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2日目 :7th Wien – 活動開始

日記・雑記
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ウィーンに到着後に散々な目に合った初日でしたが、スーツケースから荷物を出して、気持ちを落ち着かせてから出かけることにしました。事前に決めていたスケジュールは、15時から国立歌劇場での「スタジオコンサート」で、それまではフリーです。この時までに、交通手段や食事の取り方などの大筋の過ごし方を見定めることから始めました。元々の宿泊先の見込みからは、滞在場所がずれましたので、交通手段の見極めも必要になったのです。

 

2024年3月2日 天気:曇り

6時:ウィーン空港に到着・・・ATMでユーロを引き落とし、市内の交通パスを購入(48時間+1WeeK+空港から市内)

7時:ウィーンミッテに到着・・・ライターを購入、飲み物を購入

7時半:アパート前に到着・・・鍵を見つけられずに右往左往する

9時半:アパートに入室・・・気持ちを落ち着かせる、荷物の開梱と整理

11時:ナッシュマルクト探索とブランチそして、地下鉄、トラム、バス等の交通手段の把握

15時:国立歌劇場「スタジオコンサート」

20時半:ペータース教会「アンサンブルコンサート」

22時 アパートに戻る

 

アパートの場所は、予約時に名称で調べた場所ではなく、ナッシュマルクト(ウィーンの市場)の目の前のビルの一室でした。入り口の両隣に酒場?があり、朝から現地の若者たちがたむろしています。治安に心配もありましたが、最初の6泊はココに滞在するしかありません。それよりも、ナッシュマルクトの目の前の利点を活かせないかと考え、早速のように探索に出かけました。

さすがにウィーンの市場だけあって品数は多いですし、新鮮に感じました。ですが、高いのです。同じものでもスーパーで買う方が30%レスという感覚でした。以前に来たときは値段も安い市場だった記憶がありますが、今では観光地化している様子に思えました。

 

ぶらりと全体を見まわたしましたが、滞在中の食品などはスーパーで買うことにしてブランチです。

これで10ユーロ(約1600円)ですから、円安、物価高の様子がよくわかると思います。

<教訓:ウィーンでの買い物はスーパーが一番安くて、品質も悪くない>

 

その足で、街の散策もかねて国立歌劇場に歩いて向かったのですが、天気が曇りで寒かったので途中にあるCafe Museumでスープを飲んで温まります。(寒かったのはこの日だけで、その後は天気も良く暖かい日が続いたのがものすごくラッキーでした)

 

身体が温まったので、地下鉄でシュテファンプラッツまで向かいます。地下鉄駅からシュテファン大聖堂に出ると、裏側に出ます。以前は慣れ親しんだ場所でしたが、「あれ、シュテファン大聖堂の形が変わった?」と感じたのは、とんだおとぼけさんでした(笑)

<教訓:何度も来ているのでわかっているつもりでも、10年の月日は記憶も曖昧となっている。こんなことが何度もありました>

 

シュテファン大聖堂からは、ウィーンで一番の目抜き通りであるケルントナーを進んで国立歌劇場に向かいます。「スタジオコンサート」があるマーラーホールは初めてだったのと、自由席だったので開場時間の15分ほど前から並びましたが、すでに30人くらいは並んでいました。他のコンサートもそうなのですが、ウィーンでのコンサートは早くから来てホールで会話を楽しんでいる人が多いです。マーラーホールは平土間のうなぎの寝床のような場所でした。この部屋の前側半分に220名の座席が配置されているとのことです。

座席位置は最前列のセンターに座りました。この位置で聴くホールの音響は、比較的響きは感じにくく、ダイレクト感ももうひとつと感じました。

 

「スタジオコンサート」は若手のソリストを目指す人のための発表会のような場でした。歌手が男女1名づつにピアニストが1名で、歌曲やオペラアリアを披露してくれます。音響的にはもう一つと感じましたが、さすがにウィーンの若手歌手のレベルは高いものでした。このコンサートが13ユーロ(約2000円)で聴けるとは、得した気分になります。

約1時間のコンサートでしたが、ソロ歌手の歌の十数曲を存分に堪能しました。詳細は別途「歌声の感想まとめ」で記載しようと思います。

 

そして2日目最後のメインイベントは、ペータース教会で聴く「アンサンブル コンサート」でした。バロック様式の豪華な教会で聴く弦楽四重奏には大きな期待を寄せていました。

カテゴリ毎の自由席でしたので、早めに会場に向かい好きな席を確保することにしたのですが、20時半開演ということもあってかすでに大勢のお客さんが入っています。狙いは一番前でしたので、初めは最前列の中央に座ったのですが近すぎると感じ、5列目の中央に移動しました。程よい距離と思えたのですが・・・

演奏曲は、弦楽四重奏で聴く有名曲ばかりです。ですが、夜の8時は日本の明け方4時ですから、現地での初日は猛烈な眠さが襲ってきます。加えて、ペーター教会は、弦楽四重奏には容積が大きすぎたようです。5列目で聴くサウンドは、音量が小さく、ダイレクト感も不足して眠りに落ちそうでした。教会サウンドのまとめ」は、別途実施しようと思います。

<教訓:現地の初日は時差ボケが激しく、夜のコンサートは避けることが望ましい>

 

夕食は事前にスーパーで買い込んで来た、パンとハムと惣菜で済ませて床に就きました。

 

出発してから2日目で、現地初日のウィーンは山あり谷あり盛沢山でしたが、今後のスケージュールからの体験と重ね合わせて深い考察が生まれる礎となるような1日でした。今回のウィーンサウンドのキーワードが、「ダイレクト感」となることには、まだこの時は気づいていなかったです。

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