椀方です。
年明けのユニコーンセッティングで45度配置にして以来、安定した音楽再生にすっかり満足してしまい、最近はFMエアチェック音源の収集を楽しむばかりでした。
おかげで?CDの購入に散財?することもなく、コンサート通いとベルリンフィルデジタルコンサートホールの試聴で日々が過ぎていました。
そんな中で久々のオーディオネタですが、先日の日曜日のこと、ご近所(車で15分?)にお住いのオーディオファイルRayさんにお越しいただきました。
Rayさんに以前お越しいただいたのはもう数年前のことになりますね。
その時からは送り出しがCDT&DACからHAP-Z1ESのハイレゾ対応プレーヤーになり、アンプもFASTの300W大出力セパレートアンプから50WデジタルアンプのSD05に変わり、SPも3Way5ユニットのバイポーラ放射のインフィニティから360度ベンディングウェーブ放射のDDDユニットを搭載したユニコーンにと総入れ替えになっています。
さて、久々にお越しいたたRayさんですが、最近はNASを構築されてネットワークオーディオにも取り組んでおられるとのことで、ベルリンフィルの自主制作レーベルの全集ものを購入された時に付いていた、ハイレゾ音源のダウンロードデータを試聴用に持ってこられました。
ご存知のようにHAP-Z1ESはWAV、FLAC、DSDなどのハイレゾ音源を、独自開発の半導体でDSD5.6までアップコンバートしてから再生することができます。
ただ、拙宅では今までCD音源やFMエアチェック音源を44.1kHz/16btにて聴くだけでしたので、192kHz/24btというオリジナルマスターと同じフォーマットのハイレゾ音源がどのように聴こえるのか?は、大いに興味がありました。
Rayさんが持参されたポータブルHDDを拙宅のPCのUSBポートに接続し、192kHz/24btのFLACで収録された、ラトル指揮ベルリンフィルのシューマン交響曲を、HAP-Z1ESの内蔵HDDに一時的に試聴用フォルダを作成して転送します。
192kHz/24btの音楽データはシューマン交響曲全集の4曲分で約4GBありますが、もともと内蔵HDDが1TBのものなので難なく保管できました。
アルバム情報はアルバムアートや曲名、トラック名など必要なものは問題なく表示できます。
さて、試聴開始。
音源はいつも視聴しているベルリンフィルデジタルコンサートホールのライブ音源と同一収録されたマスター音源が元になっています。
ホールに満ちるベルリンフィルの音楽、楽器から放たれる音と響きが一体となり、大きなホールが出現したかのようです。
ただ、ベルリンフィルハーモニーホールでのライブ録音にあり勝ちなホール内の聴衆由来の異音?ザワつき感が拭い取られているかのようにクリアに聞こえます。
おそらく丁寧にデジタル編集をかけてノイズ?の除去をしてあるのでしょう。
レーベルは違いますので単純な比較はできませんが、44.1kHz/16btのCD音源に比べると192kHz/24btのハイレゾ音源は音の輪郭がきめ細かな描写になるように感じました。
調べてみるとマスター音源も192kHz/24btで収録されているそうなので、フォーマット的にもベストな選択なのかも知れませんね。
シューマン交響曲全集や、同じくラトル指揮ベルリンフィルのベートーベン交響曲全集から第九の終楽章を試聴させていただきましたが、オケとソリストに合唱団が同じステージに立って演奏している様が見えるかのような臨場感溢れるライブ演奏でした。(終わった後に拍手が無いのが返って不自然に感じる程です)
お返しにRayさんには、ベルリンフィルデジタルコンサートホールのストリーミング放送を視聴していただきました。
始まった当初はPC以外の映像機器ではSONYの他には視聴できなかったのですが、最近は視聴出来る機器も増えてきているようですね。
昨年年末のベルリンフィルハーモニーでのジルベスターコンサートや幾つかの定期演奏会を視聴していただきました。
映像付きだと音質への拘りがやや薄れるのか?ブラインドで聞けば音質的に劣るのは間違いないはずですが、パッケージソフトにはない臨場感溢れる演奏に満足していただけたようです。
後から聞けば、お持ちのOPPOのプレーヤーにはアプリがインストールされていたとのことで、早速視聴契約して楽しまれているそうです。
Rayさん、またお越しください。
コメント ※編集/削除は管理者のみ