myu邸訪問記:ピュアーデジタル2chの響き

日記・雑記
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先日、Auro-3Dさんのご友人であるmyuさんのお宅に再訪問させて頂きました。伊豆の閑静な別荘地にある暖かさを感じる木造のお家でした。元々は和室だった部分を防音ドア完備の木質感たっぷりのオーディオ専用部屋に改造されています。SP後方の壁のアートも素晴らしい!(前回の訪問記:Auro3D邸&Myu邸訪問記とその顛末 | Phil-M Community (philm-community.com)

myu邸のオーディオ専用室とAccuton4wayシステム)

 

myuさんはかつて石油掘削に関連した地質調査用の信号処理(5000m級の井戸の高圧高温過酷環境下の信号伝達)に関わるエンジニアであったとのことで、信号処理のプロ。勿論、「究極のデジタルピュアー再生」を目指しておられます。詳しくはmyuさんのブログをご覧ください(Myu Audio日記 (hatenablog.com))。

 

スピーカーはAccutonのユニットを用い、太鼓の胴を利用した最小バッフル面積エンクロージャーの4wayマルチアンプ駆動システムです。そう聞いただけで、オーディオファンならムズムズしてきますよね(笑)。前回の訪問ではSonyのホーンと15インチウーハーのシステムを聞かせて頂きましたが、今回のシステムが現在メインだそうです。

 

以下の接続系統図(myuさんから頂いたもの)を見て頂くと良く分かりますが、Woofer80Hz以下を受け持ちほぼsubwooferと言って良い)のアンプ以外はプリ以降アキュで揃えており、プリの後にデジタルディバイダーが入っています。上流側は①デジタルトランスポートのSforzart DTS-01, CDトランスポート、Esoteric P0s、③アナログプレーヤー、Nottingam Spacedeck & VPI Ariesと私にとっては高根の花が揃えられていました。今回の視聴はSforzartを使っています。仕事柄コンデンサーへの圧力の影響には詳しく、高圧下で容量が変化するとのことで、勿論、音圧でも変化することになり、ノイズ発生するということになります。それで、ディバイダー以降のアンプ類はSP近くの床下に収納して、音圧の影響をシャットアウトするという念の入れようでした。また、ツイーターはアンプ直結!!直流防止コンデンサー無し(多くのマルチアンプ駆動のTWにはコンデンサーが直列に入っています、直流が混入すると壊れるので、その防止)。これも、コンデンサーの色付けを嫌ってのことで、徹底したピュアー再生でした。

(機器構成図)

 

(上流側の機器たち、アナログプレーヤーの写真は撮り忘れ)

 

以下簡単に、出音の印象を

1)Manhattan Jazz OrchestraBirdland

この曲は前回訪問した時も聞かせて頂きましたが、前回(Sonyのホーンシステム)に比較して、低域から高域まで解像度(特に低域)が高くなり、ベースとドラムスのスピード感や力強さも1ランクは向上して私好みになっていました。Subwoofer的な使い方の密閉低音ユニットとバッフル面積の極めて少ないAccutonSP群の効果かなと感じました。

 

2)上原ひろみ、Voice & 1148Move

この二曲は、私の持ち込み音源でピアノ、ベース、ドラムスのクリアな分離とバスドラムの独特の響きに注目して聞きました。ベースが前、中央にピアノ、後方にドラムスがあるのですが、分離が悪いとベースが見えてこないんです。でも、どんなにドラムが盛大に鳴っても、ベースはビクともせず、中央前にはっきりと存在していました。Move 1148のふわっとした独特のバスドラムの響きも完璧。サブウーハー的なウーハーの周波数下限は20Hz近くまでフラットに伸びていそうな印象でした。もちろん何の補正も無しだそうです(汗!)。

 

3)Friday Night in San Franciscoの一曲目Al Di MeolaPaco de Luciaのギターデュオ

これは、myuさんの音源で、プリアンプのボリューム0dBで聞きました(汗/笑)。0dBですよ!デジタルボリュームを0dBとすることで、ビットを無駄にすることなく、ダイナミックレンジを最大とすることができるので、これがピュアーの究極なんだそうです。各チャンネルの音量調整のために、どこかにアナログボリュームが入っているはずですけれど、日頃聞いている音量の+10dBくらいはありました(もっとかな)。この音源の録音レベルは低いので、全然OKでしたけれど、録音レベルの高い歌謡曲でも聞こうものなら、耳が壊れていたでしょうね(笑)。でも、これだけ音量を上げても全くやかましくならないし、アルディメオラとパコデルシアのギターの音は最高でした。勿論演奏も!

