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最新の突発難聴治療

日記・雑記
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先に書いた「突発難聴」の日記では、自分の耳の異常と治療についての大筋の流れを書いた。この日記では、治療の具体的な流れと三つ病院の比較について整理してみる。やはり専門医の治療は群を抜いている。頻繁に投稿される方に被せて投稿する意図ではないのであしからず。

 

<症状>

突発性難聴は、ある日突然耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りやめまいなどを伴うケースもある疾患

⇒自分のケースでは、左耳の聞こえが悪くなり、反対側の耳は響いて聞こえるようになった。二階の足音が響いて聞こえたので、低音が響いて聞こえたのだと思う。耳鳴りやめまいは感じなかった。

 

<原因>

明らかな原因は解明されていないのが現状とのことだが、内耳のウイルス感染や血流の循環障害などが原因と推定されている。

疾患に至るきっかけとしては、「睡眠不足」「不規則な生活」「多量の飲酒」「疲労」「糖尿病」などがあげられるとのこと。

⇒自分のケースでは、原因の特定はされずに治療優先で実施された。

 

<最新の突発難聴の治療>:突発難聴の治療を専門とする突発難聴センターからの情報

◆軽 度:内耳の炎症を抑えるために、副腎皮質ステロイド薬などの内服薬による治療(目安は40dB未満の聴力低下)

⇒自分のケースでは、最初の1週間はステロイド薬の内服で様子見をしたが、改善されなかったため中等度の治療に移行した

◆中等度:ステロイド療法と高気圧酸素療法の2者併用療法(目安は40dB~60dB未満の聴力低下)

⇒自分のケースでは、ステロイド薬の内服+高気圧酸素療法で治療を続けた

◆重 度:2者併用療法に、さらに鼓室内ステロイド療法を追加した3者併用療法(目安は60dB以上の聴力低下)

 

<3つの病院での治療>

1)最初は近隣の耳鼻科で診察したが、投薬治療では改善が見られなかったため専門医を紹介された。

2)専門医である突発難聴センターでは、8日間の入院治療が原則で現実的ではなかった。

3)突発難聴センターと同等の治療を、通院で実施可能な病院を探して治療を進めた。

 

1)近隣の耳鼻科

検査・・・聴力検査

判断・・・1週間のステロイド投薬で改善がみられなかったため専門医を紹介

 

2)専門医の突発難聴センター

検査・・・3種類の聴力検査(一般的な聴力検査、骨伝導の聴力検査、反応をみる聴力検査)

どのように見ればよいのかわからないが、詳しい検査が行われた

判断・・・8日間の入院治療(全身ステロイド:点滴 高気圧酸素治療 安静)

費用・・・20万円程度(4人部屋の場合)

 

3)高気圧酸素治療の設備がある病院

検査・・・なし、2)での検査結果を持って行った

判断・・・なし、高気圧酸素治療のみ実施

改善検査や投薬は、紹介元の1)近隣の耳鼻科で実施

費用・・・1回1万円程度

 

<投薬>

1)近隣の耳鼻科

①ステロイド剤:炎症を抑える働きを持つ薬(プレドニン錠)

②①用の胃薬

 

2)専門医の突発難聴センター

①ステロイド剤:炎症を抑える働きを持つ薬(プレドニン錠)

②①用の胃薬

③血管を拡張させて血流を増やす薬(アデホスコーワ顆粒)

④末梢性神経障害の治療(メコバラミン錠)

 

3)高気圧酸素治療の設備がある病院

投薬はなし

 

◇こうして比較すると、専門医の検査、投薬、設備は群を抜いている。

◇だが、8日間の入院治療でしか実施してくれないので現実的でない面もある。

◇仕方がなく、高気圧酸素治療の設備がある病院を探して通院治療をしたが、専門医ではないため治療の判断はすべて1)近隣の耳鼻科に委ねられた。

◇確実な治療を望むのであれば、専門医に診てもらうのがよいと思う。

 

最新突発難聴の治療は、「炎症を抑え」「血流をよくし」「神経障害改善」に加えて、「高気圧酸素治療」が効果的であることが知られている。高気圧酸素治療は特殊な設備が必要となるが、これまでに7回のカプセル治療を受けたので、次回の日記では高気圧酸素治療の体験について体験記を書いてみようと思う。

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