最近、ずっとPCの換装を検討しています。
現在の構成は、第7世代のCore i7を核にしたもので、JPLAYに真剣に取り組んでいた頃のものです。
その後、再生ソフトの主軸がRoonに移行した際、フル規格のデスクトップPCから、小型高密度のDeskMiniに移行しました。低ノイズを実現するには、ノートPC用の高密度マザーボードにCore i9を載せてリニア電源で駆動するのが一番と考えたからです。
最近になって、CD再生に負けない重厚で深い音を出すにはフル規格のPCが必要だというある意味当たり前の結論に達し、元のATX規格に戻ってきました。
前置きが長くなりましたが、まずはマザーボード(MB)選択で、以下が希望スペックです。
- チップセット:Z790(CPUは13900K、13900KF、13900Fを想定)
- メモリ: DDR5
- フォームファクタ:ATX(300ミリまでのE-ATXも可)
- PCIeスロット:最低3基、出来れば4基(GPU x 1、NIC x 2、USB Card x 1)
- PCB:出来れば8層以上
- LAN:1ポートのみが希望、WiFiも不要
不要な機能は、BIOSでオフに出来るものの付いていない方がノイズの点で有利です。
最近、新しいバージョンが発表になったXeonは、13900と同等のパフォーマンスを得るには周辺機器まで入れると相当高額になることから候補から外しました。
長らく見ていなかったので幾つか驚きがありました。最近の高級MBはPCIeスロットが少なく、4基というのはほとんどありません。WiFiはほぼ全ての中高級MBには付いています。
現時点で一番、食指が動くMBはこれです。
かなり尖った製品で、メモリスロットは2基のみ、グラフィック回路無し!でグラボが必須です。WiFiは付いていますが、この価格の製品としては珍しくLANポートは1個だけです。
気に入らないのは、ASUS製品全般に言えることですが、おそらく6層PCBであること。このクラスのMSIやAsrock製品は8層でかつ厚い銅箔を使用しているのと比較すると、実物をみていませんが手抜き感は否めません。
色々と考えているうちに、ちょっとAMDを覗くと、そちらは、①マルチコア性能に優れる(コア数はi9より少ないが全てPコア)、②外部GPUとの連携に優れる、③低消費電力、④ソケットが2025年まで不変(インテルは14世代から新しくなる)、等々、良さそうではないですか!でもAMDは使ったことないので不安です~
皆さんのおすすめのMBは?予算は10万円程度(少し超えても良い。もちろん安い方が嬉しいです)を考えています。
※ 写真はメーカーサイトから拝借しました。
コメント ※編集/削除は管理者のみ
のびーさん、こんばんは。
CPUもMBもグラフィックレスをチョイスしたいですねー。
MBの基板材質とGNDは骨格をなす部分で後からどうしようもできないので、ピュアオーディオ的MB選びでは「最重要項目」かもしれませんね。
あ!
どうしようもできないと書きましたが、私、ちょっとしたアイデアがありまして、もしそれが良い方向に作用するなら、8層基板の優位性は低くなるかもです。。。
CENYAさん、おはようございます。
グラボ無しという選択が出来なくなるので、グラフィック機能無しのCPUはやめておいた方が良いという意見もあります。でも現時点ではグラボはノイズ対策をしっかりすればメリットが勝ると思っています。
素材や構造は、オーディオ用としてはやはり気になります。
何層だから良い、とか何層でなければならないというほどの拘りはありませんが、無頓着なのもなあ、という感じです。
アイデアマンのCENYAさんのアイデアは気になりますねぇ。もうすぐお会いできるので、その時にコッソリと教えて下さい(笑)
のびー さん、こんにちは。
>ちょっとAMDを覗くと、そちらは、①マルチコア性能に優れる(コア数はi9より少ないが全てPコア)、②外部GPUとの連携に優れる、③低消費電力、④ソケットが2025年まで不変(インテルは14世代から新しくなる)、等々、良さそうではないですか!でもAMDは使ったことないので不安です~
個人的にはオーディオ用PCにAMDはあまりお勧めできないですね…
一番の理由は、AMD製CPUには動作クロックの下限リミッターがあるから。