 

4)Keith Jarret、 ケルンコンサート

これは、説明するまでもない有名なケルン大聖堂でのLiveコンサート。96kHzのハイレゾ版を持ち込みました。分解能/解像度が悪いと、右手ばかり見えて、低弦の左手が見えてこない場合がありますが、これほど左手がはっきりと見えたのは初めてでした。キーを抑える指が見えてきそうな感じです。ホールトーンも綺麗に聞こえました。

5)サラオット/フランシスコトリスターノ、Scandal

一曲目のA Soft Shell Grooveを聞きました。これもピアノ(2台)の音源ですが、途中に床を踏み鳴らす部分があるのです。何年か前にKKさんに教えてもらった音源です。ピアノの音は勿論、柔らかい靴(?)のようなもので、硬い(恐らく)木床を踏み鳴らす音も格別でした。

 

Off会後のレストランでの会話から】

1)一からシステムを再構築するならどんなシステムにするか?

スピーカーの話をしている時にMyuさんが、「今もし一からシステムを作るならブックシェルフタイプの良いものを選んで、それに良くできたサブウーハーを組み合わせたシステムにする」という発言があり、盛り上がりました。

myuさんのお好みのブックシェルフはBW805D3!これを専用置台に乗せて、下にはサブウーハーは置かず、音を回り込ませるように設置して、サブウーハーは部屋のベストの位置を探し出して、そこに置く・・・と。これには私も、一も二も無く大賛成!Auro-3Dにもピッタリです。

AuroDさんが間髪入れずに、それ正しくdonguriさん邸じゃない!きょやさん邸もダイアトーンの高級ブックシェルフで揃えているので、近いよね・・第一層も第二層も同じSPだしと。これって、一つの究極形ですね?もちろんこれで究極のピュアー再生やらんといかんけど!(笑)。

 

2)Auro-3Dのシステム構築の費用配分は?

もう一つ盛り上がった話のネタは、「100300万くらいでAuro-3Dのシステム作るなら、アンプとSPの費用配分はどうするか?」でした。私が、「1:2かな?」というと、myuさんも完全同意で、Auro3D邸の現状の費用配分を皆で、その場で暗算しました(爆)。お酒が入っているので計算大変。そういう時は指折りが頼りです。初めはAuro3Dさん曰く、うちはアンプの比率が高いじゃあないかな?・・でしたが、計算してみると、意外や意外、概ね1:2だったんですよ。金額は内緒ですけど(笑)。

 

myu邸の次期システム】

以下の写真は、現在作成中のスキャンスピークスのユニットを使った3wayシステム(サブウーハー込みで4way)。ツイーターとミッドユニットのコーンは楕円です。写真のゆがみではありません。ミッドユニットは一個うん十万円だそうです。次回の訪問ではこれを聞かせてもらえそうです!楽しみ!!

 

(スキャンスピークスの構築中システム/これから芸術品のような仕上げになるんでしょうね)

 

myuさん、OFF会とテニス、また会食と大変ありがとうございました。今後も宜しくお願いいたします。スキャンスピークスも楽しみにしています。今回のOFF会から刺激を受けて、拙宅2Fマルチのメインアンプのカップリングコンデンサー換装を計画しています!

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. Tomyさん

    素晴らしいレポートですね!

    Myu邸は、私が初めて訪問した時(約1年ぐらい前?)に当時のPhilewebに書いた、「私が今まで聴いてきた2chのベスト3」の地位を未だに維持していますよ!

