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りゅう邸② – オーディオ西方見聞録2024 最終日

日記・雑記
日記・雑記
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りゅう邸での初試聴はアバド&ベルリンフィルのベートーヴェンが鳴らされました。最初に、試聴席に座ったのはfukuさんです。試聴が終わり、一斉にfukuさんに視線が集まりました・・・

 

fukuさんは何も言わずに控え席に戻られたと記憶しています。寡黙な方なので特に違和感はありませんでした。最初の一言は、「結構なお手前で・・・」と言うのが儀礼ですし、お琴教室の会場ですから、下手なことは言えない雰囲気を醸し出しています。「何も語らずに、無造作に戻るとは、やるな」と思いながら、次の番をMt.T2に促すと、「クラシックだからヒジだと言われます」。緊張感が続く中、覚悟を決めて席につきました。

 

曲は同じ、アバド&ベルリンフィルのベートーヴェンから選曲されます。

聴きながら思うことはいろいろあるものですが、聴き終わってからの感想を述べるのは重圧がかかります。そこで、聴きながら軽い感じで話すことにしました。

 

ヒジ:「最前列で聴く感じですね」

りゅう:「そうです、かぶりつきです」

ヒジ:「かぶりつきだからピアノが大きいですね」

・・・

ヒジ:「オーケストラも入っているんですね。ピアノソロかと思いました」

りゅう:「合唱も入っています」

ヒジ:「奥行きが深いですね」

りゅう:「いいでしょ」

ヒジ:「合唱が入るところまで聴かせてください」

・・・ 緊張の中、合唱までの時間が長かったです。

ヒジ:「合唱が聴けましたので、ここまでにしますね」

りゅう:「この曲は聴いたことがありますか?」

ヒジ:「初めて聞きます」

りゅう:「ベートーヴェン第九の原型となった曲です」

 

ここまで来て、fukuさんが饒舌に話し始めました。

fuku:「ベートーヴェンの〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇・・・」

すると、

りゅう:「この録音は、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇・・・」

対話は続きます。クラオタ二人の会話にまったく着いていけませんでした。

 

<<初対面、初訪問のお宅での、軽い感じの短いコメントは、ホストも他のゲストも会話がし易く、場が和んだように感じました>>

 

続いてMt.T2の試聴の番です。同じ曲の後半部分だったと思います。

その後にどのような会話だったかは覚えがないのですが・・・

Mt.T2:「私は試聴席と、控え席の中間の位置で聴くのが好きです」「頭を前に出したところが気に入りました」

どれどれ、と確認してみると確かによさそうです。「試聴席は最前列」「控え席は2階席」「中間部は1階の中間あたり」の聞え方だと思いました。そこで、りゅうさんと相談して真ん中にも席を作ってもらい聴き進みます。

 

最初に無かった真ん中席もいいですね。3人が代わる代わるに席位置を変わりながら聴いていると、りゅうさんが言いました。

りゅう:「ジェットストリームアタックですね」

すると、fukuさんが反応します。

fuku:「オルテガ、マッシュ、そしてアニメでは呼ばれないですが、ガイアですね」

ここまで来て、ようやく「ああ、ガンダムの話ね」と理解出来ました。それにしても、りゅうさんとfukuさんのオタク度は高いです。

 

<<お二人ともクラオタでメチャメチャ詳しくて会話についてゆけませんでした。アニメの話もアニオタです。オタクな人は、関連する何にでもオタクなんだなと再認識しました。普通じゃないです>>

その後もベートーヴェンが次々と流れます。その度にりゅうさんとfukuさんが語るウンチクに目を丸くしていました。これはクラオタの会だと・・・

 

中休みの後は、クラシックからボーカルタイムとなります。

ここで気に留まったのが、「カーペンターズ」と「シセル」です。

・カーペンターズは最初にシングルスのシングルレイヤーSACDを聴かせてもらいました。比較として、同じシングルスのハイブリッドSACDを聴かせてもらったのですが、プレミアの付くハイブリッドSACD盤は、「歌声についたエコーに違和感を感じました」。シングルスのハイブリッド盤は持っていたのですが、シングルレイヤーSACD盤がいいと感じたので、帰宅後に買いました。

