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プロースト交響楽団第14回定期演奏会(横浜みなとみらいホール)

日記・雑記
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今年24回目のコンサートは、ネットからお付き合いの始まったオーディオ&音楽仲間のベルウッドさん、それに初対面となるフリージアさんとお友達と一緒に横浜みなとみらい大ホールに並びました。

演奏は、2003年に結成され都内を中心に活動するアマチュアオケのプロースト交響楽団の第14回定期演奏会。

プログラムは、指揮者に河原哲也氏を迎え、サン=サーンス:アルジェリア組曲Op.60、チャイコフスキー:荘厳序曲「1812年」、休憩を挟んだメインは、サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調「オルガン付」Op.78という、フランス領北アフリカのアルジェリアを題材にした序曲に、ナポレオンのロシア侵攻を題材にしたチャイコフスキーの名曲、そして再びフランスへとつながっています。

自由席なのでいつもの通り真ん中前寄りでステージ上の管楽器奏者への見通しも良い、9列目真ん中に4人が陣取りました。
座席を確保したところで互いに自己紹介。
いつもは一人で聴くことの多い演奏会ですが、今日は仲間が居るので互いの感想が楽しみです。

さて、肝心の演奏ですが、弦5部はVnを左右に配置し、1stVn、Vc、Va、2ndVn、Vcの後左にDbという対向配置となっており、今回の演奏曲目では、左右に配置されたVnの掛け合いや、2ndVnとVaとのアンサンブルなどの聴きどころが効果的でした。
木管パートは繊細で透明感のある音色を聴かせてくれて、もう少し表情に豊かさが欲しいと感じたものの、あまり聴く機会のないアルジェリア組曲では、北アフリカの情景をうまく描き出してみせました。
1812年ではステージ左手3階席に配置された金管のバンダが効果的。
キャノン砲が電気的なアンプからの音響を使用されていたのはご愛嬌ですが、炸裂するブラスに哀調の弦セクションと、もう少し奇麗事で無い戦争の泥臭さを訴えかけて欲しいとは思ったものの、この有名曲の聴きどころを押さえた手堅い演奏でした。

前半を聴いて感じたことは、手堅い演奏でうまくまとめているが、一致団結火の玉!!といった情熱の炎がメラメラと燃え上がるような、危うさの中にも熱い演奏を渇望する自分がいることに気が付きました。
しかしメインのオルガン付きでは、前半感じたような渇望感を払拭するような演奏を聴かせてくれました。
オルガン奏者の長井浩美氏との息もぴったりで、パイプオルガンとオーケストラが一体となった演奏には一瞬陶然となったほど。
小生的にはもう少しオルガンの音圧を体で感じたかったけれど、生演奏のバランスとしては丁度良かったのです。

演奏会がはねた後は、ホール隣のクィーンズスクエアにあるビヤダイニング「ニューヨーク・グランド・キッチン」でビール片手に反省会。
一人一人の聴きどころ感じどころが微妙に違うところが面白い、コンサートオフ会の反省会。
大いに盛り上がって楽しみました。
ベルウッドさん、フリージアさん、大変ありがとうございました。

この日記はブログでも。

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