今回のテーマ『ウィーンサウンド徹底研究』の中でも一番の着目点は、「ムジークフェライン・サウンド」のイメージをより膨らませることに置いています。10数年前に聴きに行って感動した思いから、このようなサウンドで音楽を聴きたいと思い、イメージしながらオーディオ調整を進めてきたからです。振り返りの日記で書きましたが、特徴として気に留めているのは以下になります。
・ホールが楽器のように鳴っていると感じたこと
・音楽を聴くために作られたサウンドと感じたこと
・どの場所で聴いても、ほぼ同様なサウンドで聴こえること
これまでは、自分好みで聴けるであろう座席位置を選択して来ました。
主にステージ近傍の3ポジションです。
①Cercle:1階席平土間の通路横席
②Perterre Logen:1階左右のステージと同じ高さの横向き席
③Balcon Logen:2階席ステージ近傍のバルコニー席
今回は、座席位置をホールの広範囲に選んで、ムジークフェライン全体のサウンドを確認することにしました。特にウィーンシンフォニカーの公演では、同じ公演を「1階席の中央部」と「2階席の中央部」で聴き比べてみようと思います。加えて今回は、長く滞在して公演回数も多いためステージ近くの値段の高い席ばかりは選べなかったこともあります。その中で、一番のメインに置いている「ゲヴァントハウス管弦楽団のチャイコフスキー」だけは、気張ってカテゴリー1の席を予約しました。チケット代で区分すると、29ユーロ~140ユーロまでと幅広い座席選択としています。
〇で囲んだ部分が概ねの狙いの位置で、選択したのが赤い印の部分です。
演奏曲/座席位置/チケットは下記です。
座席位置は選べる範囲で選択しましたが、公演については滞在している期間中に聴ける公演はすべて聴くことにしたものです。
残念だったのは、小ホールの公演が聴けないことです。ウィナー・コンチェルト・バーレンの小ホール公演とコンツェルトハウス大ホールのハーディング&スウェーデン放送響公演が重なっていたのですが、聴きたい演奏の方を選択しました。
小ホールの音響も素晴らしく、大ホールと同じ音がすると感じています。
さて、これだけのメニューを用意しましたが、従来感じてきたこととの対比や新たな発見などをすることが出来るのか?プレッシャーを感じつつも毎月届くムジークフェラインからの月刊誌を見ながら胸を躍らせています。
<参考>
ウィーンでのコンサートガイドが日本語でわかりやすくまとめてあるサイト
ウィーンのコンサートガイド:<楽友協会 / Musikverein>
ウィーンのコンサートガイド:<チケットの予約~受け取り編>
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