・シセルはよかったです。流れた瞬間に、「おっ」と声が出て、「この音源はりゅう邸に合いますね」とコメントしたのを覚えています。気に入ったので、このCDも帰宅後に買いました。

 

最後は、「ブラームス、チャイコフスキーの事前にアナウンスされていた音源」、「古い録音の音源」の試聴タイムとなりました。

数々の曲を聴かせてもらって感じた、りゅう邸の音質傾向を一言で述べれば、「(ゆるめな)やわらかい音で、奥行きの深いサウンド」でクラシックに合うと感じました。

 

特に気に留まったのが、古い録音の音です。

・試聴席で聴くと粗を感じる

・控え席で聴くと粗を感じなくなる

・中間席は合うものと、合わないものがある

この体験に感銘を受けて、自宅でも「古い録音」のオフセンター聴きを試してみることにしたのです。

 

<<古い録音もスピーカー位置から離れて聴けば録音の粗を感じずに楽しく聴ける。センターで距離が取れなければオフセンターで聴く方法もある>>

 

午前中の訪問でしたので、りゅうさんは「あれも聴いてもらいたい、これも聴いてもらいたい」感覚でしたがタイムリミットが来てしまいました。

りゅう:「お楽しみいただけましたでしょうか?」

ヒジ:「楽しかったです。特にジェットストリームアタックがよかったです」

 

その後は、モモンガさん御用達のうどん屋さんに向かい、さぬき名物のしっぽくうどんをいただきました。

お腹を膨らませた後は、大トリのモモンガ邸に向います。

 

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ヒジヤンさん、日記の更新ありがとうございます。

    過去何度か拙宅にオーディオファイルなお客様をお招きしたことはございますが、クラシックを聴き込んだ方というのは意外と少なく、ヒジヤンさんがオーディオを探求する上で合唱を経験したり、生演奏にも足繁く行かれている方とお聞きしておりましたので、ついつい嬉しくなってクラシックばかりのプレゼンとなってしまいました。
    (私も若い頃は合唱をやっていました。これでも高校時代には全国大会で金賞を獲ったんですよ)

    当日同席されたfukuさんがかなりのクラオタでいらっしゃたので、二人で盛り上がってしまい、ヒジヤンさんは「付いていけなかった」ところが多かったと思いますので少々説明と補強をしたいと思います。

    それではヒジヤンさんの日記を元にして、私も当日を思い出しながら振り返っていきます。

    当日最初にお掛けしたのは
    クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルのベートーヴェンの録音から
    ①「エグモント」序曲
    ②「合唱幻想曲」
    という順番。
    次に「合唱幻想曲」を同じくアバドがこの3年前に録音したウィーン・フィルとの録音で
    お聴き願いました。

    合唱幻想曲でご確認いただきたかったのは指揮者と録音年代、録音レーベルを同じとすることで
    1.ベルリン・フィルとウィーン・フィルの響きの差
    2.録音会場の違い(ベルリンのシャウシュピールハウスとウィーンのムジークフェライン)
    3.ピアニストによる違い(キーシンとポリーニ)
    4.マイクセッティングの違い(ライブとセッション録音)

    などを感じていただきたかったからです。当日の感じだとfukuさんにはその意図は伝わったようですが、ヒジヤンさんやMt.T2さんにはちょっとマニアックすぎる聴き方で説明が不足していたようです。

    次はベートーヴェンの第九
    ①指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:バイロイト祝祭管弦楽団(1951年 モノラル 演奏楽譜:ブライトコップフ社の旧版)
    ②指揮:サイモン・ラトル 演奏:ベルリン・フィル(2015年 SACD 楽譜:ベーレンライター社の新版)

    ①のいわゆる「バイロイトの第九」は古参のクラシックファンの間では「人類の永遠の至宝」とまで評される歴史的録音です。実はクラシックにもお詳しいヒジヤンさんは当然ご存知であろうと思い込んでおり、説明もそこそこにしてしまいました。詳しくはWikipediaを参考にしてください。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%AE%E7%AC%AC%E4%B9%9D

