7th Wienサウンドに向けて、「セラミック炭を活用した低域調整」と「KaNaDe6ESを活用した中域高域調整」を実施してきました。ここまでのテコ入れで、目指すサウンドに近づいている実感があります。ですが、聴き込みを進めていくと「もう一歩進めたい」との思いも湧いてくるものです。
そんな時に「こうすれば・・・」というイメージがわくと試さずにはいられなくなりますね。
本当は第3弾まで実施してから、「仕上げの工程」で実施する内容ですが、我慢できずに手を付けました。ですが、こんなことでも音への影響が大きくて苦戦しましたし、効果は大きかったです。
調整の狙い:超高域の反射音を増加して、音の「キレ」と体感音圧を上げる
使った材料は、買い置きしてあった100均のレンガ調タイルです。表面がザラついていて、5mmほどの厚みがありますので超高域を拡散します。この材料を部屋の適した位置に貼り付けることで、リスナーが感じる超高域を増加させます。
実行にあたっては、どこに貼るかが問題ですが、こんなことに長年取り組んでいますので聴き込みをする中でイメージが湧いてきます。それでも、アタリがあればハズレもあります。とにかくトライ&エラーしながらツボを探るしかありません。
①最初に見つかったツボは、スピーカーとリスナーの中間位置のクローゼットと窓の上です。左右対称に貼りました。
これにより、キレと体感音圧が上がると共に響きの広がりが増加しました。
反面として、センター部分が薄く感じられるのが副作用です。この状態で聴き込みを進めていたのですが、どうも落ち着きません。落ち着かないのは、よさを感じるとともに違和感を感じているからですね。「座りが悪い」と表現すると、よりわかりやすいかもしれません。
②センターが薄くなる対応
対応1:同じタイルをセンターパネルに隠れる部分の目線の高さの壁に、同じタイル2個を貼ってみました。
すると、激変しました。音が飛んでくる感覚で、音圧がグッと上がるように感じます。最初は、「これはすごい」と思ったのですが、聴いていくと「繊細さ」が失われていることに気づきました。この感覚は、ステンレスたわしを最初に試した時の感覚に似ています。これはNGです。
タイルを1個に減らして試してみましたが、大きな変化はありません。この状態は2日と持ちませんでした。
対応2:自作して取り付けた
これがベストかはわかりませんが、これで落ち着きました。
ルームチューニングは効きますね。ですが、バランスを崩すことも簡単に起きるので、「目指すサウンド」を描いておくことが肝要です。第2弾までは、これで落ち着きましたので、後は簡単な工事が必要な第3弾を待つのみです。
コメント ※編集/削除は管理者のみ