初日 – 7回目のWien(アパートメントには注意すべし)

日記・雑記
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今回の旅は山あり谷ありでした。散々な目にも逢いましたが、多くを学び楽しむことが出来たと思います。失敗も学びも楽しかったことも、日々の記録として残していきます。(アルバム代わりに活用することをお許しください)振り返りを実施しながら現地での体験を思い出しつつ、後に考察をテーマごとにまとめることにしました。「十数年前に感じたことからの変化」「旅行前に計画したことと、実際に体験したことの相違」そして、「自宅オーディオへの活かし方」をを書き記せればと考えています。

 

旅の記録:出発前からアパートに到着まで

悲劇は出発の前々日から始まりました。予約していたアパートメントに入室方法の質問を連絡しても返信がないのです。心配になったので、前日に代理店のagodaにも連絡しましたが、「agodaもその先の代理店に連絡したが返信がない。返信は48時間以内に実施する規定となっている」とのことです。その後何度もagodaのサービスと連絡を取り合いましたが、要領を得なかったので、「現地に到着して困らないようにしておいて下さい」と言い残して出発しました。

<教訓:アパートメントは事前に受付があるか?対応がよいか?など確認しておくことが大事>

 

フライトはAir Chinaです。羽田発、北京経由、ウィーン着の乗り継ぎ便としていました。理由は安かったから。ですが、反面としてサービス面などの不安がなかったわけではなかったです。羽田から北京までは約4時間。特に遅れずに到着しました。だがトランジットがとても分かりにくかったです。空港の係員に尋ねても、個々の人は持ち場のことしかわからないらしく、「あちらに向かえ」と方向を示してくれるだけでしたので、空港内を何度も行き来してしまいました。後から分かったのですが、原因は国際便トランジットのゲートがクローズになっていたためでした。クローズとなっていたので気づかずに通り過ぎていたのです。

<教訓:北京でのトランジットは、トランジット用のゲートがクローズになっていたりする。クローズになっていても表示をよく読むか、様子を伺いながら同じトランジットする人についていくとよい。>

 

またトランジット途中の荷物検査は厳重で、ボディチェックを丹念にされました。ライターの持ち込みは不可で没収されます。

<教訓:北京空港を通過する時は、ライターは空港で預ける荷物に入れておくこと。手持ちは1個しかなかったので、ウィーンに到着するなりライターを買える場所を探すことになった。帰りも没収されたが、予備を預ける荷物に入れておいたものは問題なかった。>

 

空港内はやや無機質だが、中国らしい雰囲気がある。トランジットなので中国のお金(元)は手持ちにしていなかったが、無料の水やお湯が飲めるようになっていた。

トランジット時間が9時間もあったので、エアチャイナのトランジットラウンジで時間をつぶした。軽食や飲み物も用意されていて、充電用のコンセントや個室もあるので特に困ることも、退屈することもなかった。ウィーンで聴く曲の予習時間に充てて乗り継ぎ便を待った。

北京からウィーンまでの飛行時間は約10時間。寝たり起きたりしていたが、缶詰にされる時間が短いのはありがたかった。直行便だと約14時間だったので、4時間短いのはありがたい。今のところロシア上空を飛べるのはエアチャイナだけらしく、ウィーン在住の人も「エアチャイナは人気がある」と言っていた。

<知見:エアチャイナは、トランジットが分かりにくい点を除けば、ロシア上空を飛べて飛行時間が短く、サービスも悪くない。料金が安いことを考えると得得なエアラインと言えそうだ。>

 

ウィーンに到着後も節約の旅でした。これまでは、空港から市内まではCATと呼ばれる専用電車かエアポートバスで向かっていましたが、今回は普通のOBB(オーストリアの国鉄)のSバーンで向かいました。ウィーンでの行動起点のカールスプラッツに行くには、ラントシュトラーセから地下鉄(ウィーンミッテ)まで少し歩きますが大幅に節約できます。CATに乗ると15ユーロかかりますが、Sバーンなら市内のフリーチケット+2ユーロですみます。往復で26ユーロ節約出来ました。