    ここでご確認いただきたかったのは
    1.モノラル録音でも音楽にとって一番大事なところは十分に伝わる
    2.録音年度の新しいラトルの録音と比較することで、近年の流れであるオリジナル重視の解釈・奏法と旧来の解釈・奏法との対比を考える。
    https://mainichi.jp/articles/20210219/org/00m/200/003000d

    ソフトを再生している途中で位置を替えての試聴を希望されたので、見取り図の通りの配置にセッティング。

    実は過去にも同様な試聴位置を作ったことがあったので、その時の事も思いだして「ジェットストリームアタック」と思わずネーミングしてしまいました。ヒジヤンさんも世代的にはガンダムのオリジナルシリーズをご存知の世代で良かった。fukuさんは当然の様にご存知で「黒い三連星の名前二人は言えても、一人が出てこない説がありまとす」とfukuさんに言われて、私が「オルテガ、マッシュあと誰だっけ?」と言うと「ガイアです」とのツッコミ。いやぁマニアック。(笑

    今になってちょっとミスったなと思うのは、ここまで来ると完全にクラオタ成分全開のオフ会でオーディオ的要素は少ないと言うことでヒジヤンさんやMt.T2さんの試聴スタイルには合わなかったのでは?ということですね。

    でも、オーディオ固有のキャラクターが強いシステムですと上記で私が書いたような差は非常に分かりづらい。再生するディスク各々の差を的確に出すには、極力色付けのない音を出さなければいけませんが、実はコレって簡単なようで難しい。私としてはそれを目指したシステムで、不遜ながら道半ばではあるけどそこそこは及第点と思っているのです。

    ま、「オーディオは所詮は再生装置であって自己主張は極力せず黒子に徹する」が私のサウンドポリシーでしょうか。

    ここで小休止。

    一応、予告でも「癒やしの女性ヴォーカルタイム」としていましたので比較的試聴回数の多いモノをセレクト(ただ、カーペンターズのSACDシングルレイヤーは未開封でした)

    シセルは母国ノルウェーでは国民的歌手として有名な歌手です。30年前に出した初の英語アルバム『Gift of Love』を学生時代に買ってからのファンです。聴いていてなんだか癒やされる歌声です。

    癒やしの女性ヴォーカル及びお茶タイムは終了し後半となりまずお掛けしたのは『ブラームス 交響曲第一番』で同一指揮者、同一オケ、同一レーベル(指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン 演奏:ベルリン・フィル レーベル:DG(①はNHKの録音))の演奏をライブとセッション録音で聴き比べ。
    ① 1988年 カラヤン最後の来日公演(会場:サントリーホール CD)
    ② 1977年 カラヤン2回目のブラームス交響曲全集の演奏(会場:ベルリンフィルハーモニー SACD)

    ①の最後の来日公演は当時のカラヤンは体調も思わしくなく(カラヤンは翌1989年に死去)、ベルリン・フィルとの関係も修復不能なほどに悪化していた時期の演奏にもかかわらず、その熱量と意気込みに終始圧倒される名演と思います。かたや②の1977年のセッション録音は絶頂期のカラヤンとベルリン・フィルが奏でる、細部まで完璧な「文句の付けようの無い演奏」ですが、①と比べると明らかに熱量や意気込みが薄く思える。高揚感は①が圧倒するというものの聴き比べでした。

    次はチャイコフスキーとシベリウスのヴァイオリン協奏曲。
    ここでは1950年代後半のステレオ初期の録音をお聴き願いました。ヴァイオリン独奏はどちらもヤッシャ・ハイフェッツです。
    ① チャイコフスキー 指揮:フリッツ・ライナー 演奏:シカゴ交響楽団(1957年XRCD)
    ② シベリウス    指揮:ウォルター・ヘンドル 演奏:シカゴ交響楽団(1959年 SACD)

    どちらも米RCAが3チャンネル録音したものです。どちらも同曲の演奏において、いまだ燦然と輝く名盤。ヒスノイズは気になるけど生々しさが凄い。聴き込んでいくとヒスノイズはあまり気にならないかと思いますが如何でしたか?
    さて、とりとめも無く書きましたが、ここでヒジヤンさんにお聞きしたいのですが、ウチでの再生音はヒジヤンさんの感覚では「場の再現」と「音像」は求める及第点に達していましたか?