    彼のシステムの基本的な考え方は、LINNのEXAKTシステムと似ていて、ノイズの混入しやすいアナログ経路をなるべく排した、ご自身の専門知識を最大限に活かしたデジタル伝送を極めたシステムで、私は「Pureデジタル2chシステム」と呼ばせていただいていたのですが、今回Tomyさんにも採用してもらえて嬉しいです(笑)。

    アナログは、ノイズが混入するとそれを途中で除去することが難しく、ノイズごと増幅してしまいますが、デジタルの場合は、データが改変されない限り、「ノイズとデータ」を簡単に切り分けることができるので、Myu邸のようにデジタル伝送部をシステムのほとんどの部分に配してアナログ伝送部分を極小にすれば、理論的にはノイズがほとんど混入しない、「データ」のみの出力が得られるんですよね。

    アナログでノイズの混入を極小にしようとすると、X1邸やグランドスラム邸、M1邸などのハイエンダーの方々がやっているのですが、例えば、CDプレーヤーだったら、ピックアップ部、DAC部、クロック部、電源部などを全部、別の筐体に分け、かつそれを受けるアンプ側も、プリ部とL側パワー部、R側パワー部、電源部を同様にすべて分けてノイズの相互混入を極小にしたうえで、その間をつなぐアナログケーブルも極上のものにして、かつケーブルを吊って(笑)振動や電磁波によるノイズの混入を防ぐという、「ものすごい」工夫(コストも天井知らず・・・)をしておられますね。

    拙宅のような「DACが内蔵されたSACDプレーヤーをアナログ出力してプリメインアンプに入れて再生する」というレベルでは、あちこちからノイズが混入する「隙だらけ」のシステムです。Myu邸のシステムと比較計測したら二桁以上データが悪いと思います(汗)。

    試聴曲の、2)、3)は拙宅のSonetto VIII LR+ARTで聴いていただいたのと同じだったんですね。私はちょうど愛犬の世話で席を外していたようで、比較ができず残念でした!

    レストランでの会話まで書かれてしまって、ちょっと焦っていますが(笑)、Auro-3DはどうしてもSP数が多くなるので、2chに比してSPにかかるウェイトが重くなりがちかもしれませんね。2chだとパワーアンプにもう少しおカネをかける人が多そうな印象があります(拙宅は所詮、伊豆はOctave、東京はArcamの、セパレートに比して原理的にそれぞれノイズまみれの「プリメイン」ですが・・・笑)

  2. Tomyさん、

    myu邸レポート、楽しく拝見しました。
    今回は伊豆オフに参加できなくてちょっと残念な思いでした。

    myu邸のAccutonシステムの精緻な空間表現、繊細な音には私も魅了されました。
    デジタルチャンデバで位相が合わせこまれたシステムならではの気持ちよさですね。

    試聴されたキース・ジャレット、私も久しぶりに聴いてみました。
    懐かしかった。myu邸でも楽しく聴けたのではと想像しています。

  3. Tomyさん

    私の場合、鮮度感と空間表現を重視して機器やスピーカーユニットの選択を行ってきました。今回聴いて頂いたAccutonのシステムは2014年に太鼓三兄弟として誕生、約10年試行錯誤した結果を先日聴いて頂きました。数年前までは、スピーカーやルームアコースティックの調整に悪戦苦闘していました。その頃のオフ会では、なるべく粗が目立たぬように音量を低めに聴いて頂いていました。

    現在のリスニングルームが完成したのが2016年、それから数年間はAccutonのシステムの調整の不備なのか、または部屋のフラッターエコーの問題なのか区別できずに悶々とした日々を過ごしていました。頑張っている人には神様も応援してくれるようです。昨年あたりから、これと言った改善を行った記憶は無いのですが、システムの音が纏まってきたように感じます。私の耳が遠くなっただけかもしれませんが、私は幸せですので、ケセラセラ。

    私は4ウェイの自作スピーカーを私が自然と感じる音で鳴るように調整できるデジタルチャンネルデバイダー経由で鳴らしています。よって、デジタルチャンネルデバイダー無しでは私の音作りは考えられませんので、我が家ではCDおよびPCM音源の再生を優先しています。SACDの再生は清く諦め、アナログ再生もA/D-D/Aを通過した「なんちゃってアナログ再生」です。私の場合、このように消去法で「デジタル2ch」で音楽を聴いているだけで、他の方式と比べてどうのと言ってはいないことを、この訪問記を読んで下さる方々にはご理解頂きたいです。

