ルームアコースティックの切り分け

日記・雑記
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日記の題名だけでは「何のこった?」といった感じでしょうw

ルームチューニングが難しい理由に、音波が見えない事が挙げられます。

さらに、見えない音波が複雑に混ざり合っている訳で。

という事で、私が悪いアコースティックを判断する時に、

手かざしによるルームアコースティックの切り分け

という方法を使っています。

この名称は、私が勝手に作ったモノなので、音響工学の本職さんからすればお遊びに聞こえるでしょうが、何気に役に立ちます。

方法ですが、耳に手をかざします↓

ただ、画像の「ダンボ耳」では、部屋の前方2/3くらいの複数のアコースティックが入ってきてしまうので、かざす手の角度、耳にかざす手の位置を変え、手の形状を工夫、駆使して、スピーカー直接音、天井からの反射音、床からの反射音、両壁からの反射音、リスナー後壁からの反射音を手で遮って切り分けて聞きます。

ボール紙などで適切に加工して耳に当てても良いでしょう。

気になる反射音のところで、CDプレーヤーなどでA-B間リピートなどで長時間掛け続けます。

今回の場合、耳への手かざし遮りによって判明した悪いアコースティックは、両サイド壁からの反射音、天井からの反射音に問題がある事に気が付きました。

スピーカー直接音、リスナー後壁反射音、床からの反射音は問題ありませんでした。

そこで、部屋をよくよく見ると、問題ある双方に共通して使われているモノが、某社のルームチューニング・アクセサリーだった訳です↓

両サイド壁

天井

案の定、軽く叩いても「パカパカ」音がするので、まあ、間違いはないかと。

中高域を吸収すると謳っているモノが、中高域に問題があるとは思わなかったので、今まで発見が遅れました。

ただ、音響工学的にも、物理的にも、叩いて簡単に音が発するモノに影響を及ぼされないというのは、宇宙空間でもない限り成立しないでしょう(そもそも宇宙空間では何も聞こえませんがw)。

そこで、そのルームチューニング・アクセサリーにマップピンを打ち込んでいったところ、共振音が完全に消滅・・・・・と思いきや・・・・・なんと・・・・

ピン打ち込みによって共振周波数が低くなったのか、高域の共振音から、今度は中音域に妙な共振音が乗るようになってしまいました

しかも、「一方を対策すると別のところが気になる」というドツボ状態です。

結局、ルームチューニング・アクセサリー1枚につき、23本のマップピンを打ち込んだら、おそらく、共振周波数をさらに低く追いやった(と思われる)のか、共振音はほとんど気にならなくなりました。

使ったマップピンの総数は756本。

壁が硬いので、ピン折れが多数発生しました。

ついでの話ですが、

以前、アマゾンで購入したポリエステル繊維吸音材が、一次反射、またはスピーカー近くで使うと音がギラギラしているのが気になりましたが、

当初、吸音材が音を反射しているのか?とも思いましたが、この吸音材でダンボ耳をやって収音しても、高音域ではなく、中低域が若干集まっているように感じただけだったので、反射が原因ではなかったようです。

ただ、例の問題のある某社ルームチューニング・アクセサリーのベースボードと質感?が似ていて(←吸音材の癖に異常に硬い)、この吸音材も軽く叩いても盛大に音が鳴るので、多分これも悪い影響を与えていると考え、ついでにマップピン打ちをやっておきました。

私の悪い癖で、全部一気にピン打ちをやってしまったので、アマゾン吸音材が本当にアコースティックで悪さをしていたかは分かりません。

1つ注釈?をしておきますが、多分、私の部屋の壁強度が高過ぎるため、これらが生半可な固定の仕方では共振してしまう可能性もあるにはあります。

ひょっとしたら、通常の住宅の石膏ボードなどでは問題ないかもしれません。

まあ、私の試聴音量のデカさの問題もありますが。

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