FL管ディスプレイ。。。もとい、蛍光表示管の問題点

日記・雑記
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私がDELA N100を購入当日にバラしたのは、元々、オーディオ機材メーカーでは無かった故に、オーディオ的な定石を知らないのでは?と考えたからです。

確認した結果、ちょっとこれは・・・・と思うものが、FL管ディスプレイ周辺です。

ソース機器に多いFL管ディスプレイですが(一部、プリやパワーにも小規模ながらあったりする)、よく言われるのが、FL管ディスプレイがノイズ発生源であるという事。

これはバブル期から言われていたことで、特にCDプレーヤーとかではディスプレィ表示OFF機能があったり、これをOFFにすることで音質の劣化を避ける事は以前から行われていました。

今回のN100もディスプレィOFF機能が付いているので、まあ、ココは良いのですが、実はFL管ディスプレイは表示OFFにしても、機材の電源が入っているだけで蛍光体に電子を放出する回路がある一定のノイズを放出しています。

ディスプレィによっては、電源が入っている状態でディスプレィ基板に耳を近づけると、まるでスイッチング電源のような高周波音が確認出来るものがあります(対象室内の暗騒音が多いと聞こえない事も多々あり)。

メーカーもこれを理解しているのか、ある一定の価格のオーディオ機材においては、このFL管ディスプレイが放つEMI放射ノイズの影響を低減させる意味で、ディスプレイが付いているフロントパネルと内部筐体をビーム(梁)や遮蔽版などで隔壁構造を採っているモノがあります。

とあるメーカーでは、前者のEMI放射ノイズを対策した上で、さらにEMI伝導ノイズ対策に、ハーネスにフォトカプラー等で電気的に遮断しているモノまであります。

さすがに私のような素人レベルではここまで出来ませんが、出来る事はやっておきたいという事ですね。

そこでN100を確認すると、遮蔽目的のビームや隔壁が無く丸裸状態なので、ココの対策を考えます。

画像の通り丸裸状態、基板剥き出しです。

他のメーカーでは、10万円前後の機材でも隔壁構造や遮蔽版が取り付けられているモノもあります。

ただ、このN100の筐体構造からして、後々から隔壁構造を追加するのはコスト的に安価では済まないので、ドライカーボンで遮蔽する事を検討しています。

これこそ3D-CADである必要は全くないです。

厚みは指定すれば良いし、2Dで十分です。

問題は、如何取り付けるかです。

カーボンは、繊維層は導通性がありますが、エポキシ樹脂でクレープ構造(←厳密にはちょっと違う)になっているので、表面に導通性はありません。

表面平滑処理(テカテカでなくボコボコしてるヤツ)は、電気伝導性が残っている場合があるので注意が必要ですが。

 

カーボンの余談ですが、ノイズシールド目的にケーブル被覆にカーボンチューブを掛けるのを見掛けますが、結構な電気伝導性があるので、機材内部でやるのはお勧めはしません。

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