    Off会後のレストランでの会話、盛り上がりましたね。Auro3Dさん宅や我が家でもそうですが、スピーカー(ルームアコースティックも含む)が一番気持ち良く歌う音量で鳴らすと、音楽を味わっている感が増しますよね。自分のアンプやスピーカーをナデナデしたくなります。

    Tomyさんには、私は「褒められて伸びるタイプ」と察して頂いて、上記のような素敵な訪問記を書いて頂き感謝です。

  4. Auro3Dさん、

    コメントありがとうございます。
    昨今はデジタルが主流になりつつありますが、デジタルならではのノイズ(ジッター)とか、デジタルボリュームを使ったときの音への影響とか、ピュアーを目指しても乗り越えなければならない障害は尽きるところがありませんよね!そこが面白いのでしょうけど。ただ、仰るように、デジタルで行くなら、なるだけデジタルで処理して最後の最後にDA変換して再生するのがBestなんでしょう。LINNがそれをやっていたかと思います。Myuさんはディバイダーの時点でDA変換してるはずですね。

    >あちこちからノイズが混入する「隙だらけ」のシステムです。
    拙宅のも同じです(汗/笑)。Auro-3Dになると、SP数が増えて、コードも自然と長くなるので、ノイズは拾い易くなります。

    >レストランでの会話まで書かれてしまって、ちょっと焦っていますが(笑)、Auro-3DはどうしてもSP数が多くなるので、2chに比してSPにかかるウェイトが重くなりがちかもしれませんね。2chだとパワーアンプにもう少しおカネをかける人が多そうな印象があります。

    レストランの会話は凄く印象に残ったので書きました。2chだと、どうかなあ、DACやプレーヤーの価格をアンプ側に含めて、1:1かなあ~。音への影響はSPが一番大きいので、SPに最も費用配分したいという意見が多いかもしれませんね。マルチアンプ再生になるとどうしてもアンプにお金がかかるのかな?

    • Tomyさん、Myuさん

      >Auro-3Dになると、SP数が増えて、コードも自然と長くなるので、ノイズは拾い易くなります。

      ご指摘の通りですね。私はLINNのEXAKTシステムによる13.1chのAuro-3Dセットが出たら買い替えようと思っているんです(ウソです!!!むっちゃ高そうだからムリです・・・)。

      冗談はさておき(汗)、Myu邸は、明らかに、「ピュアデジタル2ch」の雄のone of themなので、個人的な関心では、「ピュアデジタル2ch」と「ピュアアナログ2ch」のハイエンド同士を聴き比べてみたいなあと思いますね。

      前者のメリットは先に書いたように「データ」(この場合はデジタル化された音楽情報)に対するノイズの混入が<理論的には>極めて少ないこと。後者の最大のメリットは、アナログデータをアナログ的に記録し、それを読み取ってアナログ的に増幅・再生するため、A/DおよびD/A変換がなく、変換工程による「音楽情報」の捨象が<理論的には>ないことですよね。

      逆に言えば、前者はA/DおよびD/A変換部分に弱みが、後者はアナログデータの伝送経路上におけるノイズの混入リスクに弱みがあるのですが、どちらも「ハイエンド」となると、各々の欠点を技術と物量と工夫で補っているので、それぞれの「メリット」の間で自分の好みではどちらにウェイトを置くか、となると思うんですよね。S/N比に優れるデジタルか、音楽情報に欠損のないアナログか!

      実は今、2ch用新アンプとマルチ用センターSPを導入したX1邸にお招きを受けており、また、X1さんご自身がMyu邸に行けるかもしれないのです。X1おやじさんはAuro-3D「も」やっておられますが、あくまでメインは2chであり、特にアナログレコードに対する最近の力の入れようはものすごいものがあります。私がいままであちこちでアナログ2chを聴かせていただいた中で、こちらも間違いなく「ピュアアナログ2ch」のベスト3に入るので、できれば同じ音源(片やアナログ、片やデジタルにはなりますが)で聴き比べてみたいものですね、Auro-3Dのことは忘れて!(爆)

