Accuphase p-450 オーバーホール

日記・雑記
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今年に入って、各コンデンサーメーカーからオーディオ向けのコンデンサーに生産中止の案内が出てきました。

まあ、必ずしもオーディオ向けが高音質って訳ではなくて、汎用民生品向けでも好ましいモノはいくらでもあります・・・・っていうか、好みの問題ともいえるし。

ただ、なんか、高級オーディオが世間から疎外されていく感じがしてなりません。

無くなると聞くと、欲しくなるのがサガというものw

ということで、2000年以前発売のAccuphase P-450(P-4000系の前身)をオーバーホールする事にしました。これも2台あるしネw

ホントーはメーカーサービスにお願いする予定でしたが、中の部品を見て、DIYオーバーホールに切り替えます。

コンデンサーは、スリーブ色とカン(入れ物)の大きさで、ある程度グレードが把握できます。

で、このP-450に使われているコンデンサーは、RoHS指令対応前の、ニチコンVR(普通民生用)の前身モデルでしょうね。

Accuphaseと言えど、ミドルレンジはこんなもんです。

16V4700μFで100円しないで買えます。

ステレオトップエンドのP-1000系、P-7000系、A-60系、A70系で低Z品が使われ、モノパワーでやっとKZシリーズ(相当)ってところでしょうか。

話を戻して、ニチコンVRのRoHS指令対応前というと、どんなに新しいモノを用意しても2010年前半なので、電解コンデンサーの賞味?期限はとっくに過ぎています。

まあ、新VRは規格を全く変えずに代替で使えるので、新VRを使ってくる可能性は高いですが。。。。。

ただ、私の経験上で、VRを信号系、音声基板の電源コンデンサーに使うと、1枚ヴェールが掛かったようなモヤモヤ音質になってしまう傾向にあります(使う回路でも大きく変わる)。

バイワイヤー対応スピーカーは、マルチアンプ駆動するとウーファーの逆起電力からフリーになって良いと言われますが、以前、P-450を高域ユニット側にしてマルチアンプを組んだところ、ユニット上下で音質が合わなくて直ぐに外してしまいました。

まあ、P-450は、パワーブロックに使われるコンデンサーの質だけでなく、入力前段に使われるOPアンプがNJM4580という、半ば骨董品的wなモノで、某、評論家に言わせれば「古い音質」とも言われます。

ちなみに、近年の入力段フルバランス構成になってからは、OPアンプを使用せずディスクリート構成になっていますが(ただし、スペース制約でアキシャルリード部品ではない)

まあ、そんなところで、コンデンサーをオーディオ向けに、OPアンプを近代的なモノに載せ替えてどこまで化けるか?

という、半ば実験的なオーバーホールでもあります。

ニチコンでトップグレードのコンデンサーというとKZシリーズですが、私はどうもこのKZを入れて食指が動いたのはあまり記憶にないので、今回は採用しません。

本当はニチコン以外で入れ替えたいのですが、スペース制約上とリードピッチの問題から、ニチコンのハイグレード3種類で入れ替えます。

他のメーカーにすると、小さ過ぎるか大き過ぎる事になりがちなので。。。。。

 

パワー段に使われているコンデンサーですが、16V4700μF×4と、100V470μF×20です(←全部VRにすると1000円でお釣りがくるw)。

2次側にもかかわらず100Vが使用されているのは、長寿命化を期待しているのと、スペース制約があるゆえ、リードピッチを揃えるためでしょう。

もし、100Vが掛かっていれば、周囲に降圧回路すらないので、入力段の部品が昇天するので。

OPアンプはソケット化し、色々入れ替えて遊びます。

 

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