音像型?音場型?箱根越え交々の巻

日記・雑記
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Phil-mの皆様ご無沙汰しております。

GWも明けてすっかり日常に戻った感じですが、いかがお過ごしでしょうか?!

バズケロはオーディオをやっている様でやっていない様なのんびりした気分転換的な時間を過ごしています。

 

GW箱根越え遠征記の続きとなりますが、GWから随分と時間も過ぎてしまいましたので、バズケロが最近考え続けている標題のテーマを交えて思い出話を添えて日記に残したいと思います。

 

Y氏邸サウンドは大音量の音像型!

 

Y氏邸は一つの完成されたオーディオ趣味人の世界観が人を惹きつけます。

バズケロはY氏の豪快で繊細なお人柄に惚れ惚れ。

厳選されて慈しまれるマジコを中心に据えたシステムから引き出される音はゴリゴリの低音が魅力。

音像型のサウンド展開とはいえ、音場を意識していないわけではなく、部屋に行き渡るエネルギーバランス、部屋を満たすエネルギーの展開といった振る舞いには繊細に対応しています。

最小限と思える吸音と拡散、その配置も経験に根ざした勘所を押さえているなと感心至極。

 

濃い音像は前に前にと展開されるところがJBL党を長く貫かれたY氏の好みを物語っていて、その広いお部屋の隅々にまで音楽が充溢してる感覚は余裕すら感じられるものでした。

お話も大好きでサービス精神に溢れ、選択される音源もゲストを意識されたライブ的な選曲。

Y氏はゲストの人柄を繊細に捉えられて臨機応変に対応されています。

 

再生される音楽の機微が素晴らしいのは当然の如く、ご自身が愛されるサウンドの良さをさりげなくアピール。

この辺りはバズケロも見習いたいポイントで、ご自身のサウンドが如何に意図的な配慮がなされているのかを表しています。

さらに拘られていたのがボリューム。

印象的なのが再生された冒頭の数秒でそれぞれの音源がお部屋にマッチした音量でセレクトされるところ。

これは音楽の聴かせどころをご自身がよく分かっていないとできない技。

バズケロも自身のオーディオ音楽演奏としての未熟さを痛感するポイントなので、とても参考になりました!

 

オーディオ演奏家は己を知り、己の機器を知り、己の部屋を知り、己の主張と楽しさを届ける趣味人の余裕が人を惹きつけるのだと思えた出会いでした。

お付き合いいただいたヒジヤンさんやtonkatuさんのと感想会には次の予定が差し迫っていたこともあって参加できなかったので本当に心残りでした!

またの機会があればゆっくりお話ししたいですね!

色々とお付き合いいただきありがとうございます。

 

いたちょう邸サウンドは小音量の音像型!

 

Y氏邸を後にして急いで伺ったお宅が懐かしいいたちょうさん家!

Y氏のサウンドがお部屋のエアボリュームを満たす大音量の音像型だとすれば、いたちょうサウンドはリビングの一角にひっそりと浮かび上がる小音量の音像型です。

ごくごく普通のお部屋の中でご家族やご近隣とのバランス優先で自己主張も控え目な日常生活に寄り添うサウンド。

バズケロもヒジヤンさんもgenmiさんもY氏も専用部屋で大音量を楽しめる環境なので麻痺してしまいがちですが、いたちょうサウンドの方が一般的で良識への配慮あるオーディオなのだと思います。

 

リビングを満たすような音量も難しいことから、音像型サウンドに軸足がいくのが自然体なのだと感じています。

この場合はひたすら再生上流のS/Nに洗練さが必要になるのでしょうね。

PCのOSの違いからくる出音の違いや音色の濃さの違い、電源の違いから来る違いなどとても熱心に研究されていて、PC経由音源初心者のバズケロは感心するばかり!

PCオーディオって日進月歩なところも多々あって、本当にマニアックで奥が深いです!

 

再生される音源もゲストに合わせてセレクトされるライブ感があって、いたちょうさんの楽しいお人柄も加わり、いたちょうサウンドはボーカルが聴かせどころ!という印象です。

アッコルド嬢はこうしたサウンドにマッチしていて、音色が音楽を際立たせています。

さらに真空管転がしで見出された音色の良さが人肌感のあるサウンドを生み出しているのだと思います。

 

歌謡曲の楽しいこと!懐かしいこと!

ご一緒されたご近所様BWさんとワイワイ盛り上がってしまいました!

オーディオは鳴らされる方のお人柄が本当に素直に反映されてきますね!

楽しい音楽を堪能した後の赤羽ナイト!!!

楽しい仲間に美味しい餃子に生ビール&紹興酒!最高です!

