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ヒジヤン邸訪問記(その2)

日記・雑記
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その1の続きです。
 
【ヒジヤン邸システムの音の印象】
どなたが言ったのかわかりませんが、オーディオの世界で「音は人なり」という言葉を聞いたことがあります。
ある人のオーディオシステムから出てくる音は、機材の選択からチューニングまで含めて本人の嗜好や性格が大いに反映された結果であり、逆にその人のシステムの音を聞くことで本人がどういった人なのかが伺い知れる、という意味合いだと理解しています。

その点、これまでヒジヤンさんの書いている文章から受けた印象や事前に顔合わせして会話した際の印象と、実際のオーディオの音の印象はほぼ一致していました。

 
再生機器:
CDプレイヤー:ESOTERIC K-03Xs


プリメインアンプ:アリオン/出水電器 ALLION A10

スピーカー:B&W Nautilus 802D
透明度の高い丁寧できっちりとした音、きちんと理詰めされた音、です。
上から下までバランス良く、粒立ちがよい。 あるべきところにあるべき情報が配置され、無いところには無い。
オールマイティで聴きやすい。爽やかな中に僅かに甘美さあり。

あくまで想像ですが、プリメインアンプ(ALLION A10)のスピーカーに対する支配力が非常に強いのかな、と感じました。
B&Wのケブラーコーンのスピーカーは、例えばオーディオショーで複数の部屋でそれぞれ鳴らされていても、どことなく共通した音がするといつも感じるのですが(なので、実はあまり好きではありません・・・)今回のヒジヤン邸ではそれは感じず。
エソテリックのプレーヤーでしっかり掬い上げた情報を、そのままきっちり増幅、というイメージ。

一方で、脚色はしないし、誤魔化しもしないので、例えばクラシックの古い録音やこってりした演奏は粗までしっかりと見えてしまい、好みに合いにくいだろうなぁとは思いました。
なので、ヒストリカル音源について聞いた際の回答は案の定でした。

==========
眠り:「ヒストリカル音源は聴かれないのですか?」
ヒジ:「聴かないですね。フルトヴェングラーでないと・・・などと言われる人もいますが、音がよくないと楽しめないたちです。」
眠り:「わたしもフルトヴェングラーはちょっと・・・」
ヒジ:「カラヤン止まりです」
==========

実際、フルトヴェングラーは相性が最悪な部類だと思います。

もちろん上記機材で音が全て決まるわけではなく。

そもそもですが、部屋の広さ、スピーカーのサイズや視聴距離、そしてヒジヤンさんの普段の再生音量を考えると、何も手当をしなければ相当に癖のある音になりそうなのですよね。
それが端正な音になるということは、やはり部屋の防音工事から自作の各種チューニンググッズ、トランス、仮想アースなどなど、様々な試行錯誤の積み重ねの結果なはずです。

もっとも、それらの点については正直なところ私には全く理解が追いつかないので、ヒジヤンさんの投稿されている各種記事でご確認ください。

要するに「良かった」ということです。

(続く)

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 眠り猫さん、その2をありがとうございます。
    そして、FSMもお疲れさまでした。お互いに今年のサマーミューザが終わってしまいましたね。

    さて、今回は使用機器の紹介編でしょうか。
    自分は機器にはあまりこだわりがないんですよね。当日にお話ししたように、あの部屋でマーラーを鳴らすことを指標に、自分の思い通りに鳴ってくれるであろう、部屋のキャパMAXのスピーカー選びをしたつもりだったのですが、それからが地獄でした(笑)
    AMPは音響重視から、がさばらないプリメインで、802のウーファーを動かすことが出来る出川式電源のSUNSUI X11が壊れたので、類似のALLION A10を選び、CDPは同じ出川式電源にしたDENONのSA1が壊れたので、代替えにESOTERIC K-03Xsです。