Intel製のCPUはOS上の電源設定を「省電力」にすると動作クロックが1GHz以下に下がるのですが、AMD製CPUはOS上の電源設定を「省電力」にしても動作クロックが1.7GHz以下には下がらない仕様になっています。
BIOSをいじって動作クロックを下げられないか調べてみましたがダメでした。
Ryzen 9 5950Xを積んだ自作PCをRAW現像用に所有していて、16コア32スレッドのCPUが生み出す情報量や音楽的な表現力は流石といったところですが、いかんせん動作クロックが高いので全体的に音の重心が高い…
のびーさんが興味をもっている「ASUS ROG Maximus Z790 APEX」ですが、いい選択だと思います。
ASUSのマザーボードはハード面でもソフト面でもオーディオとの相性がいいんですよ。
ハード面ではASUS製のマザーボードは他社のマザーボードと比べて電磁波ノイズが少なく、マザーボード自体の発熱も他社と比べて少なめに出る傾向があります。
ソフト面においても、ASUSのマザーボードはBIOS画面でCPUの消費電力制限が比較的容易にできるという利点があります(ASUS製以外では設定自体が困難)。
PC関連の著名ブログ「ちもログ」では、ASUS製マザーボードにおけるBIOS画面上でのCPU消費電力制限の設定方法が明らかになっているのでリンクを貼っておきます。
https://chimolog.co/bto-cpu-core-i7-13700k/
上記のリンク先でも言及されていますが、LGA1700ソケットのCPUである第12世代&第13世代のCoreプロセッサーは、BIOS画面上で消費電力制限設定をすることによって、さほどパフォーマンスを落とすことなく消費電力や発熱を軽減させることができます。
私もオーディオ用途に対応した自作PCを制作することになりパーツ集めをしていますが、前述の理由でマザーボードはASUS製を選びました。
TUF GAMING B660M PLUS Wifi D4というMicroATXマザーです。
最近のASUS製マザーボードはUSB2.0端子を復活させるなどオーディオファンにとっては「かゆいところに手が届く」製品が多く、私が選んだマザーボードにもUSB2.0端子が2つあります。
CPUはグラフィックレス、グラボはセミファンレスにするつもりです。
8050Aさん、丁寧なレスありがとうございます。
>AMD製CPUには動作クロックの下限リミッターがあるから。
これは知りませんでした。Intel製はバスクロックまで下がるのでAMD製も同等かと思っておりました。
以前は動作クロックをバスクロックまで下げて使用していましたが、現時点では基準クロックより下げて使用する予定はありません。でもまた下げたくなるかもしれないので、その辺りの柔軟性の有る無しは大事な要素です。
ASUSのMBに関しては、友人のパソ通に相談したところ8050Aさんと同意見でした。6層でも十分にパフォーマンスが出る上手な設計とのこと。それと多層が必ずしも良い訳では無いと強調していました。
もう少し考えてみます。
のびーさん こんにちは
言うまでもなく私がASUS派なので特に書くことも無かったのですが、思い出し記録?としてコメントを、書いてみます。
他メーカーと差別できそうなところは、VRMのチューニング(ASUS Digi+)です。他メーカーが?複数フェーズの電源を主張するところ、ASUSは数を誇るだけだけだなくVRMの一部を停止させてノイズ小さくすることも、スイッチング周波数を自動から固定(最大500kHz)に設定できるなどします。過去の紹介動画 → https://youtu.be/rjFd6TuJO7c
それと、のびーさんが提示されましたマザーは昨年の12月に液体窒素投入でオーバークロック9GHzを達成しまして、一部では有名になっているトップモデルです。紹介動画 → https://youtu.be/CzAZxx_aLdo
9GHzに耐えうるパターンと電流供給ラインはオーディオ用途にも良い結果をもたらしそうです。LANのパルストランスにもDELAで採用されるような綺麗な巻線構造のトランスを採用しています(伝送波形の改善のため)。
厚い銅箔に関してですが、ASUSの場合には大電流は基板の銅箔に流すのではなく極力コネクタを配して、ケーブルから電流供給する思想が伺えます。CPU近くにExternalな給電コネクタを配するみたいな?