 

おまけ1

 

翌日はバズケロサウンドの良き理解者である BWさん宅へいたちょうさんと一緒にお邪魔してワイワイ!

ちなみにBWサウンドも音像型です。

こちらは音量に関わらず生活に寄り添うオーディオ機器設置場所制約から来る自然体な解といったところ。

やはり最後はアナログの昭和歌謡で盛り上がるところがバズケロ好み!

本当に素敵なおもてなしサウンドの数々!

 

心温まる心地よい交流に感謝!

オーディオと音楽が繋ぐ人と人。

本当に楽しくて嬉しい!

 

おまけ2

 

バズケロはGW明けてから音像耳と音場耳がせめぎ合いを繰り返していて、ゆとりある音楽を楽しめていません。

JBL部屋は一旦音断ち封印中で電源投入もしていません。

JBLのセッティングで長年残されていた小さな妥協点を解消すべく工作道具や材料を整えつつ、テンションを蓄えてから一気に取り組めるよう練りに練っている最中です。

バズケロの中で先送りしていた内なる妥協がある限りこの先楽しめないと感じています。

ヒジヤンさんがオフ会で指摘した音場の課題は特定音源に限ったレアケースが対象でもあり、自分にとっては難題なのでさらにその後の取り組みになりそう。

多分バズケロ自身の内面が変革中なのでしょうね。

そんなこんなの色々含めて新生JBLサウンドに向けたオーディオを楽しみましょう!

 

では、では

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. バズケロさん、おはようございます。

    早いもので、もう3週間経つのですね。GWのことが思い出されます。特にY氏邸のことは、感想戦なしでしたので改めて聞く話が新鮮でした。特に印象に残ったのが、下記のポイントだったのですね。

    「Y氏邸は一つの完成されたオーディオ趣味人の世界観が人を惹きつけます。バズケロはY氏の豪快で繊細なお人柄に惚れ惚れ。」

    この日記で、私も数々の印象的な話がありました。

    >オーディオ演奏家は己を知り、己の機器を知り、己の部屋を知り、己の主張と楽しさを届ける趣味人の余裕が人を惹きつけるのだと思えた出会いでした。

    >バズケロはGW明けてから音像耳と音場耳がせめぎ合いを繰り返していて、ゆとりある音楽を楽しめていません。・・・工作道具や材料を整えつつ、テンションを蓄えてから一気に取り組めるよう練りに練っている最中です。

    更に飛躍したJBL部屋のバズケロサウンドを聴かせてもらうのが楽しみです。

    • ヒジヤンさん
      時間が経つのは早いもので、5月も下旬になりました。
      思い出に残る事柄を抽出したような日記ですね。

      それぞれのお宅訪問で、本当にお人柄が音に反映されているのが印象的でした。
      Y氏のキャラクターも強烈に印象に残りました!
      ちょっとバズケロに似ているところも多々あって、音作りの感性の部分も似ているかと思います。

      それでもバズケロのオーディオって、今できることをやり切らないと気持ちのゆとりを持って楽しめないというか、音楽に安心して浸れないのが辛いわ(笑)
      この辺りがお互い職人肌と感じてしまうところかもしれませんね…

      新生JBL部屋は自分でも楽しみにしています。
      目論見ではこれまで以上にゴリゴリに音像を攻める格好になりますが、成果の程はヒジに分かるかな?!
      ちょっとY氏サウンドに影響を受けた感じになるかもしれません。
      音場に関してはクラシックのテスト音源もクラウド再生できるようになったので、これまで以上に気を使って仕上げてみたいですね。

      うふふ…楽しいな〜

      では、では

  2. バズケロさん、こんばんは。

    今回のオフ会ツアーはバズケロさんとヒジヤンさんにとって考えさせられる深い内容となったようですね。

    genmiは「音像」と「音場」というキーワードを今まで漠然と理解していましたが、年末年始のオフ会から理解が一気に深まって積極的にgenmiサウンドに活用したいと思うようになりました。なので、genmiにとっても今回のバズケロさんの日記で色々と考えさせられます。

    このふたつのキーワードの共存はヒジヤンさんがオフ会ツアーの前に取り組まれた課題であって今回のヒジヤン邸オフ会の目玉であったと理解しています。

    今回の日記でのバズケロさんの「音像」と「音場」の仕分けもYES/NOの二者択一みたいな感じに書かれていたのが興味深かったです。

    genmiも自分はどの辺が好みなのか?というところを考えながらオーディオを楽しんでいこうと思います。勉強になる日記をありがとうございました。

    • genmiさん
      レスありがとうございます。

      >今回のオフ会ツアーはバズケロさんとヒジヤンさんにとって考えさせられる深い内容となったようですね。

      ガチガチにぶつかり合いましたからね(汗)
      お互い聴いてもらいたいところが分かんないのだもの…それだけ拘った領域が深くて遠い。
      音像、音場と言っていても、意識の向き方の違いで聞いている音が違うのです。

