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聴き込みから学ぶ② – Doric String Quartet

日記・雑記
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今年のテーマの「感動再生」、明日のために聴きに来ました。サルビア音楽ホールでの弦楽四重奏鑑賞は、今年に入ってからすでに3回目です。最近では生演奏を聴きに来ても日記に書き留めておきたくなるようなコンサートは少なかったのですが、このホールの弦楽四重奏はいいですね。ハズレがありません。

聴いたのは、イギリスで活動するDoric String Quartetです。今回も直前でチケットを譲っていただいたので、演奏者も演奏曲も選んで来たのではないです。だから情報も事前の聴き込みも殆どないままに聴いて来ました。それでも楽しめるのが、クラシック音楽のいいところですね。

「Salvia-hall Quartet Series Season52 ドーリック・ストリング・クァルテット」

演奏曲は下記の3曲です。
①ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 Op.95 「セリオーソ」
②ハイドン:弦楽四重奏曲 第41番 Op.50-6「蛙」
③エルガー:弦楽四重奏曲 第2番 Op.83

どんなテーマでの選曲かはわかりませんでしたが、古典派とロマン派から選ばれていました。わからないながらの推定では、コンサートで取り上げられ難いが、多くの人に聴いてもらいたい曲から選曲したのかな?と思いました。

演奏配置と聴いた位置関係は下記となります。カルテットの配置はステージの奥側に寄せられていましたが、ロータスカルテットほどではありません。自席から見た感じでは、左右対称に配置されているように感じました。配置は第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ビオラでした。チェロの奏者が仕切りに両隣の演奏を気にしていたので新しいメンバーなのかもしれないです。


演奏曲ごとの感想は下記となります。
①ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 Op.95 「セリオーソ」
・渋めな曲で、題名の通り「真剣」な曲で緊張感の弛緩する余地を与えないとの紹介です。ネットからの情報では、『ある小さなサークルのために書かれたようです。手紙の中で「決して公開の場で演奏されるべきではありません」と作曲家自身が書いていた』とのことでした。自分には馴染めなかったです。

②ハイドン:弦楽四重奏曲 第41番 Op.50-6「蛙」
・この曲が始まると笑顔が出ました。軽快な曲でウキウキします。ベートーヴェンの「セリオーソ」とは正反対の印象です。聴いたことのない曲でしたので、ストリーミングで調べたのですが見つかりませんでした。会場でCD販売をしていたので、「今日のハイドンはありますか?」と訊ねたところ、「録音はないです」との返事が返ってきました。冒頭の「キユッ、キユッ」と言う音がカエルの鳴き声のようなので「蛙」と名付けられているとのことです。確かにこの部分は印象的でした。初めて聴いても楽しめる曲です。気持ち良く聴けました。

③エルガー:弦楽四重奏曲 第2番 Op.83
・最後はエルガー唯一の弦楽四重奏曲です。第2番とされていますが、第1番はエルガー自身が破棄してしまったとのことです。だからエルガーの弦楽四重奏曲 はこの1曲とのことでした。この曲は、哀愁を感じる部分と激しさもあり引き込まれます。いい音が聴けるだけでも満足しますが、音楽は人の気持ちを引き付けますね。


感動度
①ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 Op.95 「セリオーソ」 ☆☆☆☆☆
②ハイドン:弦楽四重奏曲 第41番 Op.50-6「蛙」 ★☆☆☆☆
③エルガー:弦楽四重奏曲 第2番 Op.83 ★☆☆☆☆

今回感じた点をピックアップをしておきます。
・自分好みの曲か否かで感動度は変わる
・自分に馴染む曲でなければ、いい音だけでは楽しさも感じない
・初めて聴いても、馴染む曲には感動は生まれる
・「音がいいこと」と「自分に馴染むこと」・・・これが自分が感動するための最低条件だと思った

◇演奏の出来がどの程度影響するのかを見極めるために、同じホールでアマチュア演奏を聴いてみたくなりましたので、この先の課題とします。
◇今年になって3回目のサルビア音楽ホールでの弦楽四重奏となったので、全体を通してのまとめも実施することにしました。

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