FOSTEX GX100をメンテナンスしていたら、メインのスピーカーも気になってきました。
以前、日記にも書きましたが、舶来製は日本の高温多湿環境を全く考慮していません。
それは、取付ネジにも影響を及ぼす事があります。
メインスピーカーのユニットをエンクロジャーに取り付けるネジですが、特に工具が掛かる部分に錆が発生しています(黄色枠丸↓)。
確認すると、やはり所々錆が発生していますね↓
こういう状態だと、如何にも古めかしい状態に見えるので対策をします。
鉄ネジでも、黒染め単体よりも、酸化クロメート黒染めなら湿気でも錆び難いですが、こんなに錆びるとなるとただの黒染めなのでしょう。
手っ取り早いのは酸化膜系新品に変えてしまえば良いですが、さすが舶来製、このネジは全てユニファイ・ネジです(いわゆるインチネジ)。
以前よりはインチネジも入手し易くなっていますが、如何せん、ねじ径、ネジ長が全てインチ仕様なので、キッチリ合うのを探すのが結構大変で、ミリネジのように一発で見付けるのはまず無理ですね。しかも厄介なのが、更に並み目と細目があるという。
まあ、追々、新品ネジを吟味の上に購入するとして、とりあえずは錆を何とかします。
ホームセンターとかに錆取りクリーナーとかもありますが、私がこの手の対策として使用するのが、カー用品の「ホイールクリーナー(鉄粉対策仕様)」↓
ブレーキバッドは金属粉を配合しているので、ブレーキダストがホイールに付いて錆びる事があります(競技用スポーツパッドは特に)。
これをスプレーすると、化学反応で溶解させ、奇麗に流し落します。
ユニットから外したネジを紙コップ等に入れ、鉄粉クリーナーを噴射↓
クリーナー原液は無色透明が多いですが、鉄の酸化物(錆)と反応すると紫色に変色します。度が過ぎると上画像のように真っ黒に・・・・
クリーナーを入れた紙コップごとシェイクすれば大抵は奇麗になりますが、錆が酷い場合はネジの頭部を歯ブラシ等で軽く擦ります。
歯ブラシで擦った後、奇麗な水でよく洗い、ホットガンで乾燥させます(これをやらないと直ぐに錆びる)↓
ここまでやって、時間にして30分も掛かってません。
錆錆だったのがこの通り↓
洗浄したものは全て、錆が奇麗サッパリ無くなっています↓
ついでに取り付けネジのトルク管理もやっておきます↓
先日のバフ研磨もそうですが、何故か中古ショップの店員って、こういう面倒くさい事はやらないですよね。
ちょっと手間を掛けるだけで、Cランクから、下手したらAランクで販売出来るのにね。
まあ、安く買っておいて文句は言えませんが。









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