      今回、バズケロ日記で白黒はっきり区別しているのはバズケロの尺度です。
      誰しもがバランスを取ってオーディオに取り組んでいると思いますが、聴き手によって傾向が分かれると思います。
      バズケロには明確に区別できる聴きどころがあったのですが、感覚派のバズケロにはうまく伝えられません。
      今回はバズケロの中で音場耳と音像耳のせめぎ合いがあるので、印象を敢えて白黒はっきりさせています。

      ヒジヤンサウンドもバズケロサウンドも突出した良いところところもあるし、欠落しているところもある。それを感じるか感じないかは意識をどこに向かわせるかで意味が変わってきます。
      それぞれが音場や音像のバランスを取ってやっているのですね。・
      それでも聴き手が変われば聞こえ方も違う。
      嗜好の違いも大きいのですが、その上でお互いが取り組みを認め合っていて、違うからこそ補完し合えるし、なんだかんだとお互いに得るところがあるわけです。

      言う側も聞く側もこうしたところに気を遣うことでより楽しい交流が進むのだと思います。

      では、では

  3. バズケロさん、こんばんは。

    先日は、遠路はるばるお越し頂き、ありがとうございました。
    前回は、メタルラックでお叱りを頂戴し、さて今回は?と戦々恐々としておりましたが、無事にオフ会が終わって何よりです(笑

    あれから、スピーカーを前に出したり、試聴位置を前にずらしたり、ゴソゴソやってます。超ニアフィールドも結構良いかもと思っています。

    何をやってもオーディオは、楽しいですね。

    いろいろ制約が多いですが、まだまだやれることはあるので、地味にやってます。

    また、箱根越えの際は、是非、赤羽にお越し下さい。

    • いたちょうさん
      こんばんは

      遅い日記になりました(汗)
      あはは、お叱りなんて…思い浮かびませんよ。

      PC音源初心者のバズケロには奥が深くてよくわからない話も多かったですが、時間経過と共に音がどんどん良くなって行ったのが印象に残っています。

      SPを前に出されたのですね!
      また聴きに行きたくなる話題です。
      お写真などまたの日記にでも掲載してくださいね〜

      >何をやってもオーディオは、楽しいですね。

      本当に楽しいですね!
      今後もっと頻繁に箱根越えできるようにお小遣いを貯めなくては…
      赤羽ナイトをもっと堪能したいです!!!
      今回はありがとうございました。

      では、では

  4. バズケロさん
    遅レス失礼します!

    「音像型」と「音場型」とても興味深いキーワードです。
    私は小音量派で確実に「音像型」なのですが、「音場型」のように少しでも今以上に広い空間を感じさせるサウンドを目指しています。(きています。)

    小音量で空間を感じるには微細な『アンビエンス成分』を余すことなく再生できる事が必須だと思いますので、行くつく先としてはゴリゴリの解像度を求めてPCオーディオになってます。
    いたちょうさんも同じ路線ですよね。
    そして更に進めると、耳で感知できるアンビエンス成分の大多数は「高音領域」なので、前後左右に『アンビエンスツィーター』を追加して、物理的に高音のアンビエンス成分を放出するという力技に至ったわけです。

    現状、川越ベースに移ってからは部屋の広さが拡がったのと部屋の形状が良いので『音場型』にかなりシフトしたように思います。
    コレはコレで気持ち良くて良いのですが、一音一音をもっとフォーカスしたい思いがあるので、ルームアコースティックを頑張ってみようと思っています。

    次回、バズケロさんに聴いて頂けるタイミングがあればバズケロさん基準で『音像型』と『音場型』のどちらに感じるのかお聞きしたいです!

    • CENYAさん
      レスありがとうございます。
      返信遅くなりました!

