSD256(DoP)も安定して再生します。
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ただ、どちらの環境でもDACとのLockに少し時間がかかり(5秒程度)、曲の頭が欠けることがあります。使いこなしでカバー出来る程度ですが、解決策を調べています。

肝心の音は、凄くダイレクトな感じの音です。LINUX系のシステムで気になる「軽さ・薄さ」はあまり感じません。この音はNOSモードを推奨するこのDACか、低負荷・低ノイズのラズパイか、I2S伝送か、それともトランスポート用のLiFePO4バッテリーか?まだ良く分かりません。

VolumioとSMPDでも結構音が違います。SDカードの抜き差しで簡単に切り替えられるので聴きこんでみます。

一通りの音出しを確認して、HDMIトランスミッター基板への電源供給を独立させてみました。音に効くとのことですが、この基板では元に戻して比較することは出来ません。正直、こちらの違いは良く分かりません(汗)。
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今回はラズパイ・ベースのシステムとしては高価なパーツで組みましたが、それでもPCベースのシステムと比較すると随分と安価に済みます。

トロント在住のIan氏も素人質問に迅速・丁寧に回答してくれ、このシステムは思ったよりも導入の敷居は高くありません。

実は、トランスポートのグレードアップ部品を既に調達しているので、暫くしたらもうひと踏ん張りします。

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