与太話ですが、高性能なビデオカードが音質にヨイ影響を与えるのはビデオカードに搭載のデカップリングコンデンサーのお陰と、ブリーダー電流?の働きがありそうに想像しています。車のエンジンと同じように電源ユニットにもツキの良い負荷回転数(電流)があって、5Aか10Aか分かりませんがある程度の電流値を常時流しておく方が音質的に良いという仮説です。仮に負荷が0Ωとなれば理論上はノイズもゼロです(このとき電流は無限大なので意味の無い仮説ですが)。ジャズ喫茶ベイシーでもオーディオ機器以外のなにかの電化製品で、宅内配線に電流を流しておく事が音質確保の沢山あるポイントの一つとされているとかいないとか。ついでにオシロかなにかで電源の?ノイズを測定しようとするとき、電源の負荷がない(開放)がノイズ最大です。与太話でした m(_ _)m
nightwish_daisukiさん、
こんにちは。
電気回路に詳しいnightwishさんも推奨されるとなると、このMBで行っちゃおうという気になってきました。確かに、ブリーダ電流かバイアス電圧か分かりませんが、そのような効果はありそうです。
アドバイスありがとうございます。
のびーさん こんにちは
私は電気に詳しくないです。
過去にパソコンヲタクしていた事があって、世間の平均よりはPCにはウルサイかも?な感じ。
いっとき?、電解コンデンサーがお漏らししてマザボを始め、色々な電化製品?が壊れる時期がありました。どこぞが日本の真似かコピーしたけけれど電解液?を注入し過ぎていたのが原因だったように記憶しています。
大抵?一本か二本の電解コンデンサーがお漏らし又は頭が割れて脳汁を出していると、そのマザボは起動不能になりましたが、高価なサーバー機は違いました。目視で分かる異常な電解コンデンサーが3本か4本マザボ上に立っているのが見えるのにブルーバックエラーも出さずに24時間稼働していました。それを見た当時の私は今は無きSANYOの低ESR電解コンデンサーにそれらを交換して、マザボの延命をはかりましたが、寿命を迎える前に当該サーバーは役目を終えたのでした。当時もおなじ感想を持っていたのですが、設計時点での余裕度がまるで違うのですね、サーバー機は。
USBに挿入するだけで音が良くなるとかいうUSBメモリースティック型のオーディオアクセサリー。あれらよりも、マザボに直接コンデンサーを増設する方が大きな効果を期待できます。何も『半田付けをしろ』というのではなく、電源容量の大きな(電解コンデンサー沢山?)のビデオカードを ”低負荷” で 使うとか。。。 ジャンクなビデオカードを買ってきてGPUを取り外して差し込むとか。色々、ゆめ?は広がります。
nightwish_daisukiさん、こんにちは。
>電源容量の大きな(電解コンデンサー沢山?)のビデオカードを ”低負荷” で 使うとか。。。
それ、実際に試したことあります。
私が持っているRAW現像用PCですが、CPUがグラフィックレスなのでビデオカードを搭載しています。
2020年に組んだ当初はGeForceGTX1650を載せてましたが、昨年GeForceRTX2070に換装しました。メーカーはどちらもASUS製です。
オーディオ用PCとして聴いてみると、GeForceRTX2070のほうがGeForceGTX1650よりも明らかにイイ音が出ているんですよ。
解像力も音楽的な表現力も、GeForceRTX2070のほうが明らかに上です。
ノートPCも何台か手元に残っていて、ビデオ回路を積んだPCもあるのですが、ビデオ回路があるPCのほうが総じて解像力や表現力の高い音が得られる傾向があります。
当然、GeForceRTX2070のほうが多くの電解コンデンサーを使っているので、
>マザボに直接コンデンサーを増設する方が大きな効果を期待できます。
の仮説、成り立つかもしれません。
Nightwish さん、8050Aさん、
こんばんは。移動中でレスが遅くなりました。申し訳ございません。
友人が実験して、上位のグラボを載せる方が明らかに音が良いと言っていますし、私もCPU内蔵のグラフィック機能を使うより外部グラボを使った方が音が良いことを確認しています。
それがブリーダー電流の効果か大容量のコンデンサが効いているのかは不明ですが、「ロースペックPCで汎用グラフィックスが良い」という従来の定説は通用しなくなったようです。
どちらの仮説に立つかにより、新たにPCを組む場合、大きく構成が変わります。
新たな知見が見つかったらまたご紹介下さい。