    今回は当方が用意したソフトばかり再生しましたのでコメントは難しいかも知れませんが、今後の励みになりますので是非感想をお聴かせください。(勿論酷評OKです)

    それでは

    • りゅうさん

      詳しい解説をありがとうございます。
      ですが、詳しい感想を求められても、7邸12システムを連続して聴いていますので、詳細は覚えていません。

      日記に書いた通りで、
      <特に印象に残ったこと>
      ・ジェットストリームアタック
      ・お楽しみいただけましたでしょうか
      ・クラオタ

      <音で印象に残ったこと>
      ・古い録音は、離れて聴くと粗が目立たないこと
      ・カーペンターズ”シングルス”の聞こえ方の違い
      ・クラシックはあまり印象にないので、りゅうさんが言われる、「オーディオは所詮は再生装置であって自己主張は極力せず黒子に徹する」が達成されていたのではないでしょうか。

      お話はfukuさんと合う様子で盛り上がっておられたので、fukuさんに感想をお願いしたいです。徳島から高松も1時間とのことですので、今後の交流に発展するとよいですね。

      と言うことで、fukuさんフォローをお願い致します。

  2. ヒジヤンさん、ご返事ありがとうございます。

    >7邸12システムを連続して聴いて

    そうですよね。これだけ聴けば、詳細を思い出した上で語るのは難しいですね。難しいことをお聞きしまして申し訳ありませんでした。m(__)m

    それではfukuさん、お願い致しま~す。

  3. うーん、何を言えば良いのか、大役を仰せつかってしまいましたね(汗)

    りゅうさん宅の訪問にあたって、事前のやり取りの中で、
    https://philm-community.com/hijiyan/user/diary/2023/12/20/22862/
    あまりオーディオ系な方向では無さそうかな、という感触でした。
    当日のオフ会進行もその方向で進みましたし。
    私自身の立ち位置としては「オーディオ系音楽マニア」だと思っております。

    最初にメインの視聴席に座らせていただきましたが、ベルリンフィルとのライブの方が「ノリ」が良くて楽しめた印象です。
    本拠地ではない会場でのライブですから、おそらくマイクの本数を増やして収録ミスに備えていただろうと思います。
    メイン席では相撲で言う「砂被り」でしょうか?
    演奏への没入感があって、このあたりは拙宅と同じ感覚でした。
    まあ、拙宅は物理的に狭いですから、必然の選択なのですが(笑)

    その後は、「ジェットストリームアタック」を含め視聴席を頻繁に移動しながら楽しませていただきましたが、座る席によって、直接音と間接音の比率や残響成分の聴こえ方、部屋の反射の影響等、かなり変化します。
    普段は一人で聴くわけですから、視聴位置に合わせてセッティングするわけですが、オフ会で複数の方に聴いていただく場合、メイン席と他ではかなり違うことを考えておく必要があると改めて思いました。

    実を言いますと日頃、オフ会に参加させていただいた時は機器やセッティングについては聞かれない限りあまり言わないようにしています。
    アドバイスできるだけの経験が無いことが主な理由なのですが、聴かれている音源の違いや聴き方・求めるものの違いもありますので、ご本人にとって有益かどうか難しいと感じていることも一つですね。

    私個人の好みの話になりますが、中高音に少し脚色を感じました。
    弦楽器で言うとヴィオラの高音から2ndヴァイオリンあたり、女性ヴォーカルの帯域の一部に少し質感が変わって艶が乗ってくるように思います。
    どの機器のキャラクターかは明確ではありませんが、スコーカーのフェイジングプラグが純正のものではありませんから(確かアルミ製が純正だったと記憶しております)、そのあたりの影響かもしれません。
    嫌な音がするわけではありませんし、女性ヴォーカルでは魅力の一つだと思います。
    狙って音づくりをされていると思いますし、楽しく聴けるシステムだと思いました。

