Konade活用によるジャンル適合の多様化

日記・雑記
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自分のオーディオは、狭い部屋でもマーラーを豪快に大きく鳴らしたいとの思いから、15年の歳月をかけて取り組んで来たことは何度も書き記していることです。この取り組みもようやく卒業としたのが、2021年9月のことでした。「部屋が消える」 – 立体空間再生 の日記の中で宣言していました。

 

ですが、人の欲望は限りのないもので、目標が達せられると次を求めたくなるものです。そんな流れから、「クラシック大編成偏重型のサウンドからオールマイティ型にすること」が次なる目標となっています。

 

この目標に一歩近づけるために、元旦に三つの変更を加えました。左がやったこと、右がその後になります。

①スピーカー位置をリスニング側に8mm移動・・・ですが2日持ちませんでした。翌々日に元に戻しました。

②Konadeの位置調整 ・・・この方策の追い込みが今回の日記の内容になります。

③響きを抑えるべく、リスニングポイント後方のコーナー部の吸音追加・・・気に入っています。

 

Knadeは劇薬で吸引力がすさまじいです。開発者の小林さんもシステムに2個が限界で、それ以上付けると音がカサカサすると言われていました。ノイズ成分のみでなく、音楽信号をも吸収してしまうからですね。

 

更にKonade実験室では、これから発売される、「ピアノKonade」と「ヴァイオリンKonade」の効能を聴かせてもらいました。

・・・どちらも響きを抑えて楽器の音の芯が出る印象でした。不要な響きを整理するのがポイントだと思いました。

 

今回の「Konade活用によるジャンル適合の多様化」はこれの応用です。

 

元旦の調整は、どのジャンルにも合うように一つの配置に固定していました。下記の「ボーカル用配置」に近いです。ですが、音像型に近づけるべくスピーカー位置を8㎜動かした結果が気に入らずに元に戻したことから、「ジャンルの多様化」の取り組みが一歩下がってしまいました。そこで、「Konadeの配置によりジャンルの多様化」を図ることにしました。CD入れ替え時にワンアクションで変更できます。

 

<前回の日記より>

・バックパネルに近づけると、シャープな音となり、低音の量感も減る

・バックパネルから離すと、ふくよかな音となり、低音の量感が増える

 

この特性を応用しました。

自分が普段聴く音楽は、主にクラシックです。次にボーカル。ジャズもたまに聴く感じです。この三つのジャンルに合わせて、Konadeの置き方を変えることで、ジャンルへの多様化を図ります。聴くジャンルを変える毎の面倒さがないように、写真右側のKonadeだけで調整できるようにしています。

 

<クラシック配置>

・狭い部屋で大編成オーケストラを豪快に大きく鳴らすためには低音が大事です。地を這うような低音が部屋の床面付近いっぱいに広がる低音を求めています。N氏いわく「雪崩のような低音」と言われていました。

・このためには、Konadeの吸引力を低音に効かせてはなりません。そこで、Konadeはバックパネルから離した配置にします。

 

<ジャズ配置>

・ジャズでは低音の響きは邪魔になります。ウッドベースもドラムもキレのよい音が合いますね。ですから、Konadeはバックパネルに近づけて、低音の響きを減らします。

・質感を変えることは出来ませんが、量感、特に響きは減衰させることが出来ます。

 

<ボーカル配置>

・ジャズボーカルではウッドベースが膨らむと邪魔になります。ポップスはエレキベースが膨らむのは聴いてられないです。低音だけを考えれば、ジャズ配置と同じでようのですが、歌声(特に下の)厚みまで減ってしまい魅力が落ちるので、クラシックとジャズの中間の配置としています。

・自分はPCを使ってアニメも見るのですが、話し言葉メインの映像付きは、「中域の張り出した音」が一番ですね。

 

以上、「Konade活用によるジャンル適合の多様化」です。このアイデアはKonade試聴室で聴かせてもらったから浮かんだことです。惜しみないデモを実施してくれた小林さんに感謝致します。

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