一角獣降臨

日記・雑記
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German PhysiksのDDDユニットを積むTroubadour40を、所有されている和室のユニコーンさんのご好意で拙宅で慣らしを開始したのがこの夏のこと。

このDDDユニットを積むユニコーンを和室のユニコーンさん宅で初めて聴いた時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。
その後に同じユニコーンを所有されているマイミクのUNICORNさんのお宅を訪問した時のことも良く覚えている、

独特のユニット構造もそうだが、何よりもキャビネットが工芸品のような美しい佇まいを一目で気に入り、そして眼前に再現されるコンサートホールやJAZZのライブハウスのリアリティに驚き感動したのだった。

しかし、キャビネット構造が非常に複雑でしかも銘木を突板に貼り込む木工職人の熟練の技術が必要であることから、生産台数が少なく高価だと言う話も聞いて納得したものだった。

その時小生は、インフィニティに交代するのはこのユニコーンの他にはないと思ったのだが、既に生産が中止され日本には僅かの台数しか存在しないと聞き、もしも仮に程度の良い中古が出ることがあれば欲しいものだと考えてもいた。

そして今年の春、思いがけない出来事に意気消沈していた小生を救い立ち直りのきっかけを与えてくれたのは、音楽を聴き生きる歓びを感じたこと。
音楽に救われた小生は再びコンサートに通い、そしてオーディオによる音楽再生にも感動を追い求めているときに、Troubadour40がやってきたのだった。

ユニコーンは一生手に入らないかもしれないが、Troubadour40なら現役で入手可能だと和室のユニコーンさんにお聞きして、インフィニティのウーファを低域に使ったDDDユニットによる音楽再生に取り組んでみた

それから季節は過ぎて、冬の声を聞く前に断熱効果と遮音効果を上げようと部屋のリフォームで内窓を取り付け終わった頃、突然和室のユニコーンさんからメールが届いた。
てっきり、Troubadour40を買わないか?というメールだと思ったら、それは思いがけない話だった。

一昨年、限定で再生産された初期型のユニコーンと同じ構造のUnicorn Customを購入されたオーナーが一度も開梱することなく置いているのが余りに可哀想だから、新しい里親にならないか?という申し出であった。

春に起きた晴天の霹靂で打ちのめされた小生は、今度は冬の晴天の霹靂によって、一度も陽の目を見ることも無く鳴らされたことのない可哀想なユニコーンの新しい里親として拙宅に迎え入れることになった。

東京からユニコーンを積んだワゴン車が拙宅に到着したのは12月9日夜のこと。
和室のユニコーンさんは出張先から拙宅に駆けつけてくれた。
3人がかりで梱包を解き、拙宅に招き入れたUnicorn CustomはTroubadour40と同じチタニウムドライバーで、キャビネットの材はPappel Burl(西洋ポプラの瘤から採れる銘木)が2台のスピーカーキャビネットに左右対称に貼り込んである。

専用台などは用意してないので、先ずスパイクを外し直接フロ-リングの上に平行法で設置した。
和室のユニコーンさんの手際のよいセッテイングで小生は只聴いているだけであった。

美しい・・・・・・・
流れる音楽はまだまだ初々しく硬い蕾のようだが、このキャビネットの美しさはどうだろう!

ポリッシュ仕上げの木目の美しさ。
もし仮に、和室のユニコーンさんが一生箱入り娘のままだったかも知れないこの可哀想な娘の存在に気づかなかったら、と思うと幾ら感謝しても足りないくらいだ。

そして、里子に出すよう説得していただいたからこそ、今こうしてここに呼び寄せることができたのだ。
本当に、幾ら感謝しても足りない位である。

まだまだ、十分に歌うことができないこの娘だが、気長に大事に育てていこう。


音楽は素晴らしい。

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