    オーディオメインのオフ会(教授さんの所とかがそうなのですが)では、持ち込む音源も怪しさの度合いが何段階か高まります。
    そのあたりはモモンガさんのお宅での教授さん襲撃日記でということにしておきます(笑)

  4. 追記です。

    シセルは私も3枚はディスクを持っています。
    リレハンメル五輪のオリンピック賛歌でハマりましたね。
    歌声が知られたのは「タイタニック」かもしれませんけれども(笑)
    透明で温度感は高くないのに柔らかみを感じる不思議な歌声です。

    クラシック系は語りだすと長くなりますので、ここではあえて語らずということで(汗)

  5. fukuさん、お疲れ様でした。

    自分の感じ方と他人の感じ方はかなり違うものなんですよね。
    シセルは自分も気に入りました。ですが、自宅でMt.T2さんに聴いてもらったら評判よくなかったです。まあ、こんなものかと。

  6. fukuさん、当日の感想ありがとうございます。

    当日はfukuさんと二人であまりにマニアックな雰囲気を醸し出してしまい、ヒジヤンさんとMt.T2さんを置き去りにしてしまいました。(モモンガさんはなんとか付いてきてたかな?)

    >「オーディオ系音楽マニア」

    なるほど。指向はともかく、投資金額から言えば私は「クラシック系オーディオマニア」となるのかな?でも心の中では「オーディオ系クラシックマニア」なんですよね。実際にはこのあたり行ったり来たりしております。
    このあたりは本当に人それぞれですね。

    >中高音に少し脚色を感じました。

    おぉありがとうございます。確かにSignature800の純正のフェイズプラグはアルミ製で、現状は純銅製に変えております。アルミ製にすると中高域の美味しいところが面白くない音になります。重量で言うとアルミ製だと20gの重量ですが、この純銅製だと250g。B&W製SPの特徴的なNautilusユニットの重量の前後バランスを改善しています。

    Signature800発売当時のB&WのSPは、中高域の音がスコーカーの材質から連想されたのか「ケブラー臭い」とか色々言われていましたが、フェイズプラグの交換で結構抑えることが出来ます。(当時は色々なフェイズプラグが売られていて、ダイナの川又さんなんかは真鍮製の分割可能な製品を売ってましたね)

    >座る席によって、直接音と間接音の比率や残響成分の聴こえ方、部屋の反射の影響等、かなり変化します。

    これも面白い経験でしたね。過去の拙宅でのオフ会でも同様に直線上に3つの試聴席を設けたり、椅子の高さを調整したり色々やってました。実は椅子の高さはもう少し上がベストポジションなんですが、最近は高さ調整の台を出すのが億劫で、出さずに聴いているので今回も使用しませんでした。(ゴメンナサイ)

    あと、残響成分もそうなんですが、「倍音」についてはどう感じましたか?
    オーディオマニア的には「音数」とも言われますが、キチンと出ていましたか?

    それが出来るだけ分かるように冒頭で「合唱幻想曲」のピアノ部分を聴いて頂いたのですが・・・(基音だけの再生だとピアノの音の差が分かりにくくなります)

    >ご本人にとって有益かどうか難しい

    そうですね。そのあたりの見極めが難しいので、私も最近はあまり他の方のシステムを聴くことをしなくなっております。(30歳前後の若造だったときには関東圏や近畿圏のオーディオファイルな方々を訪問し、ご自慢のシステムを聴かせて頂きました。ですが、どうしても一言多いのが性分でして、訪問させて頂いた方に必要以上に踏み込んだ発言をしてしまったことがあります)

    ですが私の場合は酷評全然OKです。

    ウチのシステムも現状に落ち着いてからもう20年近く経ちます。その間に再生したディスクはクラシックが90%、ジャズ7%、ロック・ポップス3%というところで、あくまで私の主観ですが、部屋もシステムもクラシック向けに変貌しているのかなぁ?と感じています。また、Signature800も使用開始当初は本当にウーファーの動きが渋くて、使用開始から何年もかかってようやくウーファーがスムーズに動くようになったんです。

    あとはモモンガさんですね!!

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