前回の仮想アースのCAD図面ですが、キャスト製法でしか作れない構造のため、プレスで作れる構造に書き換えました。
といっても、少量試作で作るには、これでも難しい箇所があるので、ベンダー板金向けには構造を再度見直す必要があります。
K社製品ですが、シャーシに寸切りボルトが2本溶接されています↓
この溶接ですが、精級公差で垂直もキッチリ出すには熟練度がかなり求められます。
この寸切りボルトに非鉄金属の板を貫通させ、ナットで締め上げます。
アース端子ですが、とあるメーカーの既製品からのオマージュです。
といっても、これを手に入れる事は出来ないので、他に何か検討しないといけません
このボディとシャーシを無酸素銅で作る場合、表面酸化防止に何かしら処理が必要になります。
先日挙げたDAPの純銅をNCで掘削したシャーシは金メッキでしたが、金メッキだと凄い金額になるので、クリアーを吹くことで対処します。
銅は他にニッケルメッキとかも使われ、コストも高くないですが、ニッケルは強磁性なので使いたくありません。
以前作成した純銅シャーシのコンセントボックスもクリアーを吹きましたが、使用するクリアーによってはピンホール問題が発生します。
バブル期からよく見かけた銅メッキシャーシ(カッパータイト)ですが、経年すると、酸化したように所々黒ずんでいるのを結構見掛けます。
私は最近、銅メッキ筐体を使っていないので、今は如何なっているのかは分かりませんが。
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