  5. K&Kさん、

    お久しぶりです。コメントありがとうございます。今回はK&Kさんにお会いでなかったこと残念でした。次回、スキャンスピークスの試聴会の際は是非ご一緒に伺えればと思います。最近どういう訳かマルチアンプ派の方々にお会いする機会が増えています。myuさん、モンテモンテさん、WPOZZZさん、勿論、K&Kさんも。究極を目指すとそうなるんでしょうね。

  6. myuさん、

    先日はお世話になりました。大変楽しかったです。また、コメントありがとうございます。

    >我が家ではCDおよびPCM音源の再生を優先しています。SACDの再生は清く諦め、アナログ再生もA/D-D/Aを通過した「なんちゃってアナログ再生」です。
    SACDはPCM変換してからの再生という意味ですか?それなら拙宅も同じです。DSPを掛けるのにPCMに変換しています。AVアンプのDirac Liveなんて全て48kHzに変換してDSP掛けるんですよ!これにはちょっと不満を感じています。PC版のDirac Liveだと198kHzまでサンプリングレートを上げることができるのに(笑)。

    • Tomyさん

      >>SACDはPCM変換してからの再生という意味ですか?

      私の場合、SACDを再生するプレーヤーも持っていません、そして、SACDの音源をはPCM変換する方法も知りませんので、SACDは完全に未対応です(苦笑)

      SACDは酸っぱい葡萄に違いないと、自分に言い聞かせています(笑)

  7. Auro3Dさん、お早うございます。

    >個人的な関心では、「ピュアデジタル2ch」と「ピュアアナログ2ch」のハイエンド同士を聴き比べてみたいなあと思いますね。

    これ私も大変興味ありですが、平たい比較は難しいかもしれませんね。アナログLPとCDやSACDではミキシング段階で少し異なっているものが多いのではと思います。嘗て聞いたLPの音をCDで再生したいと、買ってきても、かつての感動が蘇らないことは多々あります。有名なSP製作者へのインタビューで、デジタルとアナログのどちらが良いかという質問に対し、アナログ(Vinyl)と即座に答えていたことを思い出しました。X1さんのところで比較試聴された折には、是非レポートお願いします。

    それと、どなたかAuro-3Dデジタルピュアー再生を可能にするシステム構築を目指す方があらわれませんかねえ~?プロ仕様の機器で、AVアンプも使わず、ルーム補正も無しってやつです。入交邸にお伺いするのが一番かもしれませんが、検聴のためのシステムなので、目指すところが違うような気もしますし、デジタルピュアーで楽しむための音を聞いてみたいですね。

    ところで、拙宅のロケットシアターのメインアンプのカップリングコンデンサーを良いものに換装しました(フロントLCR,HLRの5ch)。もう、してしまったのです(笑)。四苦八苦しましたが!元々のコンデンサーは小さい電解コン(22uF, 50V)でしたが、それをMUSEの少し良い電解コンに変え(一個75円)、それにハイエンドのフィルムコン(0.02uF,600V,一個定価で2500円くらい、安売り見つけて買い置きしていた、笑)を並列に付けてバイパスしました。今聞いています!!SPのクロスオーバーコンデンサーと同様に音が改善されたのに驚きながら視聴しています。

  8. Tomyさん

    >Auro-3Dデジタルピュアー再生を可能にするシステム構築

    興味深いお題なので、少々思考実験のお付き合いをば(笑)。

    これにNearly Closeの事をやっているのは、「友の会」ではきょやさんでしょうが、それでもDACがTrinnovでそこから先はすべてアナログで、少々その経路が長そうですから、私の定義では「ピュアデジタル」に一歩及んでいませんね(笑)。

    これを可能にするなら、まず、デジタルチャンデバとDACとパワーアンプが内蔵されたSP(これならアナログケーブル部分は数センチほどかと)が13台と同じ仕組みのSWが1台必要です(こっちはチャンデバはいらないかな)。もちろん入力はデジタル(恐らくLANケーブル?)と電源コードだけ。アナログ入力端子があるとノイズ混入ルートになりますから。

    この14台のSPへの送り出し側にも、13.1ch分のデジタルアウトが必要ですが、そこにはヴォリュームがないとまずいでしょうから、Myu邸と同じようなデジタルプリでないといけませんね。そのデジタルプリへデジタルデータを送るソース機器との接続はHDMIでいいのかな?LANケーブルかな?

