デジタルエアチェックシステム導入記

日記・雑記
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FPGAデジタルFMチューナーC-FT50を導入してからというもの、FMエアチェック音源の魅力にどっぷり浸かる幸せな日々を過ごしています。

C-FT50に実装されているFPGAの回路内ではFM放送をダイレクトにデジタル変換しているため、アンテナの受信レベルさえ適正なら、ほぼ放送局送り出し品質に肉薄した音質で聴くことができると思います。

拙宅ではC-FT50から96kHz24bitで出力したのを、同軸デジタルケーブルを介してデジタルアンプSD05に接続し、パワードDAC半導体のS-MasterがSPのユニコーンを直接ドライブすることで音楽を聴いています。

エアチェックの方はC-FT50の2つあるデジタル出力のうち、光デジタル出力端子から光デジタルケーブルを介してYAMAHAのHDD内蔵プレーヤーCDR-HD1500で44.1kHz16bitで録音した後に、CDR-HD1500の編集機能を使って録音音源を整理したのをCD-Rに焼いて、エアチェック音源を完成させていました。

これをHDDプレーヤーHAP-Z1ESにリッピングして取り込んで聴くと、CD音質と同等で、しかも市販の音源にないコンサートの臨場感溢れる演奏が楽しめるので、満足していました。

しかしながら、同じC-FT50を使ってエアチェックを楽しんでいるベルウッドさんはエアチェック用のデジタルレコーダーを導入されて48kHz24bit録音をされているのですが、一度、同じ演奏会ライブ音源を拙宅で44.1/16でエアチェックしたのとベルウッドさん宅で48/24でエアチェックされたのを聞き比べする機会があったのですが、その音質の差には驚きました。

聞き比べると44.1/16の音がいかにもCDっぽく聞こえるのに対し、48/24の方はFM放送をそのまま聞いているように自然な音質なのです。
その時は確かN響定期演奏会の生中継だったので、収録放送局のある東京の放送と、長距離を中継された大阪の放送では音質に差があるのでは?いう疑問も少しはありました。
しかし、その後も何度か海外の放送局提供の演奏会を同じ放送音源聞き比べをする機会がありましたが、やはり48/24の方が音質が優れていました。

その後DDコンバータのWEISS INT204をテストした時に、様々なフォーマットの音源を聞き比べした時にも、16bitと24bitの音質差の大きさを体感しました。
これは、ベルウッドさんのようにエアチェック用のデジタルレコーダーを導入するしかないな?

そう考えていた時にタイミングよく拙宅を訪問されたオーディオファイルの方から紹介されたのがPCにUSB接続して使う外付けサウンドカード「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD r2」でした。

サウンドカードというと、通常はPCの音源を高音質で外部のオーディオ機器に送り出す使い方ですが、この機器は入力側に光デジタル入力端子を備えているのと、最大96/24までのデジタル信号を扱えるとのことでした。

ネットで調べてみると、光デジタルケーブルを介した信号送受信は相当距離が離れていても可能な事が理解出来ました。
これならFMチューナーC-FT50から光デジタルケーブルを引き回して部屋の反対側にあるPC近くに設置した「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD r2」に接続してPCに直接デジタルエアチェックする環境が構築できます。
拙宅の場合ケーブル長は最低12メートル必要なので、50フィート(約15メートル)の光デジタルケーブルが使えることで設置の障害をクリアすることが出来ました。

導入コストの安さも魅力的です。
50フィート光デジタルケーブルを含めても、オーディオメーカ製のデジタルレコーダー導入費用の1/10でしょうか?

機器の配線を終えてUSBケーブルをPCに接続したら、付属のCDに入っているドライバーをインストールします。
ドライバーインストール後にPCのコントロールパネルからハードウエアの設定をします。

接続は録音の音源が光デジタル入力なのでSPDIF-Inを選び、プロパティの詳細でサンプルレートをC-FT50からの出力に合わせて96/24を設定すれば、ハードウエアの設定は完了です。

付属の録音ソフトではなぜか48/16でしか録音出来なさそうなので、メーカーのサイトでスマートレコーダーというソフトをPCにダウンロードして、48/24の録音をやってみました。
再生してみるとFM放送をそのまま聞いているかのような音質に満足しています。

ただ、手動での録音は上手くいくのですが、このソフトに付いているスケジュール録音機能が上手く動作せず、留守録が失敗続きなのは困っています。
ソフトの操作方法をもう少し習得する必要があるようです。

とりあえず導入当初の感想でした。

3月2日追記
タイマー録音が動作しない原因がわかりました。

PC側のドライバー設定の問題だったようです。
コントロールパネルのサウンドの設定で、USB Sound Blaster HDのSPDIF-Inのプロパティで排他モードのチェックを外したら、スマートレコーダーのスケジュール録音が動作しました。

排他モードにチェックが入っていると、他のディバイスが動作した時に、そのドライバーが無効にされていたようです。

取り敢えず、動作テストを何度か行ってタイマー録音が動作するのを確認できたので、来週一週間のベストオブクラシックのタイマー録音が楽しみです。

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