 

ラントシュトラーセを降りると地下鉄のウィーン・ミッテ(Wien Mitte)駅までは2分ほど歩きます。標識が出ているので、指示通りに行けば迷うことはなかったです。ウィーン・ミッテからは乗りなれた地下鉄のUバーンでカールスプラッツへ向かいました。

市外に向けて走るSバーンは高床式で段差がありますが、市内走行のUバーンはフラットフロア。内装は同じです。

 

予定通りにカールスプラッツに到着しましたが、ここからが問題でした。アパートメントの貸主から届いた入室連絡と、到着後の案内を頼んでおいたagodaからの入室方法の連絡が異なるのです。アパートの名前をGoogleMapに入れてたどり着いた場所も違う場所に案内されてしまい、住所を入れ直してたどり着いた場所はナッシュマルクトの近くの治安の悪そうな場所で、玄関の両サイドは怪しげな酒場(?)でした。そして、メールで指示されたキーボックスにNoを入れてもボックスは開きません。agodaから連絡のあったキーボックスは開きましたが、中に鍵は入っていませんでした。心配していた通りの展開となり、途方に暮れてしまいます。

 

仕方がないので、貸主に電話を入れたところ、拙い英語ではうまく状況が伝わらないのです。相手も英語が苦手らしく、「ドイツ語で話してほしい」と言われますが、話せるはずもなく会話になりません。「そちらに行くから10分ほど待て」と言われたので待っていましたが待てどもやって来ません。そのうちに電話がかかってきて、「ドイツ語を話せる人に代われ」と言ってきました。代わってもらえる人などいるわけないのです。「いない」と告げると、「隣の酒場の人に代われ」と言うではないですか。破れかぶれで酒場の中でうろうろしていると、親切な人が電話に出てくれました。親切な人は貸主と電話をしながらキーボックスのところで操作してくれましたが、キーボックスは開きません。何度もやり直してようやくアパート入り口の扉は開きました。貸主もNoを忘れていた様子なのです。・・・ひどすぎる

 

これで一安心と思ったところ、今度はアパートの部屋がどれかわからないのです。メールでは、「1階」と記されていたので、1階のすべての扉を試したのですが、鍵は開きません。またまた途方に暮れてしまい、貸主に電話をしましたが、「ドイツ語が話せる人に代われ」しか言いません。もう一度酒場に行く気力もなくてしゃがみこんでいると、宅配の人が入ってきた。天の助けに思えました。尋ねてみると、「その部屋は2階にある」と教えられます。この時、「あっ」と思い、ようやく日本での2階の表示と、ヨーロッパでの2階の表示が異なることに気づきました。ですがまだ安心はできません。宅配の人に部屋の前まで付き添ってもらって鍵を開けますが、鍵が空回りするだけで開かないではないですか。おかしい、おなしいと何度もやったのですがダメです。困ってしまい、宅配の人に鍵を開けてもらうと難なく扉は開きました。日本の鍵は右回しですが、この鍵は左回しだったのです。

 

ようやくのこと部屋に入れました。アパートの前に到着してから2時間ほどの出来事です。一時は絶望の淵に立たされましたが、一気に安堵の気持ちがわいてきました。アパートはキッチンも完備し内装もきれいでしたが、帰国後に確認したところ一枚も写真はありませんでした。ウィーンでの初アパート宿泊は教訓の山です。

<教訓:事前確認が出来ないアパートには2度と止まらないこと>

<教訓:名前だけでチェックせずに、住所とGoogleMapで場所と外観も確認すること>

<教訓:ヨーロッパでは、日本の2階が「1」と表示されるのを忘れないこと>

<教訓:鍵が右回しだったり、左回しだったりするので注意すること>

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