電源工事 – 7th Wienサウンドに向けて

日記・雑記
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アースの取材に合わせて実施した電源工事もようやく落ち着いてきました。これで、7th Wienサウンドに対するハードの実施項目は完了となります。

 

実施した工事内容

①電力メーター付け替え

②メーター部のブレーカー撤去

③オーディオ用分電盤のメインブレーカー付け替え

④オーディオ用分電盤の子ブレーカーの撤去

 

この工事は、最新の出水電器の工事内容とのことで、ライターの田中さんもすでに実施済とのことでした。

①電力メーター付け替え

自宅の電力契約は80Aでした、これを60Aに契約変更して、スマートメーターを120A品から60A品に付け替えます。(これをやらないと右側のオーディオ電源用のブレーカーが外せないとのことでしたが、理由がもう一つ理解できていません)

 

<音の変化>

この変更はオーディオ電源用のブレーカーを外すためとのことでしたが、設置してから30年も経ったメーターです。ブレーカー撤去工事の2週間前に東電が実施しましたが、1週間ほど経ってからは以前よりオーディオの音がよくなったことを実感しました。やはり古い部品は劣化していたようです。

 

②メーター部のブレーカー撤去

この工事は取材の日に島元さんにやっていただきました。ブレーカーを外して、電線を圧着するだけですが、22スクエアある電線を捻じ曲げて圧着するのは大変ですね。30分ほどの工事でしたが、見ていた自分も汗が出てきました。

 

<音の変化>

この効果は工事直後に確認しただけですが、工事直後の音の効果は、まだまだ音が粗いものの音圧が上がり、広がりが増したような変化を感じました。馴染みもエージングもすぐ前の変化なので、ハッキリとしたことは言えませんが、ブレーカーという弱く支えた接点を1か所減らすのですから、音に悪いはずはありません。

 

③オーディオ用分電盤のメインブレーカー付け替え

④オーディオ用分電盤の子ブレーカーの撤去

この工事は、二つ同時に実施していますので分けて語ることは出来ません。メインブレーカーを大型品にすることによって、すべての電力線をブレーカーにつなぐことが出来るために、子ブレーカーが廃止できるとのことでした。

 

この工事は、実施するかしないかずっと迷っていました。島元さんの売り文句は、「世界初のロジウムメッキのブレーカー」だったからです。自分はメッキにいい思い出はありません。一番悪い思い出は「パラジウムメッキ」です。電源プラグに金+パラジウム仕様を採用したところ、気持ち悪い音になったので、即座に無メッキ仕様に付け替えました。この時に、派手さはないが素直な音にどれだけ安心したかわかりません。それ以来にはメッキにいい感触は持っていなかったからです。

 

ですが、「気に入らなかったら購入しなくてよい」、「希望で元に戻すので、お試しとして聴いてほしい」とのことでしたので実施してもらいました。左の写真は、お試し用として仮付けした後の状態です。

 

お試しとは言え、購入するかしないかを決めなくてはならないので真剣でした。工事直後は馴染みをとるために食事に出ました。約1時間ではありますが、初期馴染み後の確認試聴タイムです。心の中では、「ロジウムメッキ品は入れたくない」という気持ちと、「大型のブレーカー1個にして、子ブレーカーを外すのだから音がよくなるはず」という気持ちが葛藤しています。ライターの田中さんも同じ工事をしてよかったと言われていましたので、後押しされている気分でした。

 

食事から戻ってからは、アース比較手確認した音源と同じもので確認試聴です。

①30Years’ FIDELITY 7曲目

音の力感が増して、グイグイと迫ってくるようでした。

・・・ですが、まだ1時間しか経っていません。この力感向上は、電源をいじった時に起こるいつもの現象なのでこれにごまかされてはいけません。まだ慎重でした。

 

②アートペッパー/Meets The Rhizum section

ックスの音が滑らかです。まだ1時間なのに、工事直後に粗かった音がこんなに滑らかになるなんて・・・ちょっとビックリで、興味がわいてきました。

 

③ヴィバルディ四季から”冬”  カルミニョーラ FIMレーベル

これはよかったです。立体感が3割増しと感じました。だから、「エーイ」という気持ちで決めました。

「導入します。工事を完了させてください」

 

まだ1時間だったので、音の評価をするのは危険ですが、この先にエージングが進んだらという期待感と、1週間経ってから決めますとは言いにくかったので決断しました。簡単には元に戻せないことを決めるのはハラハラしますね。電源プラグなら、気に入らなければ替えればいいですが、極太線のブレーカーでは簡単に付け替えるわけにはいかないからです。仮付けするのも1時間くらいかかっていました。

 

工事後1週間経っての感想は、「やってよかった」です。力感、解像度、鮮度、立体感など、すべての項目でワンランクアップした感触です。反面として感じるのは、ややキツい音になったことです。これにCDの静電気除去を加えると中和されます。すごい音と思わせるのが電源工事の変化で、ずっと聴いていたいと思わせるのが静電気除去でした。両方合わせてバッチグーです。

 

<経時変化>

工事後1時間の感想が上記で、二日目は「1KHz~2KHzあたりの音がキツくて、やっちまったかー」と後悔していました。このキツさは音が締まったからです。低域の沈み込みもしっかり感も向上したのですが、ヴァイオリンの高音がきつく感じて我慢できなかったのです。この変化に効果があったのが、C MatriXでの静電気除去でした。音がほぐれて柔らかくなるので、この効果で中和しました。その後は徐々にこなれてきて、一週間経った今はほぼ落ち着いた感じですが、もう少し変わりそうです。

 

さて、これからは仕上げになります。沢山の音源を聴いて微調整します。7th Wienサウンドに向けて充分な手ごたえを感じています。最終調整前に検聴会を実施し、意見をもらうことにしました。

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