SPボックスの塗装極寒仕込み

日記・雑記
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水道管凍結の心配など、ほとんどしてきた経験がないのに
このところ、就寝前には屋外にむき出しの水道管の蛇口を
ほんの少し緩めて、ちょろっと水を出しておくのが
日課となってしまった私ですが
そんな異例の厳冬の中
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日はタイトルにもある通り、SPボックスの塗装のお話です。
こんな時期に塗装するなんて。。。というお声も聞こえてきそうですが
やりたいと思った時がやり時っていうこともありますし
今回、やってみて意外にいいかも。。。と思ったこともあったので
それもレポートしていきたいと思います。

塗装したのは、音工房製SPボックスZ601-OMOF101で
以前、日記でもご紹介しました。
https://philm-community.com/wer782ci/user/diary/2022/07/23/5844/

このSPボックスはバーチの合板製になるので
まず心配されたのは、この白っぽい板材をどう着色するか
ということでした。
着色する色は検討した結果、チークにしました。
赤茶っぽい色調です。
このあたりがギリギリ暗めかな~
(あまり暗すぎる色だと仕上がりに失敗しそうな予感があった)というのと
将来的に、アドオンツイーターと色調を合わせておこうかな
というのが、チークを選んだ理由です。

取り立てて特別な工程を踏んでいったわけではないのですが
まずサンドペーパーをかけて、
(今回、何となく懐かしくて)砥の粉による表面調整を経た後
オイルステインによる着色です。
案の定、なかなか思ったように着色できませんでした。。。
ステインを塗布した後、どれくらい時間を置いてふき取るかで
色の乗り方が変わってしまうのです。
基本的に木目を活かす方向だと、早めにふき取ってしまうわけですが
これだとバーチ材はまだらな感じになって
白っぽさがとれない場合があるのです。
あの白樺ですからね~
色が入りやすい箇所とそうでない箇所があると言ったほうが
適切かもしれませんが
加えて鉛直方向に横向きにできる木目もあって
これも味として活かそうとすると
縦横の木目に濃いめに色が入りつつ
全体としても赤茶色がつかねばバランスがどうも芳しくありません。

そこで何度か塗っては拭きという工程を繰り返しながら
いい塩梅を探りました。。。
あとは薄めに油性のウレタンニス(透明)を塗って
できあがり。

いかがでしょうか。。。
まあ、下手の横好きのやることなので
このあたりが限界かな~と思いますが
さきほど申しましたが
この「寒仕込み塗装」のよさっていうとですね
夏場に比べて乾燥時間が長く取れるので
わりとのんびり作業できるってとこでしょうか。。。
ニスなんかはすぐに濃くなってしまうので
冬場のほうが却っていいのかも。。。
油性の塗料は特にですね。

新装のSPボックスで聞くONKYO OMOF101のユニットの音はというと
かわらずヴォーカルがいいですね。
女性ヴォーカルじゃなくて、こんなのもよかったな~

以上、極寒のSPボックス塗装レポートでした。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ゲオルグさん、こんばんは!

    完成おめでとうございます。
    冬仕込みワイン樽
    なんだか架空の飲み物を想像しちゃいました。

    落ち着いた感じでよろしいかと思います。
    私は木工の何が嫌かって「ニスを含む塗装工程」です。
    一言でいえば「面倒くさい」。
    早く聴きたいのに手間が半端ないし、臭いし、場所取るし、うまく塗れないし。。。

  2. CENYAさん
    今晩は

    レスありがとうございます!
    「ニスを含む塗装工程」が面倒くさいっていうお気持ちはよく理解できます。でなければ私も一年間ほっておかないですしね。でもふつふつとやる気が満ちてくる時期も不思議とあって妙なものです。最初は突板かオイルワックスで仕上げようと思っていたのですが、なぜかいちばん面倒な工程を選択してしまうという。。。しかも仕上がり的にはオイルワックスっぽい感じになっていて、結局まあこんなものかというところでやめにしました。

    やはりCENYAさんのように突板で仕上げるのが、見た目も綺麗ですし、イメージ通りのものができますね。次に機会があればそうしようと思いました。でも、私、意外とニスの匂いは好きなのですね。それに刷毛塗もなんだかハマると愉しいですし、鏡面仕上げなんて何か作者の執念まで感じ取れて、それはそれでわかる気もしますし、こういうのはきっとマニアの密かな愉楽ということなんでしょうね。

  3. ゲオルグさん、

    こんな時期に塗装するなんて。。。と思いました。それを「極寒仕込み」と呼ぶあたりがゲオルグさんらしいです(笑)

    バーチは、あまり表面をサンドペーパーで研磨しなくても十分綺麗に見えますが、塗装するとしっかり下準備をしたのとサボったのとの差が鮮明に出ます。写真を拝見するとしっかりと準備をされたようですね。
    寒いとどうしてもこの準備がおろそかになってしまい、何度か後悔したことがあります。

    仕上がったSPは、あまりオーディオ、オーディオしていなくて、如何にも音楽を聴くための装置という佇まいで良いですね。

    ハーベスみたいな音がするのかな?

  4. のびーさん
    今晩は

    レスありがとうございます!
    この日記を投稿した後、やっぱり変なことしてるな~と改めて自分でも思ってしまったので、のびーさんのツッコミは有難く受け取らせていただきます(笑)

    >ハーベスみたいな音がするのかな?

    このSPは、ハーベス的な寛ぎ感はあんまりなくてですね、ペーパー系のコーンですし、フルレンジですから、近いのはやはりFOSTEXでしょうか。。。でも高音のキレはFOSTEXほどじゃなくて、微かに甘さが感じられるってとこで、そこが良い味になっているんじゃないかと思います。それとボックスがダブルバスレフになっているので、低音は弾む感じがあって、今これを聞きながら書いているのですが、ブライアン・ブレイドのドラムスはなかなかいい感じですよ。

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