      さて、ここで言う「音場型」「音像型」はオーナーご自身は双方のバランスを取られているその上での傾向を語っています。
      おそらくご自身ではウェルバランスだと感じられているとも思います。

      オーディオの出音を捉えた際に、音像を先に聞くか、音場を先に聞くかというオーナーの傾向を感じ取ることと、部屋とセッティングの傾向を感じ取ることの合わせ技になってます。

      音場優先の場合は音場形成や音響などに良いも悪いも気になる点があると音像や音色は聴くに至らない。
      音像優先の場合は音色やキレ、解像度などに良いも悪いも気になる点があると音場は聴くに至らない。

      極端に言えばそういった傾向がオーディオ演奏に現れてくるところを聞きとっているのです。
      時間経過で慣れて仕舞えば気になりにくいというところがあります。
      第一印象というのはこうしたところを的確に直感的に捉えてくれるのだと思っています。
      但し傾向を捉えるということは自身の音の傾向を自覚する必要があるものです。

      ベテランになると音を部屋に回すという感覚は十分達成されている再生が多いですが、傾向は確実に音に表れていると思います。
      何かに秀でた音を出すということは、中庸でどちら付かずでは分かりにくいということにも繋がっていて、オーディオで感動できる楽しい音楽は中庸から少し外れていると思ってます。

      CENYAさんが解像度を高めた先、像を見るか、場を見るか、どちらが先でしょうか?!
      それでご自身の型が決まってくるものだと考えています。
      誰しもが最終的に双方のバランスを整えて行きますが、その傾向は最後まで付き纏うものだと感じますね。

      バズケロは典型的な音像型。
      オフ会でもヒジは音場が気になって仕方ないし、バズは音像が気になって仕方ない。
      CENYAさんは音像型だと思いますよ(笑)
      まあ、こればかりは好みが先にあって変えようもないのであまり気にしないことです。

      音楽もオーディオも人それぞれで楽しいね!

      では、では

  5. バズケロさん
    遅レスで ごめんなさい。

    私は 「音像型」と「音場型」どちらでも良いと思います。 その言葉に とらわれる必要も無いのかなと。
    岩手県 一関市の JAZZ喫茶 BASIEは 行かれたことありますか?
    私は 3度尋ねました。 菅原さんと 他のお客さんが居なくなるまで 飲んでましたね。 どうして この音が JBLの聖地 と呼ばれるのか? 多くのミュージシャンが 絶賛して 通うのか? なぜ? もちろん マスター 菅原さんの人柄もあるかとは思いますが 定位なんてどうでも 良い?? 出てくる音が なんと楽しいことか!!! JBLの プリ,パワー,ユニットもJBL。 解像度なんて高いわけは無い! でかい音量に身を任せて ただ音に酔うだけ!
    それなんだなぁ! それで の十分に楽しい!! 

    3度目にして やっと その事に気づかされました。 JAZZも かぶりつきで聴きたい人もいるし 少し離れた席で グラスでも傾けながら聴きたい人もいる。
    クラシックも 同じ かぶりつきで ダイレクトな 音を感じたい人! 二階席で ホールトーンに 包まれていたい人 人それぞれ。
    オーディオ再生も しかり,それぞれの環境で それぞれの好みの音楽を楽しめれば OK!! 聴いてる音なんて 違うのが当たり前。
    合わせる必要なんて,これっぼっちも無いと思いますよ。
    音楽は 楽しんで゛なんぼ7ですよ。

    こちらは 砂箱の 入れ替えが  16個まで終わりました。 解像度高くて ずっしりとした低域に支えられた すごく力強い音になりました。ものすごく楽しい音!!!
     近いうちに 遊びに来ませんか? あの時の音とは激変してますよ、
    引っ越す前に お待ちしてます。 あっ 7月くらいに そちらに行くかもです。

    よろしく。

    • X1おやじさん
      こんばんは!

      励ましのお言葉ありがとうございます。
      「音像型」「音場型」のワードはそれぞれの聴き方の傾向を知るための言葉でして、良し悪しを表すものではないですね。

      人それぞれ性格や聴き方や好みが違うし、自分の好みは変わらないので人の評価は割り切って聞いています。
      それでも音場はより正確な方が良いと思っていますから、今後少しは気を使う上で聴き方を自分の中に取り込んでいる最中だと思います。
      オフ会などで交流する時、人様の言われているコメントの真意を読み解く上でも必要になったのが「音場型」「音像型」というワードです。
      人の聞き方の傾向を示していて、主観がどちらを向いているかで集中して聴いていないところを把握する一助になると思っています。

      バズケロの近況ですがJBLのセッティングの準備中で、加工方法等の細部がブレていてテンション爆下がり中です(笑)
      今まで以上に透明感のある見通しが良い音場の中に音像がゴリゴリと際立つ音が出せるように練っています。
      セッティングキーワードは細かなことは楽しさで吹き飛ばしてしまうような「豪放な音」です。
      これまで通りのバズケロ路線で行くところまで行ってやろうという心意気でしょうか?!

      7月に遊びに行けたらいいなと考えています。
      改めてご連絡しますね!

      では、では

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