    このような仕組みなら可能ですが、現実的にはSPはLINNなら既存のはずですが(ただし、他のメーカーのデジタルプリで機能させらるかは不明)、13.1chに対応するデジタルプリが存在しないかなあ?普通のAVプリはDACが入ってしまうので、ダメですし。

    ただ、私は詳しくないのですが、Stormには、AES/EBUという、ヨーロッパで策定された業務用デジタル音声信号伝送規格準拠のコネクターをオプションで付けることができるそうです。これは規格では2chらしいので、このコネクターが7つ付いているAVプリがあれば可能???

    ただ、仮にこのような機器を揃えたとしても、今度はそれを入れる箱、つまり部屋の問題がありますね。補正を一切しないからまず、Auro-3Dが規定するSPの最適配置が可能な広さが必要ですし、定在波や反射がある部屋だと補正が欲しくなりますから(汗)、事実上、「無響室」でないとまずいでしょうね。

    さて、その出音は・・・うーん、どうなんでしょうね?(笑)

  9. Auro-3Dさん

    >これにNearly Closeの事をやっているのは、「友の会」ではきょやさんでしょうが、それでもDACがTrinnovでそこから先はすべてアナログで、少々その経路が長そうですから、私の定義では「ピュアデジタル」に一歩及んでいませんね(笑)。

    きょやさんのシステムに興味がありますが、どうしてるのでしょう?
    TrinnovはAuro-3DのデコーダーとDAC両方を担っているのでは無く、DACのみですか?Pro用機器をお持ちなんでしょうね?Auro-3Dのデコーダーはどうしているんだろう?興味津々ですね!

    >定在波や反射がある部屋だと補正が欲しくなりますから(汗)、事実上、「無響室」でないとまずいでしょうね。

    無響室はまずいので、吸音などで音響調整されたオーディオルームが必要ですね。残響時間の測定の件ですが、iPhoneアプリでClapreverveというのがあって、手をパチンとはじいて残響時間を測るアプリだそうです。

  10. Tomyさん
    おはようございます。

    myuさんのシステムは自作マニア垂涎ですよね。
    アクトンのユニットでネットワークを排したマルチアンプ駆動だと恐ろしいほどの鮮度の高い音なのでしょう。
    ワクワクします。
    帯域バランスも自分の感性に合わせる事が出来るので「これが私の求める音だ!」と自信持って言えたりします。
    いつかは聴かせて頂きたいです。

    マルチ駆動というと、どこでチャンデバするかが悩ましい。。。
    私は高価なデジタルチャンデバを導入できる資金が無いので、アナログ段での-6dBパッシブチャンデバになっていますが、
    実現可能かどうかはさておいて、ある妄想をしています。
    デジタルのI2Sの段階でチャンデバし、分割させたI2S信号を各々のDACに通してアナログ変換するのがもっとも鮮度維持になると思います。
    4WAYだとDACチップ(バランス出力)が8個とかになりますねー。
    将来こんなシステムが組めたらなあと夢を見ています。

    マルチ駆動のシステムは、ボリュームをどうするかも悩ましい問題だったりします。

    悩ましい問題や制限があるものの、ネットワークレスを体験したらもう戻れないのですよね。。。

  11. CENYAさん、

    レス有難うございます

    >悩ましい問題や制限があるものの、ネットワークレスを体験したらもう戻れないのですよね。。。。
    そのようですね(^o^/)。CENYAさんのシステムはTWにコンデンサーを入れず、アンプダイレクトですか?多分そうなんでしょうけど。直流混入が怖いですが、これも、悩むところなんでしょうね(笑)。

    >デジタルのI2Sの段階でチャンデバし、分割させたI2S信号を各々のDACに通してアナログ変換するのがもっとも鮮度維持になると思います。4WAYだとDACチップ(バランス出力)が8個とかになりますねー。将来こんなシステムが組めたらなあと夢を見ています。

    8chDACの良いものが必要ですよね。OKUTOのDAC8PROが良さそうですが、如何ですか?I2S入力はないですけど。実は、今、ネット購買できるチャンスのようです(小ロット生産でいつも買えるわけではないみたいです)。

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