    機器にこだわりがない理由は、ソースの話は別にして、自分が思い描くサウンド方程式が下記だからです。

    サウンド=機器×部屋×使いこなし(電源×振動×音響×セッティング)

    掛け算なので、コスパと遊べる要素を加味しながら、どこをテコ入れしようがトータルの結果は出るという考え方です。

    人にオーディオ思想の話しをしたので、自分は何かな?と考えていたところ、これかなと。もう少し突っ込んでみると、各々の割合ですね。イメージでは、

    ・機器と部屋で半分・・・25% / 25%  計50%
    ・使いこなし(電源×振動×音響×セッティング)で半分
        ・・・15% / 10% / 10% / 15%   計50%

    こんなことを考えながらオーディオをしています。割合が小さいことでも、掛け算なのでベースが上がっていれば、何をやっても大きな効果が生まれるのだと勝手に考えています。

    部屋と音響はわけにくい面がありますが、ベースの骨格が部屋で、ルームチューニングレベルのものが音響としています。コスパで考えると、下記でしょうか。

    セッティング>音響>電源>振動>機器>部屋

    部屋は簡単に変えられないですしね。
    だからお金がかからない、セッティングや音響&(電源や振動)ばかりをやっている感じです(笑)これは私の思想なので、他人に強要する気もないですし、布教活動もしないです。ただ、黙々と日記を書くのみですね。自己満足の世界です。

    こんな話をしたことを忘れないように、自分の日記にもリンクしておかないとです。

    • ヒジヤンさん、コメントありがとうございます。

      今年のFSMは思い切って通し券を買ってみましたが、ずいぶんと楽しめました。
      半分くらいは行けなかったので「おけぴ」で放出しましたが、良い席さえ選んでおけば処分も容易だったので、来年もラインナップが良ければこの手で行こうかなぁと思います。

      >自分は機器にはあまりこだわりがないんですよね。
      >機器にこだわりがない理由は、ソースの話は別にして、自分が思い描くサウンド方程式が下記だからです。
      >サウンド=機器×部屋×使いこなし《電源×振動×音響×セッティング)

      確かにお話を聞く限りそのようでした。
      が、不思議なのは、実際に導入した機器は目指すゴールに対して適切なものを十分に吟味して、こだわって選択されているように思えるところです。
      非常に興味深かったです。

  2. 先に後日補足すると書き込みしましたことの書き込みを実施します。

    「部屋のキャパMAXのスピーカー選びをしたつもりだったのですが、それからが地獄でした(笑)」についての補足です。

    ・このスピーカーを使えば、自宅でマーラーが鳴らせるだろうと考えて選択したのですが・・・
    ・普通の狭い部屋に入れて大丈夫だろうか?という不安を抱えていましたので、日本で一番802を売っている人に訊ねました。
    ヒジ:「このスピーカーを普通の家の8畳に入れても大丈夫でしょうか?」
    Å氏:「大丈夫ですよ。8畳に入れている人もいますよ」
    その言葉を信じて入れたのですが・・・
    「802の出す低音に、壁鳴り、床鳴りの嵐」で聴いていられない状態になりました。あの音量ですからね。最初から原因がわかったわけではないので、最初はバスレフポートにバスタオルを詰め込み対処しました。
    次に壁鳴りを抑えること。次に床面補強。ようやく804時代よりもまともに鳴るようになって、部屋の重要性を知ることとなりました。
    その先に、音響を整えるためのルームチューニングの実施です。
    それでも、振動問題には悩まされ、今でもこれを実施することで音の改善が図れます。

    何が言いたいのかと言うと、
    ・オーディオをまともに鳴らそうとする場合は、何が悪さをしているのか?ボトルネックを見つけて対処すること。
    ・ボトルネックを見つけるには、大きめの音量で鳴らしてみると弊害が見つけやすい。
    この2点です。
    プラスを考えたくなるのがマニアのサガかと思いますが、マイナスを減らすことこそ大事なので、その点を記載しておこうと思いました。

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