前回からの続きです。
レーザーセッティングで、本当に重力に対して垂直になっているか確認するために、スピーカーの天板に水平器を置いてみました↓
気泡がキッチリど真ん中です(画像では斜め上から撮っているので、若干寄ってるように見えます)。
これで、スピーカーの位置はコンマミリ単位で設置、前後左右の傾きも皆無になりました。
・・・・・が。。。。。しかし。
実は、コレでもまだ不十分です。
何故なら、スピーカーの前後左右の傾きの修正に、スピーカー本体に付けられたスパイクの高さで合わせましたが・・・・↓
すると、どうなるかというと、
スパイクでの補正量が多いスピーカーの床からの高さが高くなってしまう
という事になります。
私のケースで言えば、右スピーカーが左スピーカーに比べ、3㎜弱床からの高さが高くなっていました。
試しにレーザーを三脚エレベーターを使用して当ててみるとよく分かります↓
左スピーカーに当てたレーザーは、横ラインはうっすらとしか見えませんが・・・・・
右スピーカーはレーザーが遠いにもかかわらず、横ラインのレーザーがガッツリ当たっています↓
本当はレーザーを当てるのも、スピーカーの高さ調整するのもリスニングポジション正面からやった方が確実で分かり易いですが、正面からだとレーザーがスマホカメラ画像で巧く映らなかったので横から撮影しています。
余談ですが、スパイクを使用して高さ調整する場合、ただ単にスパイクを延ばしただけでは、雄ネジと雌ネジの相互公差の関係で首を振ってしまうので、スパイクとスピーカー本体の間にロックナットを入れる方が安定するでしょう(振動や経年で緩みますしね)。
幸い、私のスピーカー付属のスパイクにはロックナットは付属していますが、元々無い場合は、ロックナット分だけスピーカーの高さが上がります(M8で8mm弱上がる)。
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へっぽこハム太郎さん、こんばんは。
いろいろやられているときに水をさすようなコメントになってしまいますが、スピーカーの0,*単位の調整とは、通常は音で合わせるんですね。
自分の場合は、スティーブ・アーキアーガ/Cafe Paradisoを使っています。8曲目の多重録音されたギターソロの「音の合い方」と「定位」で調整しています。
音の合方・・・ピッキングする音の芯が点のように小さいか
定位 ・・・ピッキングする音の聞こえる位置(ピントが合っていないと、上方定位します)
調整は、片側のスピーカーを軸方向に動くか動かないか程度に、「押す」か「引く」感じです。地震がなくともずれている事が多々ありますので、週に3回は確認しています。「あれ、おかしいな」と思ったらずれている事はよくある話です。
他の方は、モノラル音源でやられている人もいます。
ハム太郎さんのように、ピチッと物理的な位置を合わせてから、音で確かめるのがよいように思いました。
リスナーが聴く音は、スピーカーからの「直接音」「床壁天井の初期反射音」「部屋の響き」を総和として聴いているので、スピーカーだけ厳密に合わせてもどうでしょうか。部屋のすべての寸法と反射や吸音特性も合わせるのは大変過ぎますので、スピーカーを厳密に合わせてから、部屋の要素は「耳で補正する」のがよいように思えました。
へっぽこハム太郎さん、こんばんは。
我が家の床はヤワなので、スピーカーに近づいて調整すると、体重で床がわずかにたわみ、傾きますので、リスニングポイントで調整しています。
ミネルヴァさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
私の前の部屋が同じでした。
エレベーター三脚にレーザーを乗せていると、三脚周辺に体重を掛けるとレーザー光が歪みます。
コンテナで部屋を作るにあたって、せっかくのH断面SS鋼が骨組み(耐荷重48t)なので、床の強化を重点的に行いました。まあ、防音理由もありますが。
ヒジヤンさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そういうコメントが入るのは予測していたので、最初に「この内容はエキスパートの方には蛇足」と書きました。
以前、オーディオ雑誌の記事で某評論家が、「左スピーカーの前側が1.5㎜ズレているから足でちょこっと蹴ってくれ」なんて言っていたのを見て、「聞いただけでそこまで分かるなんて、すごい人がいるもんだ!」と驚いたモノです。
私はせいぜい今回のような、センターからの位置ズレ、内振り角度のズレくらいしか気付かないので、補完的に測定機材に頼り、あとは聞いて微調整ってところです。
2回目で左スピーカーの高さを2.6㎜嵩上げしましたが、違いは判らなかったので、ほぼ精神衛生上です。
以前はモノラル音源でもセッティングをやっていましたが、持っているテスト音源がモノラルが無いので最近は出来ない状況です(プリはモノ出力不可です)。
ヒジヤンさんが仰るように、「スピーカーだけキッチリ合わせても、部屋の反響音を聞いているから」というのは同感ですが、私は部屋の構造や置いてあるものでアコ-スティックが左右で乱れるのが嫌なので、部屋の窓は一切なし、インテリア性は度外視、オーディオに関係のない余計なモノは極力置かず、ルームチューニングアクセから始まり、壁板の貼る順番から、フローリング板の貼る順番まで、部屋のセンターから完全に左右シンメトリー構造を採っています。まあ、半分以上は精神衛生上が理由ですが。
オーディオマニアって色々な考えを持っている人がいるようで、私がお世話になっていいるショップの店長は、「スピーカーが良ければ、数センチの誤差なんて気にならない」という考え方ですが、私は如何にも気持ち悪くって聞けたもんじゃないので、新製品機材を聞かせてもらう時はセッティングから毎度やり直して聞いています。