まさか自分に襲ってくるとは思っていなかった。気づいたのは、「どうも2階から聞こえてくる物音が響いて聞こえる」と言うものだった。1週間ほど経っても、この違和感が収まらなかったので耳鼻科に向かった。そして診断されたのが、「突発難聴」だった。
最初の症状は、右の耳が響いて聞こえるだったが、次第に左の耳が詰まったように聞こえるようになった。聴力検査の結果は、〇が右耳で、×が左耳の聴力を示している。「左耳の聴力だけが落ちている」という結果だった。
5年ほど前にも、左耳だけ低音が聴こえなくなる難聴症状になったことがある。この時は、利尿作用がある薬を2週間ほど飲むことで治った。この症状は、「突発難聴」ではなく「メニエール病」というらしい。最初は以前の経験から、簡単に治るだろうと思っていた。だが、今回は違った。
「突発難聴」は、完治するのが1/3、回復はするものの聴力が落ちるのが1/3、治らないのが1/3と言われているようだ。最初に診てもらった耳鼻科でステロイド剤を処方されて1週間ほど経ったが、症状は悪化する傾向だった。医者からは、「1週間ステロイドを投与しても回復しないので、専門医に診てもらった方がいい」と言われ、近隣の「突発難聴センター」を併設する総合病院を紹介された。
突発難聴の治療は早い方がいいということは以前から聞いていたし、インターネット情報でも「4週間以上経つと回復は望めない」と言うようなことが書かれていた。だから急ぎ「突発難聴センター」に向かった。しかしながら、ここでの治療は8日間の入院治療が原則となっていると言われた。
悩んだ。8日間の入院は簡単に出来ないし、耳以外は元気なので、8日間もの入院生活には耐えられそうにない。だが、このまま左耳だけ聴力が落ちてしまったら、オーディオ趣味だけでなく、生演奏を聴く楽しみもなくなってしまうという恐れを感じた。日常生活でも、左耳だけ詰まった感じがして違和感がある。そこで、入院しなくとも出来る、突発難聴の専門的な治療をする方法を探した。
今は症状を感じてから約1か月が経つが、おおむね回復の兆しが見えてきた。まだ治療は続いているが、オーディオ趣味をするにあたって「耳は命」とも言えるので、自分の体験談や治療方法などを記録しておくことにする。症状や治療内容などはインターネットの情報に沢山出てくるので、目新しいものはない。だが、自分が耳の調子がおかしいと感じてから、回復の兆しが見えるようになるまでの1か月間は思い悩み、不安な毎日を過ごしたので、経験者の体験記録は1例でしかないものの参考にはなると思う。
次回は具体的な症状と3つの病院での治療、そして回復に向かう経過を書く予定。まだ治療中だが、次の日記を書くころには完治していることを願っている。


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ヒジヤンさん、こんばんは。
私も14年前に突発性難聴になりましたが、治らなければ仰る通りオーディオどころではなくなるので、精神的に不安定になっていた時期もありました。
私の場合、聴力検査(オージオグラム)で左耳が55dB以上というレベルまで落ちてしまいましたが、聞こえる音の不自然に気が付いて2日後に病院へ行ったせいか、幸い聴力は完全に復活しました。
聴力の復活自体は2週間程で治りましたが、左耳だけ特定周波数で妙な反響音が6年間残りました。(部屋の中で柏手を打つと、左耳だけ「ビーン」と残響音が鼓膜で発生します)
コレが厄介で、音楽を聴いていて、ルームアコースティックが原因なのか見極めるのに暫く時間が掛かりました。
突発性難聴を発症する原因の一つに、「蝸牛菅」という聴感細胞がある器官への血流が滞ると発症するので、治療は主に血流改善を行う方針になります。
血流改善でお勧めなのが、梅肉エキスです(次点で納豆)。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E6%A2%85%E8%82%89%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%B9/
梅は血流改善効果が食品内で極めて高く、場合によっては、脳血栓の際に使われるカテーテル用血栓溶解剤並みの血流改善効果もあると言われています。
これを濃縮した梅肉エキスだと更に濃度が高いので、一際効果が期待できます。
ただ、内容量300g程度で4000円しないモノは味がマズくて長続きしません。
※ただし、梅肉エキス、納豆は摂取過剰だと逆に体調を崩します
私はコレに、聴感細胞を活性化させるツボ押しを併用して聴力が復活しました。
あと、聴力が戻っても、後日に重度の耳鳴りが襲ってくる可能性が高いです。
私もコレに大分悩まされましたので。